2024年12月2日【令和7年1月】より税務署の受付印が廃止に
今日は年内最後のTEAM MURATAX
(お客様の会)の日です。
福岡では今日が最後、そしてこれに続いて
12月中頃には大阪でも開催予定。
お客様を巻き込ませていただいて、
幸せの『わ』をどんどん拡げていきたいと
思います!
さて、本題です。
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■12月に入り、いよいよ年末調整が近づいて
まいりました。
そんな中、年末調整とは直接は関係しない
のですが、
令和7年1月から税務署内部においての大きな
取扱いが変わってくることがありますので、
今日はそのことについてお話を
させていただきます。
■結論から言えば、令和7年1月から、
従来もらえていた税務署の受付印が
もらえなくなるということなんですね。
<国税庁HPより>
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/onatsu/index.htm
こういったことに関しては、年末調整の
扶養控除等申告書に従来押印が必要で
あったのが、ここ数年でそれが廃止され、
また、社会保険関係の届出書に関しても、
押印がなくなっている状況です。
国の流れとしてDX化が進んでおり、
こういった手作業でのアナログの作業を
極力廃止していきたいという流れ
なのでしょう。
■しかしながら、基本的に税理士が
関与している場合は、
e-Taxにより電子申告をしていることか
と思いますので、
そういった場合においては、その電子申告
をした日付がデータとして残っているため、
それが税務署の印鑑代わりになりますので
ご安心ください、というところです。
■その反面、従来から書面で申告書などを
提出している方については、
税務署に申告書を提出したものの、
税務署からの申告したことの証明となる
受付印がもらえなくなるわけですね。
とはいえ、そうなったとしても特に
支障がないケースもあるかと
思うのですが、
何かしらの申請や登録などの際に、
『税務署に申告している証拠書類』を
求められることが、
今後も変わらずあるのではないか
と考えています。
■そのような際にどうするのか…ということは
十分に理解をしておいた方が
良いでしょうし、
それを避けるために、e-Taxにより申告
をするということも徹底したいかな
という感覚です。
…と言いながらe-Taxについては
マイナンバーカードによりある程度簡単に
申告することが可能となっています。
■そのような中で、書面での提出に税務署の
受付印がなくなるということは、
暗にマイナンバーカードを利用してe-Taxを
浸透させたいのかなということ、そして、
そのもっと前の段階で、マイナンバーカード
を作ることを必須ということにしたい…
という国の意向が垣間見えるような
気がしています。
■というわけで、
事実として令和7年1月から申告書への
税務署の印鑑が押されないということに
なりますので、
そのことは十分に念頭に置いて、今後の
対策を考えたいものです。
ただ当面の間は、税務署窓口にて、申告書や
申請書を受け付けた旨の書類を提示して
もらえるようです。
具体的なものについてはこちらの一番
最後の部分をご覧ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/onatsu/pdf/0023001-078.pdf
■結局のところ、税務署もこういった書類を
渡す手間がありますので、
余計に大変になるのではないかと
考えています。
そうなるとなおのこと、マイナンバーカード
の浸透というのが裏にあるのかな…
と思ってしまいますね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・令和7年1月から、税務署が申告書や
申請書に受付印を押すということが
なくなるというところ。
・e-Taxにより申告している場合は、
そのe-Taxでの申告自体が税務署に
申告した証明となるため、
今回のことは関係ないというところ。
・従来書面で提出していた方については、
こういった税務署の対応になっている
ため、
そのようなことを十分念頭に置き、
今後の対応を考えたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。