2022年8月19日自然の循環から学ぶ経営の心得
■以前の記事の中で、
『君の名は。』を見て
『組紐』に強い印象を受けた
ということを書かせていただきました。
<2022.8.15「君の名は。」から見て取れる
微粒子企業の生き方>
https://muratax.com/2022/08/15/5521/
今日もそのことに続けていきたい
と思います。
■日本の神道においては、
【結び】
ということが説かれているようです。
Wikipedia-むすひ-
つまり『結び』とは
【何かと何かが繋がって存在している】
ということですね。
自然界には、
【地上に降った雨が川に流れ、
そしてそれがまた海に流れ、
それが太陽と光と熱によって水蒸気となり、
その後空に昇っていく】
という循環があります。
そしてその天に昇った水蒸気が
また雨となり、
これが大気に温度や湿度を生じさせ、
その中で農作物が適切に育って、
それを私たちが食し、
そのような営みを通じて
子孫を残していく
ということに繋がっているんですね。
■日本においては、
こういった『五穀豊穣』に感謝をし、
その感謝と願いを込めて
神様に食べ物をお供えして
感謝をすることを
【御九日(おくにち)】と呼び、
各地で行われている『おくんち』
という祭りはここが起源となっている
ようです。
つまり『君の名は。』で言う
『組紐』と同じように、
【私たちの目に見えない部分で
いろいろな結びがあり、
これによって世の中は成り立っている】
と言えそうです。
■上述してきた、
雨が降り、川や海に流れ、
それがまた蒸発して水蒸気となり、
大気が存在している。
そして、
その大気の恵みから農作物が育ち、
私たちがこれを食している
ということを考えると、
【自然の世界ではやはり
このようなことが循環している】
ことが分かります。
そして、この循環は、
このような大自然の中で
起こっているものですので、
そのごく小さな存在である
人間の世界でも、
同じようなことが言えるのでは
ないでしょうか。
つまり、
【自らの取った行動は、ゆくゆくは、
それがブーメランのように
また我が身に返ってくる】
ということ。
■先日の記事でも書かせていただいた
『自責思考』にも繋がるお話なのですが、
結局のところ、
【自責思考をもとに
すべての原因は自分の言動にある】
ということを念頭において行動していると、
【基本的にマイナスの感情を
持つことがなくなる】
というもの。
逆を言えば、プラスの波動を
自らの身に纏うことになりますので、
そういった人に触れる人もまた、
心が温かくなるような良い伝播が
広がっていくように思うんですね。
■逆に、
『他責思考』に陥ってしまうと、
【常に表情が曇ってしまい、
その表情がまた他の人に悪く伝播し、
自分の周りの人はマイナスに満ちた人】
ということになってしまいそうです。
これは、決して科学的なお話
ではないのですが、
何となく合点のいく
お話ではないでしょうか。
これこそが人間界で言う『結び』であり、
結局のところ、『大自然の結び』と
結びついているような
気がするんですね。
■私自身、
そのようなことを念頭において
行動をしているため、
(できているかどうかはさておき…(汗))
どうしても『他責思考』の人に
ぶち当たってしまうと、
「すごく残念だな…」
というように思ってしまいます。
これは、
【その行動が結局は
自分に跳ね返ってきてしまうのに…】
という考えから、なんですね。
何となく目に見えないお話で
モヤモヤする部分が
あるかもしれないのですが(汗)、
私自身、これまでの行動を通じて、
上述してきたようなことに
決して科学的な根拠はないとしても
そのように感じている
というところ。
■いろいろとお話が
散らばってしまいましたが、
やはり、
自分が日々生かされていることに
まず感謝をし、そして、
【経営であっても人生であっても、
周りの人を幸せにすべく、
自分にできる周りへの貢献をすること】
を習慣にすることにより、
心が穏やかになり、
そのことで、自らがそのような
プラスのエネルギーを出して、
結果として周りの人も
幸せになっていくのではないか
と思っているところです。
■ここ最近は、
経済状況も不安定であることから、
人の言動がマイナスの方向に
流れていってしまいがちです。
そのような状況だからこそ、
なおのこと上述してきたようなことを
私自身念頭において、
この時代の波に飲み込まれることなく、
原理原則の心情や理念を持って、
「周りの人の幸せに寄与していきたいな」
と思っているところ。
大きな大きな自戒を込めての
記事でした…
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《本日の微粒子企業の心構え》
・日本の神道で【結び】
と言われているように、
【万物はすべて繋がっている】
ということが考えられる。
・人間関係に関しても
その小さな【結び】というものが
存在しているように感じられる。
・したがって、常に【自責思考】で
マイナスの感情を極力持たないようにし、
自分はもちろんのこと、
その周りの人も幸せにしていくべく、
経営や人生を考えていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。