2022年3月16日【雇用】において何よりも大切なこと
■コンサルティングの中のお話として、
【売上についての課題や、
今後の経営の展開についての問題点】
について話題に上ることが
少なからずあります。
その中でまた多く上がってくるのが、
【従業員を雇用すべきかどうか】
というお話や、
【実際に従業員を雇用している
経営者の方からの現状のお悩み】
というもの。
■どうしても
業容が拡大してくると、
その人員も必要になることから、
『従業員の採用』を検討することに
なろうかと思います。
当然、人員の増加を考えるにあたっては、
雇用のほか
【外注】
の検討も必要である局面も
あることでしょう。
『外注』に関しては、
雇用契約ではないので、
【その業務内容単発での依頼が可能】
となるわけですし、
【お互いに仕事の面での相性】
なども確認し合いながら
仕事を進めることができますので、
そういった面でもオススメである
と言えます。
■そして、『雇用』になると、
どうしても現行の制度上
従業員側の権力
(と言うとよくないかもしれませんが)
がより強いものとなる面がありますので、
もしお互いに仕事の仕方などで
合わなかった場合に、
【その契約を簡単に終える
ということもまた難しくなる】
というのが現状です。
『社会保険料などの負担』
についてもまた課題ですね。
■今日はその論点ではなく、
『外注』であれ『従業員』であれ
共通するお話なのですが、
【結局は外注先であれ従業員であれ、
一人の人間である】
というお話。
当然と言えば当然なのですが、
どうしても経営をしていくにあたっては、
【外注費や人件費を支払い、
人手を買う】
ということになろうかと思います。
しかしながら、物とは違い
人には『心』があるものですので、
その心の通じ合うような
仕事をしていかないことには、
【双方の信頼関係が
多少なりとも欠損してしまう】
ということもまた考えられるわけです。
■そんな中、
大切なのが
【対話をすること】
であると言えます。
そしてその対話の中で、
(これは『外注先』というより
『従業員』についてのお話
になろうかと思いますが、)
【その従業員の向いている部分や
逆に向いていない部分を
対話を通じ明確にしていく
必要があるのではないか】
と私は思っているところ。
例えば、
【事務作業は苦手なものの、
対人関係やコミュニケーションに
長けている】
という人。
逆に
【そういったコミュニケーション
については苦手なものの、
事務作業に強い人】。
【チームプレイは苦手なものの、
個人プレーに圧倒的な
強みを持っている人】。
逆のことが言える人も
またいることでしょう。
■そんな中、
これは以前の記事でも
述べさせていただいたことなのですが、
【苦手な部分を強化していく】
ということを考えると、
【その経営的な投資や労力も
大きく必要になる】
と言えます。
https://muratax.com/2021/11/28/4643/
したがって、場合によっては
【その従業員の強みを伸ばす】
ということに経営の意識を向け、
さらには、
【お客様にとっての
さらなる価値の提供を考えた際の、
その強みを活かしたベストな解を探る】
ということもまた
必要であるかもしれません。
■そして、
大切なこととして、従業員同士や経営者、
そして会社全体が、そういった
【人と人とのコミュニケーション】
を通じて一人ひとりが潤滑油としての
役割を担うとともに、
【的確な対話や
コミュニケーションを通じて、
経営全体を極力摩擦なく進めていくこと】
もまた重要であると言えます。
そのように考えた際、
『経営者と従業員との対話』
はもちろんのこと、
【従業員同士の対話】
も不可欠であるかもしれませんね。
そして、『仕事があっての生活』
というよりは、
これは私見でもあるのですが、
【生活があっての仕事】
という風に考えた方が、
『従業員のQOL』としても
大きなものとなるのではないでしょうか。
■いろいろ述べてはきましたが、
何はともあれ経営において大切なのは、
【人と人との対話】
であり、
【その中で『人』を大切にし、
その『人』を重視した経営をしていく】
ということではないでしょうか。
往々にして、
その経営の摩擦となっている原因は
こういった
【コミュニケーション不足である】
ということが、
私と経営者様との間の対話の中で
浮き彫りになる
ということが少なからずあるのが現状。
もしあなたが、
経営に課題を感じているとしたら、
もしかすると、こういった
【根本の対話不足が原因となっている】
ということが考えられるかもしれません。
ぜひ、社内においても、
対外面においても、こういった
【対話やコミュニケーション
を重視した経営】
を意識するようにしてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営の摩擦の原因は、
【人と人との対話や
コミュニケーション不足】
になっているケースが
往々にして見受けられる。
・結局のところ、経営者側としては
労力をお金で買っているとは言え、
【人は物とは違い『心』を有しているもの】
であるため、
【心を重視した経営】
を心がけることが重要であるのでは
ないだろうか。
・そしてまた大切なのが、
【生活があっての仕事】
ということ。
また、経営において
『人件費』も必要であるため、
その労力と給料のバランスは
均衡すべきであるものの、
【人の心を無視した経営は
将来的には大きく経営自体が
傾いてしまうもの】
とも考えられる。
・経営を考えるにあたっては、
内部的にも対外的にもこういった
【人としての対話やコミュニケーション】
が何より重要であるのかもしれない。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。