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トップページ ブログ > 税務について > 納税予測は【予定納税】を加味すべし!

2025年11月9日納税予測は【予定納税】を加味すべし!

今日は日帰りで妻の実家へ。

少々遠方ではあったので往復の運転にかなり疲れはしたのですが、義理の両親とも会うことができ、すごくリフレッシュできたなという感覚です。

親に会うことができる回数はどうしても限られてくるものですので、精一杯このような時間を作って家族みんなで過ごす時間を大切にしたいものです。

さて、本日の本題です。

確定申告前に押さえておきたい「予定納税」

確定申告が近づくにあたり、今年度の納税の予測を立てているという方も少なからずいらっしゃるかと思います。

今年度の納税は当然のことながら、一年間の所得税や消費税などを考えるわけですが、その際に考慮することを忘れてはならないのが「予定納税」なんですね。

予定納税については、所得税の場合、年間の納付する所得税が15万円以上となっていれば、その翌年に予定納税という形で年2回の前払いをすることになります。

<予定納税-国税庁HPより>

この15万円という数字は、源泉徴収の有無などによっても変わってくるものなのですが、ざっくりと年間15万円の納税が基準となると覚えておいてもらっておくと大丈夫です。

また、消費税については、これも軽減税率などが絡む関係であくまでもざっくりなのですが、年間の消費税で60万円という金額を基準に、翌年の予定納税があるかどうかが決まることになります。

確定申告で予定納税を忘れず控除する

そして予定納税は、それぞれの税金の前払いですので、年間の所得税や消費税の額から、この予定納税の額を差し引いて、最終的な確定申告で納付する税額を計算するというわけなんですね。

そのようなことから、この予定納税をした場合は、忘れることなく確定申告書にその予定納税の額を記載して、決して納付しすぎないようにしなければなりません。

予定納税の確認方法

では、この予定納税の額はどのように確認するのでしょうか。

ここで注意しなければならないのが、クレジットカードで納付をした場合、クレジットカード手数料も一緒に払っていることになるため、そのことを加味して実際の予定納税本体の額がいくらなのかということを把握しておかなければなりません。

というより、そもそもそのような方法で予定納税の額を把握する方法は適切ではなく、税務署より通知が来ている「確定申告のお知らせ」を見て、そこに書いてある予定納税の額を把握することが重要なんですね。

また、消費税については国税と地方税に分かれて予定納税が表示されているため、支払ったトータルの予定納税のうち、国税分と地方税分ということで分けて確定申告書に記載をしなければなりません。

そのような点も念頭において、的確に予定納税の額を確定申告書に記載して、決して納付しすぎることがないように心がけるようにしましょう。

翌年の資金計画に予定納税を組み込むべし

そして、この予定納税については確定申告をするタイミングで翌年の予定納税の額がわかるものです。

そのようなことから、翌年の資金予測を立てる際に、この予定納税で出ていくお金を加味して、抜かりなく資金計画を立てるようにすることも併せて心がけたいものです。

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《本日の微粒子企業の心構え》

・所得税や消費税には、予定納税という制度が設けられている。

・所得税は年間15万円、消費税は年間約60万円が予定納税が発生するかどうかの分岐点となる。

・確定申告時には予定納税の額を正確に把握し、納付しすぎることのないよう十分に注意したいものである。

・翌年の資金計画を立てる際は、この予定納税の支出も見越して、計画的に経営を進めることを心がけるべし。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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