2022年8月11日経営者としてまず【すごい人】である必要性について
■以前の記事の中で、
この経済状況が不安定な時代においては、
場合によっては、
現在行っているビジネスのみならず
そこに隣接するビジネス、
または全く違った分野の
ビジネスであっても
リスクを分散するために
広い視野を持った方が良い
といったことをお話しさせて
いただきました。
<2022.7.28【複数の収益源】を
私が勧める理由>
https://muratax.com/2022/07/28/5458/
今日はこれに続くお話として
記事を進めさせていただきます。
■上述したことは、
やはり現在の不安定な状況においては
必要なことであると
考えられますが、
それ以前に、
【専門分野において
秀でている必要がある】
ということは、
避けて通れない事実です。
ビジネスにおいて大切なのは、
『良い人』であることに加え、
その専門において
『すごい人』である必要がある
というもの。
やはり、
その業界の専門分野に
長けていないことには、
その仕事を成立させること自体が
難しいというもの。
少なくとも専門性においては、
そこそこ抜きん出ていないことには
経営として到底太刀打ちできないと
言えるでしょう。
■しかしながら、
この逆もまた言えることで、
専門性において
特筆するすごささえあれば、
その他の分野においては、
極端な話、最低レベルでも
大した問題ではないとも言えます。
もちろん、経営全般において
専門性以外の事務作業であったり、
営業であったり、
アフターサービスであったり…
そのようなことがおろそかに
なってしまうと、
それはやはり、
たとえ専門性に長けていても、
ビジネスとして成立しないでしょう。
■しかしながら、
【専門性以外の分野については
人に任せる】
というのも、
選択肢の一つなんですよね。
人に任せるということは、
親族の方にお願いすること
かもしれませんし、
外注の方に依頼すること
かもしれませんし、
自社のスタッフにお願いすること
かもしれません。
大切なのは、
【専門性以外の分野について、
そこに注力するがあまり、
本来の大切な専門分野の力を
削がれないこと】
なんですよね。
■冒頭に述べた、経営の分散化は
今後の世の中において必要である
とも言える一方、
経営者として、
そのそれぞれの経営(事業)において、
自らで動かなくて良い部分については、
極力人を頼るという思考も
必要であると言えるでしょう。
そしてこういったことは、
日常的に経営全体を俯瞰しないことには、
全体像が見えなくなってしまい、
その場しのぎの自転車操業的な
経営になってしまいがち。
■そうならないためにも、
やはり定期的に毎日数分でも
自らを俯瞰する時間を取りたいもの。
どうしても、自分で何もかも
してしまおうとするものですが、
一度自らを俯瞰してみて、
自分でなくても良い業務が
ないかを考えるとともに、
それを自分でやらないとすれば、
どのような手立てが考えられるか
ということを今一度思索すると、
今まで見えていなかった
経営の突破口が
見えるかもしれません。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営において必要なのは、
やはり『専門性』であると言える。
・逆に、専門性さえ突出していれば、
その他の分野については、
最低レベルでも差し支えなく、
その最低レベルの業務は、
他者に任せていくということを
考えてみてはいかがだろうか。
・経営は決して自分一人で
する必要はなく、
場合によっては、
上手に他者も巻き込んで
その経営全体を回していく
という視点を持つと、
思わぬ突破口が見えるかもしれない。
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。