2023年2月17日「一方的な話を鵜呑みにするべからず」という言わば当たり前の話
「一方的な話を鵜呑みにしないこと。」
これは人間関係において、
必須のことではないかと思います。
ともすれば、
聞いた話をまともに受け取り、
一方的な解釈の元に
物事を判断してしまいがちですが、
それは極めて早計であるはず。
人の話を聞いて判断する際は、
極力双方の話を聞いて理解するように
努めるべきでしょうし、
逆にそこだけで判断してしまう人は、
ビジネスにおいても敬遠されてしまう
というものでしょう。
今日はそんなことから
お話を続けていくことにいたします。
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■以前の記事の中で、
経営コンサルタントの石原明さんの
『すべてが見えてくる飛躍の法則』
という本を紹介させていただきました。
石原さんがお亡くなりになったのは
もう2年前なのですね。
<2021.2.18【体が資本】の
意味するところとは>
https://note.com/muratax/n/nda070ce73813
<2022.12.25経営者として
【全体を俯瞰すること】の大切さ>
https://muratax.com/2022/12/25/5982/
サブタイトルは
『ビジネスは、〈三人称〉で考える。』
というもの。
経営者にとってこの視点は
大変有効ですし、
経営者としてむしろこの視点を
持っていないことには、
【物事の本質が見えてこないだろうな】
という感覚です。
■経営を進めていくにあたり、
【いろいろな人間関係が伴ってくる】
ということは以前の記事の中でも
再三述べさせていただいている
ところです。
自社のスタッフや、その外注先、
そして得意先や、その他の取引先…
そのように考えていくと、
【相当広い人間関係が見てとれる】
のではないでしょうか。
■そんな中、
人は十人十色ですので、その
【物事の受け取り方というのも
またそれぞれ】
ということは念頭に置いて
おいた方が良いでしょう。
仮に、一斉にとあることを
10人に伝えたとしても、
その10人がこれまでの過去の
人生の中で経験したことに応じた
経験をもとに、
その説明を判断するため、
【その解釈もまた10人分である】
というものではないでしょうか。
そして、さらにはその10人が
それぞれが解釈した内容を
【それからまた違う人に伝える】
という際、
【更なる捉え違いがある】
ということなんですね。
流れを考えると、当然といえば当然。
■上述したように、
人はその生活環境などの背景から
同じ話を聞いたとしても、
【解釈はまさに十人十色】
です。
その十人十色に解釈された話が、
さらに他の人に伝播することにより、
【伝えた側の解釈が大元の伝えた
人の解釈と違っている】
ということも考えられるのですが、
その人なりの解釈を加え、また更に
他の人にこれを伝えるわけですので、
こういった言わば
【噂話ほど怖いものはない】
と言えそうです。
■往々にして、
私が経営の中でいろいろな
人間関係の中でのこういった
言わば噂話を聞いた際、まずは
【本当にそうなのだろうか…】
ということで
【半信半疑で聞いている】
というのが現状です。
実際のところ、
当初の話をした人の真意と、
私の耳に入ってくるお話というのは、
『大半違っている』という感覚。
それほど、
【人の解釈により、
事実が捻じ曲げられて伝えられる】
ということは、前提として
知っておいた方が良いでしょう。
■そして
また怖いのが、
【その噂話を鵜呑みにする人がいる】
ということです。
そういった噂話を鵜呑みにする
ということは、
【事実でないことを信じる】
ということですので、
【全くもって誤った方向に
その解釈と行動が進んでいく】
というもの。
そのことで、
見当違いな感情が芽生えたり、
人に対して疑念を持ってみたり…
そういったことになってしまうことが
往々にして見受けられます。
■その解決策としては純粋に、
【直接本人と対話をする】
ということなんですね。
結局のところ、
本人同士の対話をしないことには、
【直接的に伝えるべきことが伝わらない】
というもの。
しかしながら、現実面では、
【自分が嫌われたくない】
ということから、
【自分ではない他人を介して、
情報を伝えようとする】
ということが経営の中に
おいても見受けられます。
当の本人は上手に伝えているような
感覚なのかもしれませんが、
それを人づてに聞いた人については、
その方に対して
【不信感が芽生える】
ことは避けられないでしょう。
■経営について
いろいろな経営者の方と
話をしていると、経営の場面においても、
そのように
【一方的な解釈で捉えてしまっている】
ということが往々にして
見受けられるというもの。
そのような際は、まず、
「その話は本当ですか?
というところからスタートする
というのが大切ではないでしょうか」
ということをお伝えするとともに、
「直接ご本人と対話してみては
いかがでしょうか」
ということもまた、お伝えするように
しているというところ。
■どうしても
上述したように人は十人十色であるため、
【解釈もまた本来の人からの真意と
ずいぶん違った状態でされている】
ということも少なくありません。
『経営者として』というよりは
一人の人として、
こういった事実がある
ということをしっかりと認識し、
【まず噂話を信じない】
ということ、そして、
何か疑問を持った際には、
【直接本人と対話をする】
ということ。
一般的に、小学生に説くような
シンプルなことではありますが、
これを徹底していくことにより、
【本来の人間関係が生まれてくる】
というものでしょう。
近しい人ほどそういったことを
蔑ろにしてしまいがちですが、
結局はどのような関係であれ、
行きつくところは
【人と人との繋がり】
です。
そういったことを念頭に置いて、
経営も人生も考えていくように
してみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・人よりその解釈は十人十色であるため、
【噂話を正面から信じてしまう】
ということは、
どう考えてもご法度である
ということを心得ておくべし。
・そして、物事を判断する際は、
三人称の視点により、
【相手と自分が対話をしている
状況を俯瞰して、どのような状況か】
ということを的確に考察すること
が大切であると言える。
・何より、噂話を耳にした際に感じるのは、
「この人はこんな話をする人なんだ…」
という負の感情ではないだろうか。
事実かどうかわからないような話を、
そのように噂話という形で
流布するということは、それがそのまま
【その人の信頼の欠損に繋がる】
ということを肝に銘じておいた方が
良いだろう。
・何はともあれ、
大切なのは人との繋がりであり、
その人と人との繋がりを
強固にするためには、
【対話が重要】
というところ。
適切にそういった
【対話の機会を設け、経営や
人生を有意義なものにしたい】
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。