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トップページ ブログ > 経営のこと > 【三人称】こそ経営者が持つべき視点

2019年9月14日【三人称】こそ経営者が持つべき視点

「相手の立場に立って考える」

私自身が大切なものとして語らせていただいていることのひとつに、

この言葉があります。

 

こんばんは。

福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、

税理士の村田佑樹です。

(旧ブログはこちら

 

1.本当の【相手の立場に立って】いる状態とは


正確に言うと、この表現では足りておらず、

「相手の立場に立って考えている自分自身が、本当に正解か?」

ということを考えて初めてその真実に近づくことに。


私が好きな本に、経営コンサルタントの石原明さんの
【すべてが見えてくる飛躍の法則】

というものがあるのですが、

この副題が、
「ビジネスは〈三人称〉で考える」

英語でよく出てきますよね。

この【人称】という概念。


石原さんがおっしゃっているのは、

・陶芸家や職人さんが作品と
向き合っている状態が【一人称】

・お客さんに対してモノやサービスを
販売している状態…
つまり自分と相手とが
存在している状態が【二人称】

・そして、自分と相手がいて、
それをあたかも有体離脱して
その二者を見ている自分が
存在する状態を【三人称】

と表現しているのです。

(かなり前に読んだ本ですので、
表現が異なる部分があるかと思いますが…)


私が思うに、「お客様の立場に立って考えている」というのは、

上記で言う【二人称】の状態。

つまり、これだけでは到底足りず、この状態をさらに上から見て、

自らがどう考えているか、そして相手がどう考えているか、

ということを俯瞰的に見ることができている状態こそ、

ビジネスを考える上であるべき姿である
【三人称】
である

ということではないかと。


石原さんは、

この【三人称】こそ、経営者が持つべき視点である

ということをおっしゃっています。

2.三人称は全ての基本


例えば、小学校の先生が子どもの宿題を採点する際、その子どもと向き合い、

誤っている漢字を赤ペンでバツをつけるという行動。

これはいたって普通で、自分と相手(先生と生徒)とがいる状態…

つまり【二人称】

さらにこれを【三人称】として考えると、

この状況を上から、先生が見ている状態になります。

つまり、赤ペンでバツをつけている先生。

赤ペンでバツをつけられているのを、ただ見つめている子ども。

そして、この先生と子どもの「行動」や「感じている」ことを、

俯瞰的に見つめている先生自身の存在。


上から眺めてみて、これが正解なのかどうなのか、ということを考えていくということが、

【三人称】である

と言えるでしょう。


この状態に至って初めて、

本当の「お客様の立場に立っている」

ということが実現できている

ものと思います。

******************************

今日は祖母の四十九日の法要に、行って参りました。

私は無宗教ではあるのですが、お寺の住職様のお話で、

「仏様と私との間には52段の階段がある。
そして、この一段一段を昇っていくことはすごくすごく難しいこと。

例えば、最初の一段は「嘘をつかない」ということを達成すれば昇れるもの。

そして次には「怒らない」ということを達成すれば昇れるもの。

なので、一段一段は普通の階段とは違い、昇ることがすごく大変なものなのです」

といったことを聞かせていただきました。


これこそがまさに、「三人称の視点だなぁ」と思ったのです。

【嘘をつかない】にしろ、

【怒らない】にしろ、

これは自分と相手との関係だけでなく、その関係を客観的に俯瞰して見ることができて初めて

実現できることだよな、

と思わされました。

結局のところ、ビジネスにおいても人生においても、

自分の感情をうまくコントロールし、相手の立場に立って考える

ことこそ、すべての根本である、

ということなのでしょうね。


今日の祖母の法要で、そんなすごくすごく大切なことを学ばせていただいた気がします。

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