2023年3月19日「売上を分解してみる」ことにより見える【自社の強み】とは
今日は我が子が通うフリースクールの
卒業式でした。
うちは卒業の対象ではないのですが、
これまでの大きな想いの詰まった最高の
環境を振り返り、
会場全体が涙涙・・・
本当に最高の環境。
最高の学びの場。
人と人が考えを交えて話し合って
進むべき方向をみんなで考えていくことが、
巡航速度で進んでいきます。
自由であるように思える反面、
実はすごく厳しい環境でもあります。
ただ、これこそがあるべき環境だと
私は思っています。
言いたいことを正面から言える場所。
ともすれば、人に不満を愚痴ったり、
ありもしない話を鵜呑みにしたり
しがちなものですが、
真に大切なのは『対話』であるはず。
大人の方が学ばされるばかりですね。
さて、本題です。
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■確定申告のお仕事をお受けした
お客様と申告についてのお話をする際、
少なからず経営の話になります。
確定申告の振り返りとしては、
【前年度の売上比較や経費の比較】
をしていきますので、
前年度やその前の年度と
変わっているポイントなどを
一緒にピックアップし、
その要因を探っていくような
イメージなんですね。
■そのような中で話題に上るのが
やはり『売上』についてのこと。
【売上についてはこれはまさに十人十色】
で、それぞれの業種に応じた、
そしてその業種の中でもその方の
個性に応じた状況により、
その売上高が成り立っている
ということが往々にして考えられます。
この
【それぞれの個性というものが
相当重要である】
と私は思っていて、それこそがまさに、
【差別化する要因となり得るもの】
と考えられることが多いんですね。
■売上についての一般的な公式として、
【顧客単価×顧客数×リピート率】
というものが。
【この3要素により売上は成り立っている】
という考えで、
この3要素を全てアップするか、
このうちどれか1つに的を絞り、
注力していくかなどということが
考えられます。
仮に
【売上を2倍にしよう】
とする際には、
【この3つのすべての要素を25%ずつアップ】
すれば、
【2倍に近い数字になる】
というもの。
■これを
ただ1つの要素だけ2倍にしようと
試みたとしても、
場合によっては難しいものでしょう。
上述したことは売上の基本的な
成り立ちの考えなのですが、
私がご面談をさせていただく際は、
このことよりもむしろ、その方の
上述したような
【個性に合ったところに視点
を持っていき、一緒に考察していく】
ということが多い状況なんですね。
■先日のご面談の中で上がった例を
お話しすると、
【売上についてはネットでの集客、
そしてリアルでの販売の集客】
の2つが大まかにあるということが
会話の中で分かりました。
その中で、
どちらの方が現状の売上高の
比率として多いか、
成約率として多いか、
ということを考察すると、
【圧倒的にリアルでの売上が大きい】
ということがわかったんですね。
そうなると、
【注力すべきはリアルの方である】
ということが単純な話ではありますが、
わかるかと思います。
■しかしながら、
このお話が出る前は、
【広告を打ってネットでの集客を
利用して、売上を伸ばしていこう】
という方向性だったんですね。
しかしながら、上述したように
現状の売上を分析していくと、
【ネットよりもリアルの方が成約率が高い】
という結果が。
ここから考えると、
ネット寄りの広告を打つよりむしろ、
【リアルで新規の人と会うこと
に注力した方が良い】
ということが分かった次第なんですね。
それが分かれば、
【どうやったらターゲット層に近づくための
リアルの人脈が広がるか】
ということを考えるべき
ということが見えてきたわけです。
■そのような形で、
対話を通じて具体的な手法が
見えてきましたので、
それをお互いに共有して、
スッキリした感じで面談を終えた
という感覚でした。
どうしても売上アップとなると、
広告を利用したり、
また場合によってはその業界に
特化したコンサルを利用したり
するものなのですが、
往々にしてそういった
【広告やコンサルなどは、
多額の費用がかかるもの】
ですし、しかも往々にして、
【同業他社に対しても同じような手法で
売上を伸ばそうとしている】
わけですので、そこに自社が入ってしまうと、
【レッドオーシャンに入り込んでしまう】
ということにもなりかねません。
■そうではなく、
上述した
【自分の個性を重視して、売上が
どういった要素で成り立っているか】
を考察し、その個性を活かすべく、
【自社ならではの売上アップの戦略】
を考えてみてはいかがでしょうか。
どうしても自分一人で考えたとしても、
その考えは
【自らの経験に基づくものに過ぎない】
とも言えるものですので、
【その思考は限界を迎えてしまう】
というもの。
■こういった時こそ、
上述したような対話を通じて、
【そのヒントを『人の脳を使わせて
もらって』広げていく】
ということが重要である
のではないかと思っている次第。
広告やコンサルなどにお金を投じる前に、
今一度そのようなことを考察し、
【真に必要な売上アップの方法】
とは何なのだろうか・・・
ということを考えてみては
いかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・売上については、
【基本的な3要素から成り立つ公式が
一般的に知られている】
というところ。
・しかしながら、決してそれだけではなく、
【自らの個性に応じた売上の成り立ち】
にフォーカスすると、
思わぬヒントが見えてくるということが
考えられる。
・どうしても自分の思考は
【これまでの半生に基づいた
経験の中でしか生まれないもの】
であるため、場合によっては
適切に相談相手を探し、
【自分の思考を広げるべく経営の思索】
をしてみてはいかがだろうか。
・我々微粒子企業にとって大切なのは、
【自分の個性である】
と言える。
その個性こそが、
【同業他社との非にならない
強さを秘めている】
ことが考えられるため、
適切にそのような個性を考察し、
経営戦略に役立てたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。