2022年4月9日【お客様同士の繋がり】から考える売上アップの視点
■以前の記事の中で、
【新規の集客をするより、
既存顧客の継続を考える方が、
コストなどが少なくて済む】
というお話をさせていただきました。
<2022.3.30【新規顧客と既存顧客】から
考察する売上の仕組み>
https://muratax.com/2022/03/30/5054/
今日もそのことに続けていきます。
■これは、
実際に経営に関することを伺った際に
お話のあったことなのですが、
新規のいわゆる『コンサルティング』
の部類の業務をされているお客様で、
【新規のお客様については、
そのお客様を素人の状態から、
それなりのプロに仕上げていくための
労力がかなり大変である】
とのこと。
例えて言うなら、
『野球を全くしたことのない人が、
バットを買いグローブを買い、
またボールを買い、
そのバットやグローブ、
ボールのコントロールができるように
指導し、なおかつルールも指導し、
勝負に勝つことができる方法も指導し、
ようやく本番のフィールドに
立つことができる』
というもの。
これがそのままビジネスにおいても
同じく言えるもので、
やはり、『教育』をしていく状況は、
どういった業界においても
大変なことでしょう。
■しかしながら、
上述した『新規』と『既存』
のお話にも見られるように、
ひと度新規のお客様が教育され、
プロの状態になり、
そこから『継続したお客様』
となった場合においては、
『そのさらなる教育』は
そこまで必要でないため、
【労力としては少なくて済む】
ということが考えられますよね。
しかしながらその一方で、
【新規のお客様も
獲得していかなければならない】
という状況。
当然『新規』は上述したように、
【その教育をしてプロのフィールドに
立ってもらうまでに相当な労力がかかる】
というもの。
■しかしながら、
新規からプロになり、
その後継続してお客様になっている方が
その新規のお客様の教育をしてくれる
としたらどうでしょう。
当然、当社としては、その継続した方が
新規の方の教育をしてくれるのに対して
フィーを支払う必要も場合によっては
あるでしょうが、
『自らが動く』のではなく、
【継続のお客様ご自身が
新規からの教育をしてもらい
プロになっている経験から、
同じく今度はその継続のお客様から
新規のお客様の教育をしてもらう】
ということを考えると、
かなり効率的ではないか
と思うんですね。
■そしてもう一つ強いのが、
【その新規のお客様と
継続のお客様との間に
人間関係が生まれる】
ということ。
やはり我々微粒子企業家にとっては、
【この人間関係からの信頼関係が
何より強固なもの】
と考えられます。
新規の集客をするより、
こういった人間関係の構築により、
【そこから生まれる信頼関係から、
さらなる紹介に繋がる】
ということも少なからず
考えられるでしょう。
どうしても、継続のお客様に対しても、
「さらなる売上を…」
と考えてしまいがちなのですが、
こういった
【人と人とを繋げるパイプ役】
に徹するのも、
その人間関係の構築においては
重要であるかもしれません。
■このように、
【その企業がおかれた状況により、
その展開するお話は様々である】
と言えます。
したがって、
【この業界でこういった状況だから
これが正解】
という一定のルールは
なかなか考えにくい
ということなんですね。
■そのような視点に立って、
私自身も経営の相談に乗らせていただくと、
【双方にとって気付きが得られる】
というもの。
どうしても、
『自分自身の視点』からだと、
その自分自身のこれまでの半生からの
経験をもとにしての視点に
絞られてしまうので、
【多角的な視点を持ちにくい】
というものです。
先日もそういった経営のお話の中で、
私自身も大きな気付きがあり、
すごく嬉しい気持ちになりました。
■繰り返しますが、
我々微粒子企業家にとっては、やはり
【人間関係、そして信頼関係】
が何より重要ではないかと思うところ。
そしてそのような関係が作られると、
いわゆる『値下げ競争』
に突っ込まなくても、
【自社を選んでもらい
商品やサービスを購入していただける】
というステージまで上ることが
できるのではないでしょうか。
<2021.5.13微粒子企業が
「値下げをしてはならない理由」とは>
https://note.com/muratax/n/n390b27451338
そのような視点に立って
今一度自社の経営状況を見返してみると、
思わぬ気付きがあるかもしれません。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・『新規の集客』より、
【既存のお客様から継続していただく方が、
コストも労力も少なく済む】
というもの。
・また場合によっては、
【その新規のお客様と
既存のお客様を結び付けることにより、
自社の労力やコストがさらに少なく済む】
という局面も考えられる。
・そして何より重要なのは、
この新規と継続のお客様が
結びつくことにより、
【お客様との人間関係、
信頼関係を構築できる】
ということ。
この関係さえ構築できれば、
大企業が主戦場である『値下げ競争』
に参入しなくて済むため、
我々微粒子企業は、この
【人間関係や信頼関係を重視する経営】
を心がけたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。