2022年4月17日【仕事のリズムに応じた】経営の思索をする
■以前の記事の中で、
「私の職業は〇〇である」
といった形で、
【自分の名前を職業にすることにより、
自分自身の事業を抽象化でき、
その他の可能性を見出すことができる】
といったようなことを
書かせていただきました。
<2022.4.15「私の職業は○○です」
から経営の視野が変わる>
https://muratax.com/2022/04/15/5106/
今日もそれに続けます。
■現在のご自身の事業において、
【時期的に仕事が立て込んでいる時期と、
そうではない時期】
というものはないでしょうか。
または、
【とある商品は売れているものの、
またとある商品は売れていない】
という状況はどうでしょう。
状況はそれぞれ違うものなのですが、
それぞれにおいて、
【自分自身の専門性に重きを置いていると、
根本的な部分が見えなくなっている】
といった可能性があるんですね。
■というのも、
一つ目の『業務の閑散期』において、
この時期において同じ業務を
淡々粛々とこなすことは、
繁忙期の業務の進行と意味合いが
異なる面がありますので、
【経営においては非効率】
と言えるかもしれませんし、
その閑散している状況の原因を
探ることにより、
【その経営の転換点】
を見出すことができるかもしれません。
経営者として陥りたくないのが、
上述してきた、
【自らの専門性に縛られることにより、
そこから本来の経営の転換点を
見出すことができない】
ということなんですね。
■その事業において、
『繁忙期と閑散期が存在する』
ということは、
その事業をやっている以上は、
どうしても来るものですので、
その閑散期は
【閑散期なりの充実した時期】
を経営の一環として
過ごさなければならないでしょう。
場合によっては、
【来たるべき繁忙期に備えて
その仕組み作りをすること】
かもしれませんし、
またの方法としては、
【『専門外』とは言わないまでも、
隣接した業務に入り込むことにより、
ちょっとした経営の多角化をすること】
ができ、それが
【経営を高収益の体制に作り替えること】
ができるかもしれません。
■あくまでも可能性のお話ではありますが、
大切なのは、
『自らの専門』に縛られるだけではなく、
場合によっては、上述してきた
【経営の転換点を見出すこと】
だと私は思う次第です。
かく言う私も、3月15日で
ひとまずの繁忙期は終了し、
それから4月、5月と法人の決算に
追われる時期ではあるのですが、
【5月を超えると11月あたりまでは、
ちょっとした閑散期】
と言える時期が来る状況。
…『閑散期』とは言え、現在顧問のお客様も
大変ありがたいことに増えている
状況ですので、そうも言ってられない
というのが現実ですが…
そういった閑散期に、
経営においてまた新規の取り組みを、
現在考えているところです。
■こういった
『転換点』を見出そうにも、
【経営者としての時間】
がないことには
その思索をする時間すらないですよね。
したがって、経営を適切な時期ごとに
俯瞰することにより、
経営の全体像を見渡し、
【どこがボトルネックになっていて、
そのボトルネックを取り外すには
どのようにすれば良いかと思索をすること】
が大変重要であるのではないでしょうか。
■経営に関するコンサルティングを通じて
いろいろお話を伺う中で、
上述してきた
【自らの専門性に縛られているが故に、
『経営の転換点の発想』という存在自体に
気が付いていない】
というケースも
少なからず見受けられます。
また、
【繁忙期や閑散期はその業界において
避けられないものである】
という現実から、
【それはそれで仕方ないもの】
と捉えてしまい、
【そこから脱しようとすることも
実際のところはできていない】
ということもまた
よく見られるものです。
■上述してきた、
【あえて専門性から脱皮すること】
そして、
【繁忙期と閑散期があるとしたら、
その原因はどこにあるのか】
ということを探ることにより、
【思わぬ経営の転換点】
を見出すことができるかもしれません。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・業務において
【繁忙期や閑散期】、
または、
【利益が出ている事業とそうでない事業】
というものがあるのではないだろうか。
・『専門性』に縛られてしまっていると、
どうしてもそこから脱却すること
ができないため、
【そういった問題点は『慣習的なもの』
である】
という誤認識に陥ってしまうもの。
・そのような状況から脱皮するためには、
【私の職業は〇〇である】
というあえて自分の名前を
職業化することにより、
専門性を取り払い、
【そこから経営の転換点を
見出す努力をすること】
が必要であるのかもしれない。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。