2022年10月28日【個人事業の青色申告】はまず簡単にコレで!
■『副業』に関する税務相談が増えてくる中で、
【その副業の申告を青色申告でする】
ということも多くあることでしょう。
とは言え、青色申告での申告に関しては、
【会計帳簿を作ることが必須】
ですので、
通常の場合、
【会計ソフトを利用して
会計処理をしていく】
というところ。
■とは言え、
会計ソフトの入力を
したことない状態で、
なおかつ会計の知識がないようであれば、
【その入力をしようにも
どうやったらいいのか】
というのが分からないもの。
そんな中、何となく
適当な入力をしてしまうと、
カタチ上は帳簿が仕上がるのですが、
【結果として仕上がる数字は
往々にしてとんでもないことになる】
のが一般的です。
■そのようなことから考えると、
【まずは簿記3級レベルの
会計の知識を習得し、
その後会計ソフトの入力を進めていくか、
学習をしながら同時並行で
会計ソフトの入力を進めていく】
というのが得策かというところ。
■しかしながら、
『どうしても会計の学習時間が取れない』
などの理由により、
【直接会計ソフトに
入力せざるを得ない】
ということもあろうかと思います。
そのような際には、応急処置として、
【事業主勘定を使う】
ということを考えるようにしましょう。
■これは、
普通預金を完全に事業用として
使っていない前提のお話
(プライベートも混在している状況)
にはなるのですが、
【売上と経費をそれぞれ
『事業主貸』と『事業主借』で経理する】
ということなんですね。
【事業主貸】や【事業主借】
という勘定科目
(会計の項目を分類するもの)
については、
【プライベートの財布から
現金の入出金があっているもの】
とする項目。
したがって、
【売上をもらった際は
プライベートの財布に入金され、
経費の支払いもまた
プライベートの財布から出金される】
という考えとなります。
■当然、
本来の取引はと言えば、
売上に関しては『現金』で入金があったり、
『普通預金』へ入金があったり
するものでしょうが、
それを簡便的に一緒くたにして、
【事業主貸】
という勘定科目を用いよう
ということなんですね。
■そして、
『経費』の項目については、
これも
・現金での支払い
・クレジットカードでの支払い
・通帳からの直接の振り込み
などが考えられるのですが、
【これも一緒くたにして
『事業主借』という勘定科目を使う】
というのが最も簡単な方法である
と言えます。
■どうしても、
『青色申告』となると
【会計帳簿を作成するのが必須】
であるため、
【まずは会計ソフトを作成する】
というのが第一目的に
なることでしょう。
そんな中、最初から詳細についてまで
根を詰めてやってしまうと、
【どうしても時間が足りなくなってしまう】
ということが考えられるため、
柔軟に最初の段階では
そのような
【簡便的な会計処理】
をするのも良いかもしれません。
■しかしながら、
この簡便的な方法では、
【本来の経営成績が見えにくい】
という難点があるんですね。
したがって最終的には、
やはりしっかりと会計の知識を習得し、
その知識を携えて会計ソフトの
入力に入り、
適切な経営成績を
把握していきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・個人事業主で青色申告をするとなると、
【会計帳簿の作成が必須となる】
と心得ておくべし。
・会計ソフトの入力は何となくでも
できてしまうものであるが、
【仕上がった数字は往々にして
とんでもない結果となってしまうもの】。
・厳密な会計処理をしていくのが
原則であるが、
当初はそうも言っていられないため、
簡便的に
【事業主貸】と【事業主借】
という勘定科目を用いて
仕訳をしていくこともオススメである。
・しかしながら最終的には、
【会計の知識をしっかりと携え、
適切な会計処理をし、
経営状況を適切に把握すること】
が重要であるものと心得ておくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。