2019年8月26日客が欲しいもので、客は満たされない
「なんか話しにくいんですよね。」
私の周りで意外と多い、この言葉。
いったい何だと思いますか?
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.税理士と経営者の間の見えない壁
これは、少なからぬ経営者の方との会話の中で出てくるセリフ。
何を隠そう、今契約している税理士に対して思っていること。
私自身が税理士である身として、他の税理士のことを悪く言うつもりなど毛頭ありません。
ただ、経営者の声として、税理士と顧問契約をしているにもかかわらず、
なぜか税理士とは話しにくいという事実があるようです。
2.税理士の見えない役割とは
このことは、私自身が勤務時代を通じて感じていたこと。
そう、税理士と経営者との間に何かしらの壁があることに気付き始めたわけです。
私自身が経営者として最近感じていることなのですが、
経営者となって初めて、経営者の孤独さを知ることができました。
税理士というものは、良くも悪くも会社の財布を預かるもの。
とするならば、経営者にとって最大の身近な存在であるべき。
にもかかわらず、その税理士との間に何かしらの壁があるとしたら、それはかなり大きな障害であると言えるでしょう。
会社の財布を預かる者としての税理士は、経営者の一番身近な存在であるべき。
もちろん税理士は税務の専門家ではあるのですが、
会社の財布を預かっているという事実から考えると、経営者の心底信頼する対象であるべきなのです。
とするならば、税務以前に
経営者との信頼関係を構築すること
がまず第一の仕事でしょう。
事実、私自身が独立開業して経営者との信頼関係の構築を最重視して仕事を進めてきました。
その結果、大変ありがたいことに
紹介が紹介を呼んで、顧問のお客様が増え続けている状況。
まだまだ私自身が最大にお客様に対して最大限貢献できているとは思っていませんが、
お客様がお客様を紹介してくださるということは、私のことを多少なりともよく思ってくださっているはずなのです。
何度も言いますが、税務の技術が評判を呼んで顧問のお客様が増えているわけではありません。
税務のことなど、手法などは限られており、税理士によって劇的に状況が変化するということは考えにくいもの。
とするならば、お客様の見えないニーズ…すなわち
潜在的な欲求を掘り起こして差し上げて、それを目に見える形で提供させていただく
ということが、お客様に対しての真の価値提供であると言えるでしょう。
お客様が求めているものは、本当にお客様にとって必要なものなのでしょうか。
お客様が求めているものの、その先にあるものこそに価値がある。
常に、お客様に対する最大の貢献を視野に置いて、経営していきたいものですね。