2025年6月26日事務所移転に伴う経営の思索
今日は午後から従来の高宮の事務所の 引渡しがありました。 約5年の間、この高宮の地で税理士事務所を 経営していましたので、 何とも感慨深いものですね。 さて、そんなことから 本日の本題です。 ================== ■私は2017年に開業したわけですが、 その当時は天神で事務所を 構えていました。 その後、新型コロナウイルスの 影響により緊急事態宣言に入った関係で、 一時的に事務所を自宅に移した という状況だったんですね。 ■しかしながらその後、 チームでリアルな場で仕事をしたい ということから、 現在の高宮事務所に転居したという 経緯がありました。 それが2020年の12月だったため、 約5年弱、この高宮の地で 税理士事務所をしていたという 状況です。 ■上述したように、 従来の天神事務所はコロナの影響 により廃止を余儀なくされた わけですが、 今回の事務所移転については、 決して事務所の規模を拡大する わけではなく、 逆に縮小する方向で動いたという、 どちらかと言えば消極的な動きです。 ■この縮小の背景には、 スタッフのリモート勤務の状況、 そしてリアル面談の実施が Zoomの面談に比べて減少してきた ことが挙げられます。 ■リアルの面談については、 福岡のお客様に限定されるわけですが、 ここ最近は福岡県外のお客様の方が 増え続けているという状況もあり、 あえて広い事務所を構えなくても良い ということになったわけですね。 ■そして何より大きいのが、 【賃料の削減をすることができる】 ということ。 上述したような環境下においては、 リアルな事務所を構える必要が あまりなくなったわけですので、 そこに大きなコストをかける必要は ないという判断もあったんですね。 ■正直なところ、この賃料はかなり 大きく削減することができており、 経営においては大きな決断では ありましたが、 かなり資金繰りが改善される ということが今後見込まれている 状況です。 ■いろいろと書いてはきたのですが、 こういった事務所については 本当に事務所が必要なのかどうか ということをまず考え、 その次には現状の経営のリソースと 事務所の広さが適切に釣り合って いるか、 また賃料と経営においての資金繰りを 考えた際に、 過大な賃料になっていないか ということを考えることが 大切であると言えます。 ■こういったことを思索せずに、 ただ単に拡大するためだとか、 現状に甘んじた状況で 事務所を構え続けているなどという状況 においては、 決して経営においての有効な投資活動と なっていないことが想定されるでしょう。 ■経営の環境は刻一刻と変化している ということから、 経営の戦略も当然のことながら 刻一刻と変化させるべきです。 変化に柔軟に対応するため、 経営として資金繰りまで考えた際、 どのような手を打つべきかということは、 常々考えておく必要があるというもの ですよね。
■私たちもこれを機に、 今一度経営の全体を見渡して、 経営の最適化をはかりたいと 思っているところです。 こういったことは、その都度できるだけ 短いスパンで見直すことが有用 であるため、 そのようなことを念頭において、 今一度自社の経営についての思索を 深めてみてはいかがでしょうか。 ================== 《本日の微粒子企業の心構え》 ・本日従来の高宮の事務所から退去して、 新事務所に移転という運びになった。 ・事務所のスペースや賃料と 現状の経営のリソースなどを勘案して、 適切に釣り合いが取れているか ということは、 経営において適宜確認すべきであろう。 ・こういったことは経営全般において 言えることであるため、 現状を確認し、経営のリソースに 合った投資活動や経営活動に なっているかということを 適宜検討したいものである。 --------------- 今日も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。