2019年10月26日【保育】から学ぶ、【経営における目標設定】の仕方
【本日の活動】
・保育園の保育参観
・昼からは相続税の申告と
法人の決算対策の仕事
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
■ 今日は次女と三女が通う
保育園の保育参観へ行ってきました。
この保育園の保育スタイルとして、
基本的に
【自分で考えて行動する】
というものがあります。
次女は絵本を読みたかったようで、
自分で読みたい本を選び、
空いている席に座り読書。
三女は、牛乳とおやつを
どうしても食べたかったようで、
自分で準備して飲食。
なんとも微笑ましい光景でした(笑)
ただ、自分が食べるだけではなく、
周りにいる友達の分も、
クッキーを取り分けて、
そのクッキーにジャムを塗り、
その周りのお友達に
振る舞っていました。
我が家では見ることができない
三女の行動には、
いろいろと驚かされるとともに、
しっかり社会の中で
生活しているんだなぁと、
なんとも嬉しい気持ちに
なったものです。
■ さて、保育参観の後は、
恒例行事ともなっている
園長先生の講話があります。
毎回のことなのですが、
その講話にすごく感動したので、
今日はその講話のことから
話を続けていきたいと思います。
基本的に、
子どもに指示をするということは、
子どものやる気をなくしてしまう
という障害につながってしまうことに。
子どもと言えども、一人の人間。
子どもに何らかの技能の習得を
させたいと思うとしたならば、
まず子どものやる気を引き出し、
そこから子ども自身が集中した結果、
物事の習得につながるとのこと。
つまり、
親自身が指示をしていくのではなく、
子どもにしっかりと自由を与えて、
その自由の中から自分でとるべき
行動を決定し、
自ら動いていくことこそが重要である
とのことでした。
■ とは言うものの、
ただ自由というだけでは、
いろいろと問題が出てくるもの。
自由の裏には必ず
【規律】
というものも必要である
ということですね。
今日の講話では、
そのことについて、
我々親の常識が覆されるような
ことを園長先生から
教えていただきました。
「自由を与える際は、規律が前提であり、
その規律の上に自由がある
と思っていたのですが、
最近子どもたちの姿を見ていたら
それは違うと思ってきたのです。
子どもたちの自由を保障してあげる
ことによって、
その中から自然と規律が生まれ、
その規律があることによって、
自らの行動を抑制する
ということにつながり、
それが結果として
他との調和につながることが
わかってきたのです。」
とのこと。
■ 我々夫婦間で、
子どもの自由を認めてあげたいものの、
ただの自由は【放任】につながるよね…
という悩みがずっとありました。
現に、ただ子どもたちに
自由にさせている状況では、
家の中が散らかってしまい、
食事をする姿勢なども、
決して良いとは言えないことに
なってしまっているという
現状があります。
これを解決する手段として、
【子どもにとっての見本となるような
生活を大人自身が心がけること】。
そして、
【子どもが自分のやる気を発揮できる
ような環境を大人が作ってあげること】。
といった、子ども視点ではなく、
あくまでも大人の行動によって
子どものやる気を引き出させる環境を
整えてあげるということこそが
重要である
ということだったのです。
■ ズドン!と稲妻が落ちたような感覚…
その道の専門家のおっしゃることは、
本当に学びになりますね。
このことは、経営における
【目標設定】
においても、
極めて重要な学びであるように
思います。
昨日の記事にも少しつながるのですが、
目標設定をするにあたっては、
自分がその道の専門家である
といった前提や、
その他のいろいろな
制約条件を取っ払って、
まずは目標を作るべきなんだなぁ
と思った次第。
上記で言う子どもたちと同じように、
大人においても初めての経験というものは
避けられないものであり、
子どもと大人で
たまたま経験するタイミングが異なる
だけなんですよね。
そうであるとしたならば、
大人自身もやはり
【まっさらな状態】
に立ち返って、
そこから自分の目指すべき道、
人生においての意義を明確に見出せる目標
を掲げていくということが
大切だと思うのです。
■ 結局のところ、
自らで設定している制約というものは、
これまでの人生において、
自分自身が経験したことをもとに、
勝手にブレーキをかけているように
思えてなりません。
せっかく専門の資格を取ったのに、
目標を掲げるにあたって、
その資格が逆に邪魔をしてしまう、
などということは往々にしてあるもの。
まずは、自分が
【生まれたての赤ちゃん】
であるがごとく、
これまでのことを一旦全て忘れて、
魂が揺さぶられるような
目標を掲げていくこと。
このことこそが、
自らの経営のベースを整えていく上で、
極めて重要なことであると言えます。
■ 子どものことで言うと、
私の忙しさにかまけて、
子どもが散らかしたものを
そのままにしていたり、
ついつい立ったままもぐもぐして
しまっていたり…(汗)。
こういった
【ものを片付けない】、
【お行儀の悪い態度でご飯を食べる】
…といった親である私の行動を見ると、
そりゃあ子どもたちも
そうなるだろうなぁと思わされ、
今深く猛省しているところです。
公私ともに、
これからの行動を大きく変えさせて
いただくきっかけとなった、
今日の講話でした。
『いい話だったなぁ。』
で終わらせるのではなく、
しっかりと今後の行動に
活かしていかないといけませんね。