2022年3月14日経営でよく見られる【消化不良】の所見について
■この時期の確定申告の繁忙期においては、
どうしても『運動不足』
になりがちなもの。
しかしながらその一方で、
いろいろなストレスもあってか
(…かどうかは分かりませんが)
場合によっては気が付けば
『暴飲暴食』になってしまっている
ということも。
当然、運動をしていない状況ですので、
暴飲暴食により多くのカロリーを
摂取してしまえば、
それを消化する術がありませんので、
【健康には良くない】
ということは万も承知というところ。
そして、そのように食べ過ぎた状況の
直後から数時間の間は、
【どうしても体がだるくなってしまう】
こともまたあるわけです。
物の道理を考えてみれば当然なのですが、
これにより
【本業の効率が悪くなってしまっている】
ということを考えると、
これは本末転倒ではないか
とここ最近思っている次第なのです。
■そこで、
仕事と仕事の間の隙間時間を見つけて、
そのような健康法的な情報を
取り入れることにしました。
その結果やってみたのが、
【16時間のオートファジー】
(と言うのでしょうか…)
を利用した食事法。
簡単に言えば、
【食事と食事の間を
16時間開けることにより、
体のスイッチをオンにする】
というものなのだそうですが、
実際にやってみたところ、最初は
空腹に耐えられなくなっていたものの、
ここ最近何度かやってみると、
だんだんその辛さもなくなり、
仕事の効率も良くなってきたように
感じているんですね。
やはり健康考えるにおいて、
【割に合った食事と睡眠、
そして適度な運動】
というものは必須なのでしょうね。
■顧問のお客様をはじめ、
いろいろな経営者の方とお話しする中で、
上述してきたような
「経営の消化不良を起こしていますよね」
という話になることが
少なからずあります。
どういうことかと言えば、
【いろいろな事業をしているものの、
その力が分散しているばかりに、
全てが中途半端になってしまい、
思うように利益が上がっていない】
という状況。
その原因を探っていくと、
経営者自らがプレイヤーとして
動いているため、
その一つひとつの事業に注力できる
はずのものが分散してしまうことから、
【一点集中とは真逆の方向に行ってしまい、
全てが中途半端に回ってしまっている】
ということが、少なからず見て取れます。
このような状況では、
本来的には利益が上がるはずの事業も、
中途半端な結果となり、
【最終的に儲からない事業として
成り立ってしまっている】
という状況が見受けられるわけです。
■そんな中で、
上述した『消化不良』を考えてみると、
【その事業の中で
利益率が高いものはどれか】
だとか、
【経営者自らがそこまで動かずに
最も回っている事業はどれか】
だとか、場合によっては、
【外注などにすることができないか】
だとか、
【もっと効率化することにより、
全体が回らないか】
だとか…そのように
【複数の事業を俯瞰して、
どういった事業の特性があるか】
ということを考えてみると、
案外その解がすんなり得られる
ということも。
■私自身が、
よく経営者の方との対話の中で、
こういったいわば
【事業の整理】
をご一緒にさせていただくわけですが、
その事業の全体が見えることにより、
【経営のボトルネック】
となっている部分が見え、
【そのボトルネックを取り外す
具体的な方法が見えてくる】
ということも少なからずあるわけです。
■とは言え、
経営者たるもの、
いろいろなことをしたいばかりに、
どうしてもいろいろなものに
手を伸ばしてしまうものなんですよね。
(私もよくそこに陥ります…(汗)。)
そんな中で最も怖いのが、
【やっている気になっている】
ということ。
【やってはいるものの、
実は全く身になっていない】
ということも
少なからずあるわけですので、
そういった目にはしたくない事実にこそ
しっかりと向き合い、
その経営の全体像を俯瞰して、
『経営のボトルネック』となっている部分を
探してみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・暴飲暴食による過大なカロリー摂取による
消化不良と同じように、
【経営についても、数多くの事業による
消化不良のようになっている状況】
は考えられないだろうか。
・経営者自らが動いていくスタイルは
どうしても限界があるため、
場合によっては
【人に任せることができないか】
また場合によっては、
【その事業を撤退したり、
もっと効率よく進める方法がないだろうか】
ということを考えてみるべし。
・どうしても多くの事業に取り組んでいると、
『やった気』になってしまうものであるが、
実際その利益の状況はどうだろうか。
しっかりと
【経営の全体像を俯瞰する時間】
を定期的に設け、
その事業ごとの不採算性を意識的に思索し、
ボトルネックとなっている部分を探し、
それを取り外す試みをしてみては
いかがだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。