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トップページ ブログ > 人間関係 > 猫の島に見る、仕事の本質

2019年8月17日猫の島に見る、仕事の本質

「うちでしたらええよ。」

お盆休みを利用して、

家族で相島(あいのしま)へ。

ここで忘れかけていたものを、思い出すことに。

 

こんばんは。

福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、

税理士の村田佑樹です。

(旧ブログはこちら

 

1.相島(あいのしま)は猫の島!


福岡では猫で有名な相島。

そしてうちの長女は自他共に認める動物好き。

かなり急な思いつきでの出発だったのですが、

長女はすごくすごく楽しみでたまらない様子。

それはそうですよね。

至るところに猫がいるということで有名な島なのですから。

島へ渡るフェリーの出発から、猫ちゃんが早速お出迎え。

2.猫を通じて結ばれる猫と人との愛


猫の島というだけあって、多くの猫好きな人がこの相島に渡航していたようです。

皆さん笑顔で、猫を触る、なでる、くすぐる(笑)

猫も不思議とすごく人慣れしているようで、かなり人懐っこい子達ばかりでした^^

観光客がひっきりなしに来るので、まぁそりゃそうなのかなとも思いますが

  

3.相島は愛の島だった


途中、遊ぶことだけに無我夢中の次女が、急に尿意を催した様子。

「おしっこはない?」

その問いかけに返事すらせず、いろいろなところに縦横無尽。

急に尿意を催した際には、近くにトイレはなく、仕方なく島の人にトイレのありかを聞くことにしました。

「すみません、ここから一番近いトイレはどこになりますか?」

「うちにおいで。うちでしたらええよ」

と、島のおばあちゃん。

えー!!

さすがにそれは

という気持ちになったものの、遠慮なく借りることに。

そして帰りには、ゼリーまでプレゼント

一瞬にして子どもたちの心を鷲掴みでしたねー。

ゼリーでも心を掴まれたわけですが、

我々大人もその心からの愛に大きく胸を打たれました

だって、福岡の都市部で生活していて、こんな事はまずありませんから・・・

そして、そのトイレの帰りに、住宅街の細い道を通っていいのかと思いながらも、そろそろと家族5人で通ることに。

狭い道で前から来る人相の悪いおじさん。

近づいてくるなり、

「いらんね!?」

へっ??

こわい

「とまとぉ、いらんね!?」

とまとー?

あっ、トマト??

と、瞬間的に多くの自問自答が脳内を駆け巡ります。

と、そのおじさんは、手押し車の下からおもむろにトマトを取り出し、三女にプレゼント。

まぁなんて優しい人なんだろう。

三女は、このおじさんはとまとをくれた!との事実だけを認め、おじさんに百万ドルの笑顔をプレゼント。

人相が悪いことも手伝って(失礼かもしれませんが)、

トマトを手渡していただいたときの少しの笑顔が、まるで天使のようでした。

何度も言いますが、我々の住む福岡市の都市部では、なかなかこんなことはありません。

「人が来たら警戒せよ」

などという教えが普通になされている日々。

これでは、子どもたちも人に対して警戒心ばかりが前に立ち、本当の人の愛というものを感じることができないでしょう

そして、私自身が最近口を酸っぱくして言う「相手の立場に立って」という姿勢が、相島の人たちには自然と備わっているような気がしました。

トイレを聞かれた時は、どんなに相手の立場に立ったとしても、良くて一番近いトイレまで連れて行って差し上げる、といったところまでではないでしょうか?

まさか、自分の家のトイレを貸すなんて思いもよらないことですよね。

でも、この島の方の姿勢に、仕事の本質を見いだすことができました。

これぞ、相手の立場に立っている、相手の潜在ニーズに入り込んでいる、まさに愛のある行動ではないでしょうか?

ただの家族旅行として行った相島だったわけですが、すごくすごく大きなものを持って帰らせていただいた気がしております。

自分自身も、お客様にとって圧倒的に相手の立場に立った仕事をしていきたいなぁと心を突き動かされた、今回の旅でしたにゃあ。

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