2018年4月23日クレジットカードを切るスピードは経営の行く先を左右する~経営者の時給を考える~
「結局は時間のムダです。」
事業をしていると、どうしてもその事業に必要な買い物をすることになります。
その際に、資金繰りを考えると現金払いよりクレジットカード払いの方が優れていると言えるでしょう。
ただ、このクレジット払いに関して、ムダな時間を過ごしていませんか?
おはようございます。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.ポイントが曲者
そうなのです。
クレジットカードと言えば、支払いが遅くて済むと言う面よりも、
目が行きがちなのがそのクレジットカードを使用したことによるポイントの付与。
クレジットカードで支払った金額に応じて、ポイントが付与される。
場合によってはキャンペーンなどで、【対象の店舗の対象の商品を買うとポイント大還元】なんて言うことも。
特に、代表的なところで言うとAmazonと楽天。
アマゾンのカードと楽天のカードを両方持っている際に、
☑ どちらでキャンペーンをしているか
☑ どちらが送料が無料か
☑ 結局のところ送料とポイントを考えてどちらで買った方が有利か
といったことを悶々と考えてしまうことも多いのではないでしょうか。
2.自分(経営者)の時給を考える
経営者たるもの、
自分が一番の営業マンであり、マネージャーでもあり、
自分が一番のプレイヤー(労働者)でもある
ということが多いのではないでしょうか。
もちろん、ある段階を超えた経営者であれば、自分がプレイヤーであるという立場超えて、
マネージャー…つまり経営に専念しているという状況もあるでしょう。
・プレイヤーであれば、自分が動いた時間があるからこそ、仕事が取れる。
・マネージャーであったとしても、
自分の思考・・・つまり頭脳を働かせる時間があるからこそ、
新たなビジネス展開や経営方針が定まり、結果として経営成績の向上に寄与する
ということが言えるのではないでしょうか。
そういうことから考えると、
経営者の時給こそが、一番高価なもの
と考えられます。
そういうことを考えると、
クレジットカードのポイントや送料無料で、実際にどちらの方が有利かなどと考えをめぐらせることに時間を取られてしまった結果、
経営者自らの時間を奪ってしまうということになり、
時給での損失を考えると正に大損害。
経営者の時給は、何よりダメージが大きなもの。
そうなるとクレジットカードの話であっても、
数千から数万円の単位で変わるものでなければ、あえて時間をとって考える必要がないとも言えるのではないでしょうか。
そもそも買い物に関して、経営者自らが介入するということでなく、
【従業員に任せる】ということも選択肢の1つとしてあるのではないかと思います。
そうすると従業員の時給のみを消費するということにとどまりますので。
そんなことを、偉そうに書いているわけではありますが、
先日事務所の備品を購入する際に、
まさにアマゾンか楽天かということで悶々としてしまい、大後悔をしたわけです。
どうか皆様は、私の二の舞にならないように、しっかりと経営判断をされてくださいませ(汗)