2022年8月29日【経営者が「あえて休む!」】ことが必要な理由
■最近仕事をしていて感じるのが、
「曜日の感覚がなくなってきたなぁ」
ということ。
サラリーマンの頃は、
月曜日から金曜日まで仕事をし、
土日や祝日はお休み。
(とは言え、週末は税理士試験の勉強に
勤しんでいましたが…)
そういった意味では、
平日と土日祝日の区分けが
しっかりとできており、
オンオフの切り替えができていたように
感じているところ。
■これが経営者ともなると、
油断すれば一日中仕事を
することになりますので、
そういった理由から上述したような
【曜日の感覚がなくなってしまう】
ように感じているところ。
ここでふと考えるのが、
「これで本当に良いのか」
ということなんですね。
本当に良いのかどうかということは
2つの視点で考えており、
1つ目は、
【ダラダラと終日仕事をしていて
高い集中力と効率性が
発揮できているのだろうか】
ということ。
どうしても仕事や学習が
長時間に及ぶと、
【その分集中力が低下して、
結果として効率性がダウンしてしまう】
ように感じます。
■特に夜の仕事となると、
感覚として、生産性が朝の半分位に
なっているのではないかと
いう感じがするんですね。
そういった面では、
「サラリーマン時代のように…」
というわけではありませんが、
適切にオンオフをしっかりとして、
集中力と効率性の高みを
目指したいところ。
■そしてもう一つは、
【人生、こんなに仕事ばかりで
良いのだろうか】
ということ。
私にとって、
【仕事=楽しいこと】
ではあるのですが、
それに増して楽しいのが、やはり
【家族との時間】
なんですね。
そのように考えると、
私にとって第一に優先したい
家族との時間をないがしろにして、
そのような形で終日仕事をしている
ということは、
人生の選択肢としてあってはならない
というような感覚。
■少し引いた視点で見てみると、
サラリーマンの頃は
平日と土日祝日という
時間的な区分けがあったように感じます。
特に休みの前日などは、
全く仕事がない日の前日
ということで、
多少なりとも
【テンションが上がっていた】
ように感じるんですね。
ただ、場合によっては、
仕事が終わっていない状況であれば、
土曜日の出勤もあり得ますので、
【土曜日に楽しむためには、
なんとしてでも仕事を金曜日に
終わらせてしまう!】
という必要があるわけです。
そうなると否が応でも
気合が入りますよね。
小学生の頃の遠足の前日
のような気分で、
ご褒美を前に頑張れる
といった感覚かもしれません(笑)。
■果たして、
経営者として日々を送っている中で、
こういったご褒美の感覚
を忘れていることはないでしょうか。
私自身、
最近この平日と土日祝日の区分けを
自分の中で明確にするようにしており、
「土日祝日は仕事をしない!」
(仕事につながる第二領域の
本来の仕事はする)
と決めているところ。
とは言え、
突発的な案件もありますので、
そういった場合は仕事をすることに
なるわけですが、
そのように明確なルール決めを
することにより、
土日祝日のサラリーマン時代の喜びを
しっかりと感じることができ、
その結果平日にメリハリのある
仕事ができているというところです。
■人間とは弱いもので、
やはり目の前の何かしらの
ご褒美がないと、
上述してきた高い生産性や集中力、
そして効率性を発揮することは
難しいように感じています。
これは経営者の方にとっては
よくある現実ではないでしょうか。
もしかすると、
「仕事が進まない!」
などということが
あるかもしれませんが、
もし上述してきたように、
仕事をする時間を厳守し、
週末の喜びを明確にすることにより、
限られた時間で大きな集中力
と効率性を発揮出来るように
なるかもしれません。
■あくまでも
平日と土日祝日については、
一つの例に過ぎません。
これは人それぞれですので、
ぜひあなたにとってテンションの上がる
ルールを自分の中で設定し、
そのルールのもとに、
日々の経営を進めてみては
いかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者ともなると、
オンオフの切り替えが
難しくなるもの。
・その切り替えができていない
ことにより、
本来大切にすべきものを
失ってはいないだろうか。
・人は多少なりとも【目の前の喜び】
がないことには、
結果として、高い集中力や生産性
を見いだすことが難しいように感じる。
・そのように考えると、
経営者であるからこそ、
しっかりと仕事をする時間などの
ルール決めをし、
そのルールに則る形で、
日々の経営を進めていく
ようにすると良いのかもしれない。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。