2025年8月15日書籍から学んだ「ウェルビーイング」の経営について
今日はお盆最終日ですね。
昨日も書かせていただきましたが、今我々がここに居ることができるのは、
ご先祖様があってのことですので、感謝の気持ちを忘れないように、日々過ごしていきたいものです。
さて、本日の本題です。
書籍から見えたフィンランドの働き方
今日は、先日読んだ「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」という書籍について、感じたことをお話ししたいと思います。
日本において、働き方を本気で変えようとするならば、まずは制度や文化といった「体制」から見直す必要があるのではないか、ということを感じた次第。
ウェルビーイングを国全体で重視
フィンランドでは、国や社会全体で「ウェルビーイング(心身の健康と幸福)」を重要視し、その実現に向けた取り組みが徹底されています。
国民にとって、心の平穏と安定は何よりも優先され、これこそが幸福感の源泉となっているようです。
余談ですが、ウェルビーイングについては、こちらの株式会社FOLKEさんの投稿がすごく学びになりますので、ぜひご覧ください。
実際にお話しても、すごく素敵なご夫婦で、お二人に触れることにより、良い方向に人生観や価値観が変わるように思っています。
<株式会社FOLKE(フォルケ)桜子さんのインスタ>
https://www.instagram.com/hossakuraworld/
日本の現状とのギャップ
一方で、日本では残業が一種のステータスとなっているような場面もあり、
睡眠を削ってまで働くことで、自ら効率を悪化させてしまっているケースも少なくないように感じます。
フィンランドの取り組みには、具体的で興味深い事例がいくつもありました。
例えば、良い会議のための8つのルールが策定されていたり、
法律で「コーヒー休憩」が保障されていたりします。
また、仕事の場では肩書ではなくファーストネームで呼び合う文化があり、
これに関しては、実は私の事務所でも同じようなスタイルを取り入れています。
弊所でも名前でお互い呼び合うことで、自然と距離感が縮まり、
仕事の生産性も高まっている感覚です。
さらに、夏休みが1ヶ月以上あることも珍しくありません。
そこには「自然享受権」という概念があり、自然と触れ合える環境が整備されているとのことです。
まさに国を挙げて実現している仕組みだと感じますね。
結局のところ、フィンランドは国と社会をあげて働き方をバックアップし、ウェルビーイングを高めるための環境づくりを徹底しているんですよね。
心と体が健康であってこそ、生産性や効率性は高まる…
フィンランドには、その考え方が根底にあるようです。
経営者にできること
こうした考え方は、仕事に取り組む前の人生観や価値観の部分に深く関わってくるように、私は思うところ。
日本においては、社会全体を変えることは一個人の力では難しいかもしれませんが、
経営者であれば、自社の在り方や設計をゼロから立て直すことは可能です。
だからこそ、まずは「何を第一に大切にするのか」を明確にし、自社の在り方や設計を今一度見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・働き方を変えるには、まず体制の見直しから始めるべし。
・ウェルビーイングの充実は土台の部分であるため、経営者として自社の在り方をイチから設計し直すことを考えたいものである。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。