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トップページブログ > 税務について > 【事業用口座とクレカ】を分けることの意義

2026年1月28日【事業用口座とクレカ】を分けることの意義

水曜日ということで、週の半ばの日ですね。

今月も残すところ、わずかとなってきましたので、
償却資産申告書や確定申告の業務とともに、
通常業務も抜かりなく進めていきたいところです。

この時期は変なアドレナリンが出てて、
かえって危険で侮れナイン・・

さて、正気に返りつつ、本日の本題です。

事業用口座とカードは分けるべき?という永遠のテーマ

個人事業主の方についての多くの相談事として、

【事業用口座や事業用のクレジットカードを、しっかりと区分けすべきかどうか】

ということがあります。

結論から言えば、区分けした方が良いということにはなるのですが、

これは、税務の面と経営の面で、解釈が分かれてくるかなというところです。

税務の面では大きな問題にならない

まず、税務の面から言うとすれば、
個人事業主については、「事業主貸」や「事業主借」という勘定科目を使うことができるため、

結果としての損益さえ的確に間違いなく把握できていれば、
その納付する税額も適切に計算することができます。

したがって、たとえ口座がプライベート兼事業用であっても、

また、クレジットカードがプライベート兼事業用であっても、

そういった損益の把握さえできれば、税金を計算する上では大丈夫…というわけなんですね。

上述したように、「事業主貸」や「事業主借」という勘定科目を使うことができるため、

プライベートの支出は、単に事業主貸や事業主借で処理してしまえば良いということ。

これが、まず税務の考え方です。

経営の面からの視点

次に、経営的な視点で見ていきましょう。

経営的な考え方としては、
経営において、「その事業で儲けが出ているかどうか」を把握することは、何より重要ですよね。

そのような中で、この事業用とプライベート用が、
同一の口座や同一のクレジットカードで共有されている場合においては、

実際の現金の動きを見たところで、事業とプライベートがごちゃ混ぜになっているわけですので、

【実際に事業で儲けたお金が見えにくくなる】

ということが想定されます。

逆に、この事業用口座と事業用クレジットカードを、明確に区分けすることにより、

事業用のクレジットカードで決済した経費を、事業用口座の引き落とし口座とすることで、

事業用のクレジットカードを利用して経費として利用したものが、

事業用口座から引き落とされるということになります。

その結果、実際の経費と、そこから支出される口座が、事業用同士で紐づけられることになりますので、

「儲けの感覚」をつかみやすくなるんですね。

これが、口座とカードをしっかりと区分けするメリットかなというところです。

話をややこしくする犯人は「家事按分」

そして、このテーマで複雑なのが、
「家事按分が関係する経費」が出てくるからなんですね。

家事按分とは、プライベートでも事業でも、どちらにも共通する支出で、

電気代や車両費などが、その代表的なものです。

場合によっては、自宅兼事務所の家賃も、そうですよね。

こういったものに関しては、家事按分を通じて事業用分のみ経費にしていくということになるわけですが、

ここは、事業用口座から引き落とすのか、プライベート用口座から引き落とすのかということは、

最初のルールとして、決めておく必要があるというところでしょう。

このようなことを考える際に、マネーフォワードなどのクラウド会計を利用している場合においては、

そのデータを連携しておくことができるため、ひとまず、事業用口座として連携して、これを登録し、

最後に、家事按分としてプライベート分をそこから除外していくということが、やりやすいかもしれません。

<マネーフォワードクラウド>
https://biz.moneyforward.com/

また反対に、プライベートの口座やクレジットカードを連携させて、

その口座やクレジットカードのうち、事業との兼用分だけを仕訳として登録して、

最後に、家事按分で抜いていくというのも、また考えられる方法でしょう。

このような方法があるのですが、
その方の感覚により、どちらの方がやりやすいかということが変わってくると思いますので、

家事按分の論点については、このような視点を持って柔軟に対応しておけば良いでしょう。

やはり原則は「区分け」が最適解

何はともあれ、たとえ個人事業であっても、

原則として、事業用口座と事業用クレジットカードは明確に区分けしておいた方が、

実際の現金の流れをつかむ上で、大変わかりやすいかなというところです。

何より、「現金は経営の血液」とも言える存在であるため、

やはり、こういった現金の増減の感覚と、実際の儲けの感覚は、

極力一致させるようにした方が良いものと私は考えます。

そのようなことから、ぜひこの事業用口座と事業用クレジットカードを明確に区分けして、

儲けを可視化すべく、また、現金の流れをつかみやすくすべく、

会計の立て直しをしてみてはいかがでしょうか。

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《本日の微粒子企業の心構え》

・事業用口座と事業用クレジットカードを区分けするかどうかという命題は、永遠に出るものではあるが、原則として、区分けした方が利益や現金の流れをつかみやすいものと心得ておくべし。

・家事按分の論点が入り、判断が難しい部分もあるため、自分にとってしっくりくる方法で、この家事按分の経費を事業用とプライベート用とのどちらを会計に紐づけるかを、考えたいところである。

・「現金は経営の血液」とも言える存在であるため、極力事業用口座と事業用クレジットカードを明確に区分けし、現金を見える化して、経営の状況を的確に掴んでいきたいものである。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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