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トップページ ブログ > 税務について > 【お金を払う=税金が減る】の公式はかなりキケン!

2022年6月27日【お金を払う=税金が減る】の公式はかなりキケン!

謎のWi-Fi通信量増加現象に
苛まれております・・

音声配信を始めた直後から
通信量が爆上がり・・

でも、原因はこれだけではない様子。

できる限りの手を尽くしたものの、
今月の残り容量が明日にでも
底をつきそうです。

音声の原稿は撮ったものの、
編集場所がネット回線を引いている
事務所に限定されるため、
編集ができない(泣)。

でもでも、
めげずに頑張ります・・!

さて、本題です。

------------------


■早いもので、


 6月も終わりが近づいてきています。

 今年も半年経つということで
 あっという間に上半期の終わりですね。

 個人事業主の方については、
 
 【この上半期を振り返り、
 今後の下半期に向けての
 経営計画を練り直したい】

 ところですね。

 かく言う私も、定期的にこういった
 
 【定点観測】

 はしており、常に緊張感を持って
 経営を考えているところです。

 そんな中、税務においても、

 【利益と税金のバランス】

 を考えていく必要があるかと思います。

 そこで今日は、期末において
 特に注意すべき節税についての
 お話をしていくことにいたします。

 
■期末が近づくと、


 【どうにか現金を使って経費を増やし、
 利益を減らして、納税をしない方法】
 
 を模索するものですが、
 
 【これは結構危険な考えである】

 と言えます。

 というのも、

 【現金を使ったからといって、
 必ずしも経費になることはない】

 ということが、税金を計算する上での
 考えだから

 ということに他なりません。

 むしろ、

 【現金を使おうと使わなかろうと
 経費になる】

 ということもあるんですね。

 もちろん現金を使って初めて
 経費になるものもあるのですが、

 今日は、

 【現金を使うか使わないかにかかわらず
 経費になるもの】

 について焦点を絞り、
 お話を進めていきます。


■まず、


 商売をする上で欠かせないのが

 【仕入】

 ですよね。

 仕入については原則として、

 【その商品を仕入れて
 納品が完了したタイミング】

 で『仕入高』という経費となります。

 しかしながら注意が必要なのが、
 
 【期末において
 売れ残った仕入商品】

 についてのことです。

 結論から言えば、

 【仕入商品が売れ残った場合は
 これは経費とはならない】

 という考えに。

 
■仕入が経費になる条件として、


 【売れたもののみが
 経費として認められる】

 ということになります。

 というのも、

 【仕入については
 売上と紐付いている必要がある】

 からということ。

 例えば10個仕入れて7個売れたとしたら、
 
 【仕入として経費になるのは
 その7個分のみ】

 ということです。

 逆に言えば残った3個は

 【在庫】

 として仕入から抜かないと
 いけないんですね。


■では、


 『仕入から抜いた在庫』
 はどうなるのでしょう。

 これは

 【商品】

 という資産(経費ではない)の科目として
 考えることになります。

 そして、

 【翌年になって売れたタイミングで
 『仕入高』として経費に昇格する】

 というようなイメージですね。

 そしてこの商品の仕入については、

 【現金を期末までに払ったかどうか
 にかかわらず、

 納品が完了して請求額が確定していれば
 経費として計上】

 することができます。

 現金を支払っていない状況は
 俗に言う

 【買掛金】

 という状況ですね。

 【『仕入高』という経費が
 上がるのと同時に、
 『買掛金』という債務が発生する】

 という考えになるわけです。


■これと同じような考えとして、


 【消耗品の購入】

 があります。

 例えば大量のコピー用紙を
 買ったりしたとしても、

 期末までに使用していないものであれば
 これは

 【『在庫』として『消耗品費』
 という経費から抜く】

 ことに。

 『消耗品費』から抜いたその行先は
  
 【貯蔵品】

 という資産の科目になるんですね。

 そしてこの消耗品などについても
 上述した仕入と同じ考えで、

 【期末までに商品が納品され
 請求額が確定していれば、

 それはその期の経費として
 認められる】

 ということに。

 郵便切手や収入印紙についても、
 
 【実際に使用している分のみ経費】

 となりますので、

 【期末において使用していないものは
 『貯蔵品』として経費から抜かれる】
  
 ことになるため、
 この点にも要注意です。

  ■「どうしても期末までに  何とか現金を使ってしまおう」  と考えがちなものですが、  納品が完了しないと、つまり  期末までにそのモノが届いていないと、  経費とはなり得ませんので、  十分な注意が必要です。  要は、  【現金を使ったかどうかにかかわらず、  納品ベースで経費となるかどうかが  決まってくる】  ということですね。 ■というわけで今日は、  どうしても誤った認識をしてしまいがちな  経費についての現金の使い方、  そして、経費となるタイミング  についてのお話をしてきました。  上述した経費に対する適切な知識をもって、  戦略的に節税対策をするようにしましょう。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・【経費となるかどうかは、  現金を使ったかどうかに関わらない】  ということが往々にして考えられる。 ・『仕入』については    【売れたものと紐付いているもののみ  仕入としてカウント】される。  そして期末において売れ残ったものは  売れていないため、  【『仕入』から『商品』という  資産の科目に振替えられ、  経費とは認められないこと】  に注意すべし。 ・この考えは、コピー用紙などの  消耗品や郵便切手、収入印紙など  についても言えること。  期末までに使用していないものは  【貯蔵品】  という資産の科目として  経費から抜かれることに  十分な注意をしておくべし。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

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