2022年11月10日【なんとなくの税務判断】は相当危険です
大阪出張から戻ってきたと思ったら、
なんと財布を落としてしまいました…
幸いにも地下鉄の忘れ物センターに
届けられており、
胸を撫でおろしたというところ。
日本のありがたさが
身に沁みますね(涙)。
さて、本題です。
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■様々なご相談をいただく中で、
飛び交う多くの情報に
納税者の方が混乱していることが
少なくないように感じます。
最近では特に
【インボイス制度】
について。
その他に、
マイクロ法人や、
所得税や社会保険についての
扶養のことなどもありますね。
■基本的に、
・インボイス制度 → 消費税
・マイクロ法人 → 国民健康保険
・扶養 → 所得税(住民税含む)・社会保険
という形で、
それぞれ違った論点なのですが、
どうしても知識が浅くなって
しまっていることからか、
あらぬ『合わせ技』を繰り出そうと
する動きが見られることも。
例えば、
インボイス制度を解決するために、
マイクロ法人を設立する…など。
もちろん、場合によっては
それが功を奏すことも
あるわけですが、
浅はかな知識で
これをやってしまうと、
思わぬ不利益を被ることに
なりかねません。
■インボイス制度で、
時には値引き交渉にあうことも
想定されますが、
値引き交渉が少ない見込みであれば、
あえて免税事業者のままで、
インボイスの登録事業者にならない
という選択も。
また、マイクロ法人は
基本的に国保を削減するための策として
考えるものであるため、
国保がそこまで高くない状況で
マイクロ法人を設立すると、
法人の税金や、税理士報酬などで
むしろ損になることも
考えらます。
あたかも、
「インボイスはマイクロ法人設立で
解決できる!」
といったような、
誤認識があるわけですね。
■これはあくまでもたまたま
取り上げた例に過ぎず、
この他にも、人により
多種多様の解釈や認識があるという
のが現状。
このような状況を考えると、
あえて手を下した方策により、
自らの首を絞めてしまうことも
往々にして考えられるわけです。
そうならないためにも、
ここは適切に
専門家である税理士を
頼るべきでしょう。
■特に年末が近づくと、
その焦りからか、
自分の判断でパパッと
上述したような
税務関係の行動を起こしてしまう
ということが少なくありません。
これは本当に恐るべきことです。
税や扶養、社会保険などは
密接不離の関係でありますので、
よくよく注意しないと
大きな痛手を被ることが
少なくないわけですね。
■「急がば回れ」
とはよく言われることですが、
特に税務関係の判断は、
慌てた時ほど冷静に
進めていきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・税務などの対策は、多種多様であるが、
その性格もまた様々であると
心得ておくべし。
・性格が様々であるが故に、
これを的確に理解して
手を下さないことには、
あらぬ損害を被ることを
想定しておくべきであろう。
・急がば回れの精神で、
税務関係のことを行う際には
専門家である税理士を頼ることが、
一番の近道であると言える。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。