2021年11月18日【経営の成長を阻害する要因】とは
■11月に入り、
毎日と言っても過言ではない位、
個人事業主の方からの税務相談のご依頼が
来ています。
そんな中でご面談に進んでいくわけですが、
その面談の中で税金の話はもちろんのこと、
その背景にある経営者の想いや
考え方などに触れる中で、
私自身も大変勉強になっている
という状況です。
本当に経営者それぞれ十人十色であり、
それぞれに経営のドラマがあるように
感じますね。
■先日ご相談にお見えになった
お客様については、
基本的には『体を整える』
お仕事をされているのですが、
全国的にオンラインのそういった
体を動かす講師をされていたり、
同業者に対するコンサルティング、
また、その全国で
知名度が上がっているため、
書籍の販売や、集客などについての
お仕事も増えてきている
とのことでした。
どうしても、
その分野の専門家ともなると、
『その業界のオーソドックスな方法により
売上を立てていく』
というのが一般的なのですが、
今回のお話を伺う中では、
決してそこに執着するのではなく、
「かなり広い目を持たれて
経営を見渡されているなぁ」
と感じた次第です。
■以前の記事でも書かせていただいた
ことではありますが、
経営者としてプレイングマネージャーで
経営をしていると、
【そのプレイヤーとしての側面は
あっという間に限界点が来る】
というもの。
https://everydayrunchange.hatenablog.com/entry/2021/09/19/055437
そうではなく、
これはつい先日の記事でも
述べさせていただいたように、
【できるだけ一つの業務を細分化していき、
経営者である自分自身が
動かなくて良いものについては、
他の人に振っていく】
ということ。
https://muratax.com/2021/11/16/4592/
そのことにより、
【経営者としては圧倒的な
パフォーマンスを出すことができる】
というものでしょう。
■どうしても、
その業界の『先入観』や
いわゆる『常識感』の中で
経営をしてしまいがちなのですが、
一旦その業種や現状の制約条件は
全て取っ払って、
ゼロから経営を見渡す中で、
【自らが経営者として
最大限のパフォーマンスを発揮できるのは
どのような方法だろうか】
と考えることは、大変重要であるように
感じているところです。
■そのように考えると、
【『自分が動いていることにより』
売上が上がっている状態は、
見方を変えるとかなり危険である】
とも言えます。
当然、その収益により
自らの『QOL』が満たされるのであれば
良いのですが、
そうではない場合、
【全体を俯瞰することにより、
その経営の成長を止めている
『ボトルネック』を発見し、
そのボトルネックを取り外していく】
という思考が必要でしょう。
私自身先日そういったお話を聞いて、
「今一度自らの経営のあり方を
見直さないとな」
と思ったところです。
■あなたにとって、
【経営の成長のボトルネック】
となっていることは
どんなことでしょうか。
そして、それを取り外すには、
どんなことが必要でしょうか。
そのヒントは、上述した
【業務の細分化】
にあるのではないか
と思っている次第です。
経営者として、そういった
【経営の全体図を俯瞰していく時間】
を取り、常に経営の最善策を
模索していきたいものですね(^^)。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営にとって最大のボトルネックは、
往々にして
【経営者としての時間がないこと】
であると言える。
・それが大きな【ボトルネック】
となっていることが
少なからずあるわけであるが、
その業務を細分化した先に
さらに小さなボトルネックと
なっているものはどんなことだろうか。
その小さなボトルネックを
取り外すためには、
どのような動きが必要だろうか。
・このようなことを考えるにあたり、
その業界の常識にいつの間にか
縛られそうになるものであるが、
【一旦頭をまっさらにした状態で、
ゼロからボトルネックを外し
経営の目標を達成するためには
どのような手段が必要であるか】
ということをしっかりと
考えたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。