2022年1月12日【請求書と会計の自動連携】で注意したいこと
■私は開業当初に
契約した会計ソフトを
5年リースの契約で契約したわけですが、
相当使い勝手が悪く、
【半年ほどで見切りをつけ、
その後リース料を支払い続けた】
という経緯がありました。
ただ、これは気持ち的にも
終わらせてしまいたかったので、
最近になり一括返済をして
キレイにしてしまいました。
(資金繰りの面からは一括返済は
決してすべきではありません(汗)。)
その後、
とある大手の会計ソフトに切り替え、
そこがやっているクラウド会計を
試してみたのですが、
どうも機能性が悪いような気がして、
これも約1年ほどで見切りをつけた
という状況。
■その後、
実質開業してから
1年から1年半ほど経った頃に、
現在の『マネーフォワード』による
クラウド会計に一本化している
という状況なんですね。
法人→https://biz.moneyforward.com/accounting/
個人→https://biz.moneyforward.com/tax_return/
クラウド会計は、
『インターネットバンキング』や
『クレジットカードのデータ』、
そしてクラウドのレジシステムを
使われているお客様であれば
その『レジシステムのデータ』も
会計データとして連携させることが
できますし、
同じくマネーフォワードによる
『請求書』や『経費精算』
を使っている場合は、
そういったデータも
会計に自動的に連携されるため、
大変便利なものです。
■前置きが長くなってしまいましたが、
ここからが本題です。
今日お話ししたいのは、上述した
『クラウド会計による請求書』について。
これはマネーフォワードに
限ったことではなく、
また、クラウド会計のみに
限定されるものではなく、
請求書と会計ソフトのシステムが
連携している状況において
注意したい点についてのお話となります。
■それは、
【請求書を発行するタイミングと、
会計上で売上を計上するタイミングの
『ズレ』に注意しないといけない】
という点なのですが、
往々にして
【請求書を作成した日の
前月末の日付で
会計に売上を計上する】
という設定がされていたり、
または、
【その請求書を発行した日に
売上を計上する】
という設定になっていたり…
このような形で
請求書のシステムには、
【会計上どのタイミングで
売上を計上するか】
ということを設定できる
機能が付いているものなんですね。
■しかしながら、
その会社の経理の仕方により、
例えば3月31日に請求書を発行し、
これを3月分の売上としている状況のほか、
4月初旬に売上の請求書を作成し、
これを3月分としている状況も
考えられることでしょう。
そのような際、前者であれば
【請求書を発行した日に
会計上売上を計上すべき】
であるでしょうし、
後者の例であれば
【請求書を発行した日の
前月に売上を計上すべきである】
ということが言えます。
■また場合によっては、
短期・単発の依頼であれば、
例えば
【3月15日に請求をして
3月17日に入金される】
ということもあり得るでしょう。
そのような場合に
【請求書発行日の前月に売上を計上する】
と設定されているとしたら、
これは『2月分の売上』となってしまい.
【会計としては全くもって
意味をなさないものになってしまう】
というものです。
■『売上』と『会計』が
連携してくれるシステムは
大変ありがたいのですが、
実際にデータを連携する際には、
こういった
【請求書発行日と実際に売上計上を
すべき月がズレる可能性】
を意識しておく必要があると言えます。
もしあなたが、『売上の請求書』と
こういった『会計システム』で
そのデータを連携しているようであれば、
今一度
【その計上の仕方が
どのようになっているか】
ということを
把握しておくようにしましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・【会計ソフトと請求書ソフト
が連携できるシステム】
が世の中に増えてきている。
・しかしながら、
その連携をする際に
【会計上の売上を計上するタイミング】
が適切に設定されているだろうか。
・これは請求書のシステムによって、
【会計でどのタイミングで
売上を計上するか】
ということに
細心の注意を払い設定しないと、
【思いもよらぬタイミングで
会計上の売上が計上される】
ということが考えられる。
・請求書のシステムを使用する際は、
【会計上で売上が計上されるタイミング】
を適切に判断し、的確なソフトの設定を
心がけたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。