2022年8月30日【マイナポイント】に関する税金のお話
■ここ最近、
PayPayやいろいろなクレジットカード
などの情報から
【マイナポイント】
についての告知がされることが
増えてきました。
『マイナポイント』は、
【マイナンバーカードを作成し、
公的なものと連携することにより
ポイントがもらえ、
そのポイントが最大2万円になる】
というものですね。
<マイナポイントHP>
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/
【マイナンバーにより、
国が個人情報を紐付けし、
国民の財産状況を漏れなく把握しよう】
とすることが根底の目的として
あるように感じるところです。
今日は税金面のお話から、
このマイナポイントについて
考えていきたいと思います。
■結論として、
【このマイナポイントは
課税の対象になる】
ということを覚えておきましょう。
所得税は、基本的に
【個人が儲けを出したら、
その儲けに対して課税される】
税金。
そのように考えると、
このマイナポイントも、
タダでもらったものですので、
【そのポイント分がまるまる儲けになる】
という考えになるわけです。
とは言え、国が打ち出している
政策なのにも関わらず、
「そのように課税の対象とすることは、
何だかイケてないなぁ…」
と個人的には思ってしまいます。
■所得税は、
その所得の種類が区分けされています。
そして、マイナポイントに関しては
【一時所得】
という区分に分類されるんですね。
『一時所得』は
突発的な収入に対しての所得で、
【50万円の控除】
が認められています。
そのように考えると、
マイナポイントで最大2万ポイントを
取得したとしても、
この『50万円』に満たないため、
【通常は申告不要】
となりそうです。
■しかしながら、
この一時所得がもし他にあれば、
そういったその他の一時所得とともに
50万円を超える際には
【申告の必要がある】
ということですね。
具体的に言えば、
【競馬などに勝ったその払戻金や、
生命保険などの返戻金】
が該当します。
とは言え、そのような
『競馬で勝って多くの利益を得る』
ということは稀なような気もしますし、
生命保険に関しては、
単にもらった金額ではなく、
もらった金額から、
これまでに払い込んだ
保険料を控除して
その所得の金額としますので、
どちらかと言えば
マイナスになることが
少なくありません。
■そのように考えると、
『マイナポイント2万円分が
そのまま税の対象となる』
ということは考えにくいので、
結論としては、
【マイナポイントは
課税の対象とはなるものの、
納税の心配はない】
と言えるでしょう。
『マイナポイントが課税の対象になる』
ということを聞かれたことがあるかも
しれませんが、
【課税の対象とはなるものの、
申告は不要になることが多い】
ということも併せて
覚えておくようにしましょう。
■ちなみに、
私はマイナンバーカードは
作っていません。
将来、公の証明書などの関係で
どうしようもない状況では
作らざるを得ないかな
と思っていますが、
現状では、2万円分のポイントを
目の前に吊るされたとしても、
そこに飛びつくような気持ちは
さらさらない
というところです。
マイナンバーに関しては
いろいろな考えがあるかと思いますので、
政府の政策に加え、
【自身の価値観や考え方】
を相互勘案して、
その行動を決めていきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・【マイナポイントは課税の対象となる】
ことを心得ておくべし。
・その課税の対象となる所得の区分としては、
【一時所得】
になる。
・【一時所得は50万円までは非課税】
であるため、
【通常の場合マイナポイントを
もらったとしても申告の必要はない】
ということも併せて覚えておきたい
ものである。
・政府の政策や、その他の業者の提案に
乗ろうとする際、
【それにより得られるメリットと、
それに乗ることによるデメリット】
を相互勘案して、適切にその行動の
判断をしたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。