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トップページ ブログ > 税務について > サラリーマンを辞めた後は、翌年の税金に要注意!!

2019年8月9日サラリーマンを辞めた後は、翌年の税金に要注意!!

「翌年の税金に注意して下さいね。」

今日は、退職してフリーランスになるという方からの税務相談。

内容としては、退職した翌年の税金の試算をしてほしいとの事だったのですが、

結果として相談料を圧倒的に上回る、お金が残る方法をアドバイスさせていただくことができました。

 

こんばんは。

福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、

税理士の村田佑樹です。

(旧ブログはこちら

 

1.怖いのは住民税と国民健康保険料


給料をもらっている方が注意しておくべき税金などの種類としては、

・所得税

・住民税

・健康保険料

・国民年金

といったものが挙げられます。

所得税は年末調整で関係しますし、国民年金は収入にかかわらず一定金額ですので、そこまでのダメージはありません。

(ちなみに国民年金については、市区町村に免除の申請をすることにより、前年度の所得によっては一定の金額を免除してもらうことができます。)

怖いのは、退職した翌年の6月に通知がやってくる住民税国民健康保険料なのです。

2.住民税は避けようがない


住民税については、前年の所得に応じてどうしてもかかってきてしまうものなので、ある意味避けられようがありません。

ただ、計画的にふるさと納税などをしていれば、翌年6月に来る住民税から一定額が差し引かれます。

とは言え、結局は退職した年度にふるさと納税をすることにより、翌年に来る住民税の前払いをしているに過ぎません。

ただ、地域の特産物が2,000円だけの自己負担でもらえるとなると、その分はメリットですね。

3.国民健康保険料は場合によっては下げることも?


退職した人の場合、退職の特権で、退職日から一定の期間内に申請することにより、

【任意継続】という制度を選択することが。

任意継続とは読んで字のごとくなのですが、自らの意思によりその会社で加入していた健康保険に継続して加入すること、ということになります。

ただ、任意継続で注意すべき点は、

会社員時代は健康保険料を自分と会社とで半分半分払っていた、つまり折半だったわけですが、

この任意継続になると今まで会社が負担していてくれていた半分の分も、自らが払わなければなりません。

要は、自分が保険料の全額を払わなければならないわけですね。

そして、この任意継続の健康保険料は、退職した時点の収入によって金額が固定されることに。

また、最大退職日から2年間、この任意継続の制度が使えることとなります。

なぜ、今までの倍の金額の保険料を払わないといけないのに、この任意継続を検討する余地があるかと言うと、

簡単に言えば、国民健康保険料が結構高いから、ということ。

退職した年に給料が高ければ高いほど、翌年の国民健康保険料の負担が増えるわけです。

このようなケースの場合、たとえ今までの倍の健康保険料を払ったとしても、国民健康保険料に比べると負担が少なくなるケースがあるわけですね。

4.さらにその翌年は、国民健康保険に戻すことも検討


先にも述べたように、任意継続の保険料は退職した時点の収入により固定されます。

その一方で国民健康保険料は、前年の収入に応じて決定してくるわけですね。

そこから考えると、

退職した翌年に収入が少なければ、逆に国民健康保険料の方が有利になるいうことが多くあります。

そうなると、この時点で任意継続を打ち切った方が、トータルで支払う保険料としては安くなるというわけなのです。

そして、多くの場合国民健康保険料は【6月から5月までが年度】となっています。

とするならば、

5月までは任意継続の制度を利用し、6月にあえて任意継続を取りやめることによって、国民健康保険に切り替える
という手続きを採ることが最善策となりうるわけですね。

このように、たとえ退職した翌年に全く収入がなくても、その退職した翌年には住民税と国民健康保険料の負担が多くのしかかってきます。

したがって、退職を決めたらまずこの住民税と国民健康保険料の試算をしてみましょう。

場合によってはふるさと納税も使えますし、任意継続の方が有利になる可能性は大いにあります。

今日ご相談受けさせていただいた方は、2年間のトータルで50万円程健康保険料が浮いてくる計算になりました。

すごくラッキーですね(笑)

お金の事は知っているのと知らないのとでは、大きく損得が出てきてしまいます。

しっかりと考えた上で、最善の行動を採っていきたいものですね。

 

仕事上、結構デスクワークが多いため、体がガチガチになってしまいガチ(汗)

そこで、定期的にストレッチを受け、筋トレをするのですが、筋トレはどうしても長続きしないのです

そして、久々に筋トレをするとその翌日もそのまた翌日も激しい筋肉痛に襲われます。

筋肉痛を予測して、毎日数分筋トレをすれば良いものの、どうしても翌日に来る筋肉痛に悲鳴をあげるという事件が後を絶ちません

予測はしているものの、キチンとした行動を取れていない・・・

納税の準備と同じく、来たるべき老後に備えての筋肉の準備もしっかりしておくに越したことはないですね(汗)

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