2020年2月23日今日は【納税】について考えてみます。
【本日の活動】
・始発より前に自転車出勤
・確定申告業務をただひたすらに…
・今日は早めに記事の執筆(!)
おはようございます。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
■昨夜は、記事にも書かせていただいたような
固定電話ショックのこともあり(汗)、
いつもより早めに帰宅し、
少しだけ家族との時間を
過ごすことができました。
そして今日は早めに起きて、
自転車にて5時半ごろ出勤。
良いスタートダッシュを切ることに成功。
その流れに乗って
確定申告業務を進めることが
できています。
■さて、唐突ですが、
今日は何の日かご存知でしょうか。
いろいろな記念日にあたるのかも
しれませんが、今日は
【税理士記念日】
という日なのです。
あまり知られてはいないのでしょうが、
簡単に言えば、
税理士の関係の法律が制定された日
ということになります。
税理士でも結構知らない人がいますが(笑)。
この日を通じて、国民の皆様に、
適正な納税等についてしっかりと
税理士が周知すべきであるという
ことなのでしょう。
今日はそんな税理士記念日のことから、
話を続けていくことにいたします。
■よく税理士として
税務相談に乗らせていただく中で、
【いかにして税金を減らそうか】
もっと言えば、
【どんな手を使ってでも税金を減らしたい!】
ということで
相談に見えられる方がいらっしゃいます。
どんな手を使ってでも、
という時点で、一定の線を超えてしまうと
【犯罪行為】
になり得ますね。
ただ、巷ではこういった
犯罪行為とも言える行動に自分自身が気がついておらず
手を染めてしまっている
というケースが少なからずあるのです。
■例えば、
白色申告(そこまで帳簿をしっかり作らなくて良いという『噂』があります)
でいい加減に申告したとしても、それで通ってしまう、
だとか、
こんなに赤字を垂れ流している会社には
税務調査には来ない、だとか…
もちろん、
白色申告であっても適正に、
正直に申告しているのであれば、
そして、赤字となったのであっても、
これもまた正直に申告した結果
赤字となっているのであれば
何ら問題はありません。
問題なのは、
【恣意的に】、
本当は利益が出るはずなのに、
赤字にしていたり、
売上を抜いたり、存在しない経費を
作り上げたりして、
税金の計算をごまかしているという行為。
こういった行為が
【犯罪】
であるというわけなのです。
もちろん、
私のお客様にはそういった方は
一切いらっしゃらないのですが、
仮にそのような相談があった際は、
ご契約自体を断らせていただいています。
そもそも、
そういった話になると、
『何のための税理士なのか』
という話になりますよね。
法を犯してしまうような
税理士という存在が、
この世に必要である意味は
何らないといえます。
■税金というものは、
【発生した利益に対して】
かかってくるもの。
もっとその源泉をたどってみると、
お客様に商品やサービスを提供した結果、
お客様を幸せにした対価として
受け取った売上から、
その売上を生み出すためにかかった
経費を引いた結果の利益。
【そういった極めて美しい環境から生まれてきた価値あるもの】
・・・それが利益なのです。
■したがって、
その利益を上記に記したような行為で
汚してしまうということは、
経営者としていかがなものだろうか
と思ってしまいますね。
もちろん、
本当に厳しい状況で納税することも
困難であるという状況は、
どうしても存在します。
ただ、
それはそれ相応の理由があることなので
仕方ないことであるため、
私自身も税理士としてそれ相応の手立てを
(もちろん合法的な範囲内で)
考えさせていただき、
申告納税まで進めていきます。
そういった理由ではなく、
法を犯してまで、
私服を肥やすような行為…
それはお客様を幸せにするために
いただいた売上から生まれる利益
というものを汚してしまう結果
となってしまうように
思えてなりません。
■納税というものは、
【あなたがあなたのお客様を幸せにした結果、生み出された利益】
から生じているもの。
そう考えると、
(なかなかそうは考えにくいかもしれませんが)
なかなか美しい行為だと思いませんか。
税金を払うということには
なかなか抵抗があるものですが、
税金はこういった
【お客様の幸せに寄与した結果】
生まれるものと考えると、
税金への向き合い方も
前向きに変わっていくかもしれません。
■今日は税理士記念日ということで、
少し厳しいながらも根本的なお話を
(私見ではありますが…)
させていただきました。
今日は3連休の中日ですね。
3連休であっても、
しっかりと経営者として
体調管理などはしていきたいものです。
それでは引き続き、
良き連休をお過ごし下さいませ。