2023年1月24日確定申告不要制度でソンをする!?
今日は大寒波でしたね。
我が家も娘たちは早退。
ただ、雪が積もっていたので
すごく楽しかったようで何よりです(^^)。
明日がまた心配ではありますが…
移動も無理なく、
安全第一を心掛けてまいりましょう。
さて、本題です。
------------------
■サラリーマンで
副業されている方については、
原則として
【2月16日から3月15日までの間】
にその副業についての
【確定申告をすることが必要】
となります。
しかしながら、
年間の所得(利益)が
【20万円以下であれば、
例外的に確定申告は不要】
ということに。
しかしながら、
【住民税については申告が必要】
ですので、その点には
注意が必要ですね。
■そしてここからが
注意点なのですが、
仮に所得が20万円以下であって
確定申告が不要となったとしても、
もしその際に
【医療費控除やふるさと納税】
の申告をするなどということで、
【還付申告】
をする際においては、
20万円以下の所得であっても、
【金額の多寡にかかわらず、
副業における所得についても
確定申告をしなければならない】
ということに。
■この20万円以下で
確定申告が不要となるのは、
【その他の要因などにより、
確定申告をしないこと】
ということが大前提になる
わけなんですね。
そのような状況ですので、
『医療費控除』や『ふるさと納税』など、
何かしらの要因で確定申告を
することになる際は、
【20万円以下の所得についても
確定申告をすることが必要】
になるということです。
■もしそのような状態になった
と考えてみましょう。
仮に医療費控除における
医療費の支払いのトータルが
15万円であったとすると、
基本的に
【医療費控除は10万円を超える
部分について初めて、控除が認められる】
ことになりますので、
15万円−10万円で
【5万円が医療費控除の対象となる】
ということに。
■もしその際に、
副業における所得が10万円で
あったとしましょう。
10万円は20万円以下ですので
【本来的には申告は不要】
となりますよね。
しかしながら医療費控除を
したばかりに、
【その10万円の所得についても
申告をしなければならない】
ということになるわけです。
■そうすると、
10万円の所得の申告をし、
医療費控除を5万円使う。
結局のところでいくと、
【10万円から5万円を引いた
5万円の所得がそこに
上乗せされてしまう】
ということなんですね。
そのような状況下においては、
医療費控除を選択したばかりに、
【多く税金を納付
しなければならない】
という羽目になることも。
副業においての確定申告
についてはこのようなことにも要注意
であるわけですね。
■ちなみに上述した
所得が20万円以下であれば
確定申告が不要というのは、
【給与所得を得ている
サラリーマンの方についての
限定的な決まりごと】
となっています。
したがって、純粋に
【個人事業主のみ】
をしている場合で、
20万円以下の所得であるとしたら、
これは
【原則通り確定申告を
しなければならない】
ので、この点にも要注意です。
■またこれは
別の論点なのですが、
公の機関からもらうことができる、
過去にあったような持続化給付金や、
事業復活支援金、
家賃支援補助金等については、
【原則として確定申告をしている】
ということが前提となっています。
そういった点を考えると、たとえ
【所得が出ていない状況下においても
確定申告をしておいた方が良い】
かもしれませんね。
上述した給付金関係の受給に伴い、
【開業届を提出しているかどうか】
も問題になったということが
少なからず見受けられました。
税務上では、申告が不要な
金額の範囲内であっても、
そのような理由からは、
【あえて適切に確定申告をして、
そういったものに備える】
という考えもまた
重要かもしれません。
■いずれにせよ、
上述してきた20万円以下の
所得であれば申告不要の
論点に関しては、
その他の項目において
確定申告をする場合においては
申告不要の特典が使えない
ことになりますので要注意です。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・サラリーマンとしての
【給与所得がある人で、
副業をしている人】
については、
【その副業の所得が年間20万円以下
であれば申告不要】
となることを心得ておくべし。
・その20万円以下が申告不要ということは、
【医療費控除やふるさと納税等により
還付申告をする場合】
などで、結果として
【確定申告をする際は無効になる】
ということもまた念頭に置いておくべし。
・そのような背景を考えると、
たとえ20万円以下の
所得であったとしても、
還付申告などをすることにより、
結果として
【税負担が増える】
ということも考えられるため
十分注意をして適切に確定申告を
することを心がけたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。