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トップページ ブログ > 税務について > 確定申告を終えてから、税金が減る可能性を探ることの重要性

2020年3月8日確定申告を終えてから、税金が減る可能性を探ることの重要性

【本日の活動】

・確定申告業務

・確定申告の電子申告

・顧問先の月次業務

 

おはようございます。

福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、

税理士の村田佑樹です。

(外部ブログはこちら



■早いものでもう日曜日。
 明日からまた一週間が始まります。

 …なんてことを言いながら、

 私にとっては毎日が
 平日のようなもの(汗)。

 とは言え、

 特に2月中は全力で確定申告に
 打ち込んできたため、

 その甲斐もあってようやく
 確定申告も終盤を迎えようとしています。

 そんなわけで、

 今日は少しだけ早めに
 (といっても夕方ではありますが(汗))
 家に帰って、

 家族との時間を過ごそうと
 思っているところ。


■さて、今回の確定申告においても
 (例年のことではあるのですが)

 【一発逆転的なこと】
 
 が多く起こっています。

 今日は税務のことではありますが、

 そのようなことから
 お話を続けていきたいと思います。

 一発逆転的なことと
 書かせていただきましたが、

 なぜ一発逆転という表現をするかと言えば

 このことは

 【結果論に過ぎないことだから】

 ということになります。

 これは、
 特に個人事業主の確定申告において
 よく起こり得ることなのですが、

 確定申告の計算をしたところ、

 思いのほか利益が上がっておらず、
 結果として最終的な所得の金額
 (つまり自分の利益にあたる金額)
 が少なかったという状況

 が、少なからずあるわけです。


■特に、

 サラリーマンにおける副業において
 よく起こり得ることではあるのですが、

 サラリーマンの所得…つまり利益
 と言えば、

 【勤務先からの給料】

 ですね。

 この給料もらった以上は
 必ず利益が出てきます。
 (給料が少額あるため、結果として
 税金が出ないこともあるのですが…)

 サラリーマンの給料については、
 年末調整で税金の申告が終わっています。

 つまり原則として、

 既に税金を払っているということ
 になるわけですね。

 ただ、副業における利益が
 マイナスつまり赤字であれば、

 その給料の利益部分と
 副業の赤字部分をぶつけてしまって、

 【給料の利益を少なくすることができる】

 ことになります。

 そうなると当然、
 利益が少なくなるわけですので、

 結果としての税金も
 少なくなるわけであり、

 確定申告をすることで
 既に払っている所得税が還付され、

 6月に通知が来る住民税から
 その利益のマイナスとなった部分
 に対する住民税が減額されてくる

 ということになります。

 




■また、個人事業主の確定申告で、
 利益が思いのほか出なかった場合、
 (つまり所得が少なかった場合)

 その方に生活を一緒にしている
 親族がいらっしゃって、

 その親族の方に所得があり、
 税金が出ているのであれば、

 【その親族の方の扶養に入る】

 ことによって、
 その親族の方の税金を
 少なくすることができるのです。
 (厳密に言えば細かいお話はあるのですが、
 ざっくり言うとそんなところ。)

 要は、

 自分の所得が少なかったため、
 他の親族の扶養に入って、

 その

 【他の親族の税金を少なくすることができる】

 というわけですね。


■実際にどの程度その親族の方の
 税金が少なくなるかと言えば、

 【最低でも52,000円の税金】

 が減税されてきます。
 (もちろん、親族の方がそれを上回る
 税金を払っていることが前提ですが…)

 計算の詳細は割愛しますが、 

 確定申告をする際、
 こういった点まで配慮することにより、

 トータルの税金を減らすことが
 可能となるわけです。

 そして、このことにより、

 場合によっては国民健康保険料
 が安くなったり、

 公立の機関への支払い…

 例えば保育園の保育料や、
 公営住宅の家賃など

 の支払いも安くなることが
 起こり得ます。


■確定申告というものは、
 単に計算をして申告して終わり、

 というわけではなく、

 このような副次的な効果を伴うこと
 もありますので、

 しっかりと自分の作った申告書と
 にらめっこしながら、

 もっと良い方法はないだろうか、

 ということを思索することが
 すごく重要であると言えます。

 ただ、逆もまた真なりで、

 結果として所得が多い状況になったから、
 当初とは状況が異なってしまい、

 親族の扶養に入れなくなった

 というケースも少なからずありますので、

 こういった場合にも注意が必要ですね。


■ということで、

 今日は確定申告をすることにより、
 発生してくる可能性があること

 についてお伝えさせていただきました。

 上手に、適切に、賢く確定申告をして、

 税金などの払いすぎをしないように
 しっかり注意していきたいものですね。

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