2020年3月4日【違和感のある】お客様に対してとるべき行動とは
【本日の活動】
・確定申告業務
・顧問先の月次業務
・顧問のお客様と決算対策で
ZOOMでの面談
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
■早いもので今日は水曜日。
週半ばですね。
毎日全力で動いていると、
本当に時間の流れが
早く感じるものです。
ここ最近確定申告業務に追われすぎて、
アドレナリンがかなり出ているようで(汗)、
仕事終わろうとしても
終わりたくない症候群のようなものが
出始めています(笑)。
仕事をしていくということは
それなりの労力を使うわけで、
やはりその労力に見合った対価として
お客様から報酬をいただくことが
必要になりますね。
今日はそんな話から
記事を続けていくことにいたします。
■仕事をしていく中で、
なんとなく
お客様とのやりとりが
うまくいかなかったり、
なんとなく
違和感を覚えたり、
なんとなく
居心地が悪い感じがあったり…
などということは、
少なからずあるのではないかと思います。
かく言う私自身も、
もちろんそのような状況はあるわけで、
そのような場合には、
【お客様との関係性を再確認】
することにしています。
このように感じる
いろいろな原因はあるのですが、
・お客様との想いの違い
・顧問料を払っていただけない
といったことが
主要ものとして挙げられます。
想いの違いとうものは、
私としては税理士としての仕事は
もちろんさせていただくのですが、
それよりも
経営者の方々と膝を突き合わせて
お話しさせていただいて、
経営について一緒に考えていきたい
という想いが強いところがあるのです。
■そんな私との想いの違いというのは、
税理士を単なる
【税金を減らして申告書を作る業者】
と捉えられているケース。
当然と言えば当然なんです。
税理士はお客様の節税のために手を尽くし、
税務署に申告書を提出するのが仕事。
もちろんそうではあるのですが、
時に、
【無理な注文】
をされるケースということがあります。
具体的に言えば、
どう転んでも経費とならない支出を、
どうにか経費にしてくれ
という相談。
そのようなことを相談されても、
税理士としての私の資格自体が
危ういことになりますし、
何よりそのようなことをする
税理士として税務署からも目をつけられ、
他の顧問のお客様に対して
税務調査が増えるという
事態にもなりかねないわけです。
そもそもなのですが、こういった
(誤解を恐れずに言うならば)
【脱税思考】
の経営者は、
そもそも経営のあり方として
見直すべきところが多いのではないか
と思うのです。
(重ね重ね、あくまでも私見ではありますが…)
■ただ、既にその方のマインドが
そのようになっているため、
これは変える余地はないという
ことが一般的。
(あくまでも・・・私見です。)
一般的というのは、
私がこれまで数多くの経営者の方々と
お付き合いさせていただいて、
肌感覚でわかるようなことです。
これは最初に申し上げた
私のスタンスでいけば、
経営者の方と膝を突き合わせて
お話をするということからは
かけ離れているものであり、
そもそもご一緒に仕事をすることが
難しい状況であることは明白なのです。
■その次の
【顧問料を払っていただけないケース】
ということもやはりあるわけですが、
これに関しては
この一言では説明が決してできるもの
ではなく、
そのお客様の想いが伝わってくるか
どうかによってこちらの心情の部分も
変わってきます。
その中でも
「絶対ありえないよな」
と思ってしまうことは、
何の連絡もなく、
顧問料を払っていただけないお客様や
資金繰りが苦しいなど
特に払えない理由がないのに、
顧問料を払っていただけないお客様。
私の気持ちとして
どうしても受け入れることができないのが、
この上記2つのケースであるといえます。
■反対に、
常に経営者である顧問のお客様との
関係を密にさせていただいている中で、
一時的に資金繰りが厳しく
顧問料を支払うということが
困難であるというお客様に対しては、
逆に全力で応援させていただきたい
気持ちになるものです。
それはやはり、
顧問のお客様としっかりと
コミュニケーションが取れており、
そのお客様の想いがひしひしと
伝わってくるからということに他なりません。
■いろいろと書き連ねていきましたが、
結局のところ、
自分のスタンスと合わない
お客様に対する商品やサービスの提供
というものは、
【精神衛生上あまり良いものではない】
と言えるでしょう。
とするならば、
お互いに気持ちよく仕事をするために、
こういった(仕事上においての)
お客様との付き合いというものは
早々に切り上げて、
スパッ!と終わることが大切でしょう。
■もちろん、
そのことによって売上はダウン
するのですが、
そのことで手に入るものが2つあります。
一つ目は、
【精神的なストレスからの解放】。
これは読んで字のごとくなのですが、
やはり自分のスタンスと合わない
お客様との仕事というものは、
どうしてもストレスを感じてしまう
ものです。
そしてもう一つは、
【可処分時間が増える】
ということ。
これはそのお客様に費やしていた時間を、
その他の仕事の時間に使えるということ。
場合によっては、
既存のお客様に対する
良いより良い商品やサービスの提供のため、
また場合によっては、
自分のスタンスにあった
新規のお客様の開拓ということにも
時間が使えることになるわけです。
■既存のお客様に対する
価値の提供をより充実させていけば、
そこから紹介も生まれるかもしれませんし、
新規のお客様を開拓する際に、
そのお客様と、
契約をお断りしたお客様の単価を上回る
単価で契約できるとしたならば、
その分収入の増加につながり、
新規のお客様との関係も良く、
ストレスを感じずお互いに良い状況で
仕事ができることでしょう。
私自身、年に一度か二度ほど、
やはりこのようなケースに遭遇します。
契約の段階でお互いのスタンスを
確認した上で仕事を進めていくため
そこまで齟齬が生まれることは
ないのですが、
ごく稀に、
仕事を進めていくにあたって
想いの違いが露呈してきて、
結果として上記に述べさせて
いただいたような状況になってしまった末、
こちらの方から
今後の契約をお断りさせていただく
ということもあります。
■早い段階でこの決断をしないと、
ダラダラと精神衛生上のストレスが増加し、
結果として経営においての利益も
減少していくことになりかねません。
利益が減少すれば、
その分新規で契約を取らないと
いけないことも考えられ、
そのことが既存のお客様に対する
価値の提供に影響を及ぼすとしたならば、
不幸になってしまうのは既存のお客様…
このようなことは
決してあってはならないことでしょう。
ということで、
あなたの仕事のスタンスと
違うお客様に対しては、
(なかなか強い意志が必要ではありますが)
本当にこのまま仕事を続けていいのか
ということを
自問されることを
強く強くお勧めいたします。
■「とは言え、お客様だから…」
という言葉も
少なからず聞かれるわけですが、
あなたとの仕事のスタンスが違う以上、
その方はあなたにとっての
お客様とは言えないはず。
その方はもっとその方にとっての
スタンスと合う人と仕事をした方が
その方にとっても良い状況となるはず
なのです。
少し強めのお話にはなってしまいましたが、
経営における判断として、
難しくはありますが、
重要なことをお伝えさせていただきました。
大切なのは、お客様はもちろんのこと、
【あなた自身も幸せになること】。
そう考えるとしたならば、
このようなお話もうなずけるのではないか
と思う次第なのです。