2019年8月20日失うからこそ得られ、敗れるからこそ勝てる。これぞ【失敗】である。
昨夜は、長女が通うスクールのミーティングの日。
先生と保護者、先生と子どもたちの距離がかなり近いこのスクール。
仕事から離れ、この場に来ると、なんだか原点に帰ったような気がします。
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.長女へのサプライズが
昨夜はミーティングが終わり、その後先生、保護者、子ども達みんなで夕食にバーベキューを。
そのバーベキュー終わりに、なんと園長先生がうちの長女のために誕生日ケーキを作ってくれていたのでした。
こういった温かく粋な計らいはすごく嬉しいものです。
2.自ら感じたものこそ価値がある
このスクールでは、子どもたちが自分たちでいろいろなことを話し合って決めて、行動していくというスタイル。
その日にする活動はもちろんのこと、給食のメニューまでも自分たちで考えます。
活動の中で、子どもたちが喧嘩をすることも。
ただ、先生たちはその喧嘩を見守りながらも、良い意味で放っておいてくれます。
子どもたちも、何か理由があって喧嘩をするはず。
とするならば、それが大人の意思で止められたとしても、子どもたちは納得いかないことでしょう。
それよりも、
多少怪我する事はあっても、子どもたちが喧嘩を通じてお互いの妥協点を探り、
徹底的に喧嘩というものを通じた議論をし、お互いの考えを尊重し合う
といったことを経験すること。
このことが結果として、貴重な体験につながっているわけです。
3.経営においてはスタッフにも同じことが
このことは私がよく記事に書かせていただくのですが、
経営においてスタッフを雇用してスタッフに仕事をしてもらう場合にも言えることではないでしょうか。
もし経営者である自分がスタッフの身になって考えたとき、
思わぬミスをして失敗した際、経営者からそのことを咎められたらどのように感じるでしょう?
もちろん、スタッフである自分が思い違いなど自らの気がつかないところでのミスをしていた場合、第三者に知らせていただく必要があるでしょう。
ただ、もしスタッフ自身の自覚があり、その上での失敗であったとしたならば、あえて第三者が介入すべきことではないはず。
例えば、約束の時間を勘違いして、約束より30分遅い時間に目的地に行ったとしましょう。
もちろん、この事はよくないことですし、注意されても仕方がないこと。
その事は本人が十分に承知しているはず。
それなのに、さらに上司や経営者からこのことを咎められたとしたら、どのように感じるでしょうか?ということなのです。
このような場合、あえて何も言わないということも、スタッフのためであるのではないでしょうか。
スタッフも、30分遅刻したことを通じて、次回からはどうすればこのような捉え違いがなくて済むか、ということを考えることになるでしょう。
スタッフの誤ちは、よほどのことがない限り徹底的に大目に見て、許してあげましょう。
許すことは愛するということ。
スタッフもそのことは肌感覚で感じてくれるはずです。
4.経営者も自らを許すべき
かく言う、経営者である私自身も、自分のことを徹底的に許しています。
過ちを許すことで、そこから改善策や発展した考えが生まれ、それをどんどん繰り返すことによってより高いレベルの意思決定が可能となることに。
これは少しスタッフのミスを許すという事は視点が違うものではありますが、
経営者が自らのミスを許さないこととなってしまうと、新たなチャレンジが一切できなくなってしまうのです。
そのことは、経営の停滞を意味します。
経営者たるもの、慎重かつ大胆に、ある程度の痛みは覚悟して、前に進んでいかなければなりません。
そのような経営者の背中を見ているスタッフは、失敗してもいいんだという気持ちにすらなるでしょう。
どんどん失敗を喜んで受け入れて、スタッフ、お客様とともにグン!と成長していきたいものですね。