2021年12月8日源泉所得税をクレジット納付する際の注意点
■「国税局から通知が来たのですが…」
12月は『年末調整』の時期。
年末調整は、
【給料から毎月天引きしている
源泉所得税の年間分の精算をする】
という手続き。
そして、その源泉徴収をした所得税は、
給料から多く天引きしてしまっていたもの
については従業員に【還付】をし、
その還付をした後の残りの適正な
従業員の1年間分の所得税については、
【従業員に代わって
会社が税務署に納付する】
という仕組みなんですね。
その納付の際に、
通常通り『納付書』により
『現金』にて納付する方法のほか、
場合によっては『ダイレクトバンキング』
(銀行口座からの直接の払い込み)
であったり、
また場合によっては
『クレジットカード』により納付すること
も可能となります。
今日はその『クレジットカード』にて
納付する場合について。
■これは少し前に
とある税務署から連絡があった
ことなのですが、
【今後このクレジット納付の管轄が
各税務署から『国税局』に
その担当が移行される】
とのことなんですね。
そんな中、従来通りの
クレジット納付の方法では、
その把握がしにくいため、
「今後は【e-Tax】から納付してもらう
方法に統一してもらいたい」
というようなお話でした。
その一環としてなのでしょうが、
ここ最近、国税局より
【クレジットカード納付を
ご利用される方へ】
というタイトルの案内が
送付されているようです。
従来クレジットカード納付については、
『国税 クレジット納付』
などとして検索をした結果、
第一にで出てくる
『トヨタファイナンス』
のページより直接クレジットカードにより
納付をしていたところなのですが、
今後はその方法ではなく、
【e-Taxに格納される
メッセージボックスより
直接その『国税クレジットカード納付』
のサイトに飛び、そこから納付をしていく】
という流れになるんですね。
■そこで問い合わせが多いのが、
「従来の納付方法により納付した
税額については大丈夫なの?」
ということ。
結論として言えば、これは
【大丈夫である】
ということになります。
【納付方法が今後異なってくる】
というだけで、
【上述したサイトより
直接納付する方法においても、
納付は適正にされている】
ということになります。
その点はご安心くださいね。
ただ、今後は上述したように、
【e-Taxのメッセージボックスを経由して
クレジット納付をしていく】
ことになりますので、その点は
十分に注意するようにしましょう。
■というわけで今日は、
【クレジットカード納付の納付方法が
今後変更になってくる】
ということについて
お話をさせていただきました。
当然、従来より
『e-Taxのメッセージボックス』
から納付していた方につきましては、
その方法で何ら変わりありませんので、
今回の記事は読み流していただいて
結構です。
しかしまぁ、国税局からのお手紙は
なんだかドキッとしますね(滝汗)。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・ 12月は年末調整を通じて
【税務署に源泉所得税を納付する時期】
となる。
・納付の方法として、『現金納付』のほか
『クレジットカード納付』
もあるわけであるが、
この『クレジットカード納付』については
【e-Taxのメッセージボックスを経由して、
そこからクレジットカード納付に進む
納付方法となること】
を心得ておくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。