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トップページ ブログ > 税務について > 【社会保険料】を損益予測に反映する

2025年12月5日【社会保険料】を損益予測に反映する

あっという間に今日は金曜日ですね。

今日はかかりつけの歯医者さんで、抜歯後のケアと通常の歯のクリーニングをしてもらいました。

どうしても痛みが続いているので、鎮痛剤も多めにもらったところ。
(痛みにもだいぶ慣れてきた・・笑)

そんなこんなの週末ですが、本日の本題です。

役員報酬を決める前に欠かせない「損益試算」

法人の決算が終わったあと、役員報酬を決定するために損益の試算をするという話をたびたび書かせていただいています。

<2024年10月9日役員報酬設定にあたっての【予算の考え方】>
https://muratax.com/2024/10/09/8244/

基本的には、役員報酬以外の項目をまず予算立てし、
その利益に見合う役員報酬を決定していくというのが王道かなと思います。

社会保険料は役員報酬設定の“落とし穴”

そして、この最終的な役員報酬の設定において注意したいのが【社会保険料】です。

社会保険料については、大きく三つのパターンがあります。

まず一つめは、従業員さんが入社した場合。

入社の場合は、この入社のタイミングから社会保険料が発生するため、
入社月から法定福利費を増加させなければなりません。

給与の等級アップ後にも社会保険料は変動する

二つめは、役員報酬や従業員の方の給料が社会保険の等級で二等級以上アップした場合です。


<参考-福岡県協会けんぽの社会保険料額表>

この場合、給料アップから3ヶ月経過後の4ヶ月目から社会保険料が変更となり、
そのタイミングで法定福利費も増加させる必要があります。

賞与にも社会保険料はかかる

そして三つめは、賞与を支給した場合です。

役員賞与であっても従業員賞与であっても、賞与にも社会保険料がかかるため、

賞与支給のタイミングで法定福利費を増加させることを忘れないようにしなければなりません。

法人負担の社会保険料は「約15%」

最後に、社会保険料については、ざっくりですが法人負担分が約15%あります。

この15%を見落とすと、特に従業員数が多い企業ほど損益予測に大きな誤差が出やすくなります。

損益の試算を行う際には、こういった法定福利費もしっかり加味して、

精度の高い試算をしていきたいものですね。

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《本日の微粒子企業の心構え》

・損益の試算においては、給与・賞与の他、社会保険料を加味することを忘れないこと。

・社会保険料の法人負担は約15%ほどあるため、試算の誤差を生む大きな要因となる点に注意すべし。

・社会保険料が発生するタイミングは複数あるため、正確な知識を持ち、誤りのない試算を心がけたいものである。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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