2025年8月13日経営における【キャパオーバーの改善】を考える
今日はキリ良くメルマガ2200号となりました!
今日は13日ということで、お盆初日です。
我が家でもお寺のお上人様に来ていただき、お盆の供養をしていただきました。
こうやって私たちが今ここにいるのも、ご先祖様のおかげ。
感謝の気持ち胸に、改めてさらに頑張っていきたいところです。
さて、本日の本題です。
経営者が陥りやすい「やりすぎ」の罠
多くの経営者の方とお話をする中で、少なからず「経営における取り組みが多すぎる」と感じることがあります。
経営において大切なのは、やらないことを決め、やるべきことに注力することではないかと、私は思うところ。
多くの場合、その経営においてキャパオーバーを起こしているように感じます。
私が考えるキャパオーバーの要因は次の3つです。
①ビジネスの構造自体が複雑で、利益につながりにくかったり、利益が得にくい仕組みになっている。
②複数の事業を営んでいて、一点集中できていないことによる不具合が出ている。
③現に営んでいる商売に無駄な部分や、本来的に不必要な部分が多少なりともある。
キャパオーバーが引き起こす具体的な弊害
例えば、飲食店と物販を共に営んでいて、手間がかかる割に利益率の低い物販が、飲食店経営全体の足かせになっているケースが考えられます。
また、メニューが多すぎて料理の提供に時間がかかるケース。
さらに、スタッフが注文を聞き、キッチンに伝える工程で工数がかかったり、
伝達ミスにより誤った料理を提供してしまい、信頼が低下してしまうことも考えられるかもしれません。
これらはキャパオーバーがもたらす典型的な結果と言えるのではないでしょうか。
解決策は「やらないこと」を決めること
こうした状況を改善するためには、今の事業で「やらないこと」を決め、「やるべきこと」を明確にすることが大切です。
そして、そのやるべきことが決まったら、徹底的に事業の中の無駄を省き、
場合によっては特定の業務自体をやめる決断も必要かもしれません。
日常業務は流れ作業になりがちですが、その中で常に
「どうすればもっと簡単にできるだろうか」
という問いを立てることがかなり大切だと、私は考えます。
<参考記事:2024年12月3日足すのではなく【引く経営】を考えてみる>
https://muratax.com/2024/12/03/8426/
この問いを持つことで、これまで見えていなかった新たな視点や解決策が見つかることは少なくありません。
経営者として、常にこの問いを立て、答えを探し続けることで、経営のスリム化と圧倒的な強さを見出していきたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営においては、やらないことを決めてやるべきことに注力するべし。
・複数の要因でキャパオーバーが起きていないか確認して、やるべきことを見極めたら、徹底的に無駄を省きたいところ。
・常に「どうすればもっと簡単にできるか」という問いを持って、経営の改善を図っていくべし。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。