2020年6月8日自宅家賃を大きく経費化するポイントとは?
■「個人事業だと3割ほど、
法人だと9割ほど経費なりますね。」
個人事業主の方が良いか、
それとも法人の方が良いか、
という問いは、
税理士として、本当によく問われることですね。
この解としては、
個人事業の税金が法人の税金より
上回った段階で、
法人化した方が良いということになります。
もちろん、
税金の面以外で法人化するメリットも
あるのですが、
それについては割愛しますね(^^)
■個人事業の税金で大きなものは、
【所得税と住民税】。
住民税は10%と定額で決まっているんですけど、
所得税については5%から45%まで、
所得(儲け)が大きければ大きいほど、
税率が上がっていきます。
所得税の最大の税率は45%で、
住民税を入れると55%ですよね。
これが個人の税金は高いと
言われる理由なんです。
■これに対し法人はと言えば、
ざっくり多めに見て30%。
そういうわけですので、
儲けが大きくなった段階では
法人にした方が有利になるということが、
税金の世界では言えるんですね(^^)
そして、
法人になると経費にできるものが
多くなります。
その代表例の一つとして、
上述した個人事業では3割ほどなのに、
法人では9割ほど経費になる
(可能性のある)ものがあるんです。
その正体は、
【自宅の家賃】。
これは賃貸物件に限っての話なのですが、
自宅の経費は個人事業主であれば
多くて3割程度、
法人であればうまくいけば9割程度が
経費化できるということなんです。
細かな注意すべき点はあるのですが、
自宅が賃貸物件であれば、
よほどの大きな家である場合を除き、
このような取り扱いになるんですね(^^)
■法人の場合は、
この賃貸の自宅を
【法人名義での社宅】
とすることにより、
このような取り扱いができます。
これは単純に経費になる云々という
話だけではなく、
いろいろな面からトータルで見て、
かなり大きな節税になります。
これは法人化したら、
なんとしてでも採っていきたい
節税の方法ですね(^^)
個人事業主は
節税の方法が限られているのですが、
法人になると本当にいろいろと
節税の方法があります。
過度な節税は逆に資金繰りや経営を
圧迫する可能性もありますが、
適度な節税をして、より多くのお金を
自分の会社と自分の懐に残していく
ということは、
すごく大事なことです。
ぜひ法人化を目指して、
利益を上げていきましょう。
法人化を目指すということを
モチベーションの一つとすることも
場合によっては良いかもしれませんね(^^)
--------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・自宅家賃は個人事業では3割程度の経費だが、
法人になると9割も経費になる可能性がある。
・節税は【税金が出て初めて】功を奏するもの。
まずはしっかりと儲けて、
税金の出る経営の体質を作りましょう!
すべてはそこから!(^^)