2022年10月19日従業員の副業から推察する【従業員の心】について
■以前の記事の中で、度々
『副業に関する
税務相談が増えている』
ということを
お話しさせていただいています。
今日はその『副業』の論点から、
【従業員が感じている会社への想い】
について書かせていただきたい
と思います。
■往々にして、
副業に関しては、
【会社の収入が少ないから】
ということや、
【プラスアルファの収入を得て、
そこからさらに資産を増やしていきたい】
ということが多いように感じます。
しかしながらその一方で、
【会社に不満がある】
ということで、
【退職を目指した副業を志している】
ということもまた、
相談の中では少なくない感覚です。
■そのような状況の人に
お話を伺っていると、
【本人が相当無理をした職場環境で
仕事をしているな】
ということなんですね。
そもそも、勤務時間が
ブラックであったりだとか、
本当にしたい仕事は他の業務なのに、
会社にそこを聞いてもらえず、
縛られてしまっているだとか…
そんな感覚。
こういったことに関しては、
【完全に会社と従業員間の
コミュニケーション不足ではないか】
と私は思っていて、
そんな状況で仕事をしたとしても、
経営全体を考えると、
決して良い成果が上がってくるとは
思えないわけなんですね。
そうではなく、
【積極的に従業員との
対話をすることにより、
従業員がその業務に配置されることが
経営全体にとってどうなのか】
ということを再考すべき
なのかもしれません。
■これも、
以前の記事で書かせていただいたこと
なのですが、
営業が苦手なスタッフが
営業職に就いていたり、
経理職が得意な職員が、
経理職以外の業務に就いていたり…
そのように、
【各個人の能力に合っていない
職場環境になっている】
ということは少なからず
見受けられるんですね。
こういった『ズレ』を防ぐためには、
【経営者とスタッフとの対話】
がどうしても必要であるのでは
ないでしょうか。
■これは、
【たとえ家族であれ、他人同士】
という前提に立つと
分かりやすいのですが、
自分以外の人の気持ちなど、
到底知ることは難しく、
【そこを知るためには、積極的に
対話をするほかないのではないか】
と私は思っているところです。
逆に、そのような『対話』
を重ねることにより、
お互いの考えを水平に
ぶつけ合うことができるため、
【いろいろとぶつかり合いながらも、
結果としては良い着地点や
妥協点に到達する】
というのが通常でしょう。
■『適材適所』
とも言われるように、
経営においてもこの
【適材適所の人材の配置をすること】
が重要ではないかと思う次第。
その適材適所が適うことにより、
従業員も会社の中で居心地の良い
環境になるわけですし、
会社としても積極的に
そのような環境を作り、
【従業員の満足度を高めながら、
より昇華する形で経営を作り上げていく】
ということが重要ではないでしょうか。
■今日は、
『副業』に関しての相談の中で、
ここ最近少なからず見聞きする
【会社への不満】
をベースに
お話を進めてまいりました。
上述しましたが、
【たとえ家族であれ第三者】。
そんな前提から考えると、
【自分以外の人との対話をすること】
は、人生において避けられないこと
ではないでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・『副業』に関する相談に
乗らせていただく中で、
少なくないのが、
【会社に不満を持っている人】
である。
・会社の不満は往々にして、
【経営者とのコミュニケーション不足】
に起因していると考えられる。
・『適材適所』とも言われるように、
【スタッフに関しても、
その能力や価値観に見合った
職場での配置を検討すべき】
ではないだろうか。
・結局のところ、
【スタッフが幸せに
仕事をできないことには、
その経営も軌道に乗っていかない】
というのが通常。
的確にこのような前提を察知し、
有意義な経営の選択をしていきたい
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。