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トップページ ブログ > 税務について > 「納税は負の行動?」ということへの私の考え

2023年5月31日「納税は負の行動?」ということへの私の考え

福岡では雨が降り続いています。

「まだ梅雨でもないのに…」
と思っていたところ、

既に梅雨入りしてたんですね(汗)。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3416ed730cfd4700cf8db77d03667c3937d37321

昨日お客様との会話の中で知りました笑。

さて、本題です。


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■私は仕事柄、多くの社長とお話を
 させていただく機会があるのですが、

 【社長の考えも十人十色である】

 というのが正直な印象です。

 その中でも税務に関しては
 これもまた本当に十人十色で、

 『納税』に対してどう思っているか、
 『融資』に対してどう思っているか

 などということに関して、

 【様々な考えがあるんだな】

 というのが正直な感覚として
 感じているところなんですね。


■税務に関してのご面談を
 させていただく中でも、
 
 この考えは本当に様々で、
 往々にして感じるのが、

 【納税はマイナスなイメージ】

 と捉えられていることなんですね。

 当然、自分の稼いだ利益から
 納税をするわけですので、

 【納税により自分の手元に
 残る資金少なくなる】

 というもの。しかしながら、

 【利益を出さないことには
 納税はできない…】

 そのあたりの葛藤があるんですよね。

 こういった利益の面に関しては、
 
 【経営的な面と税務的な面の両面を
 考えなければならないのではないか】

 と私は考えています。

 
■経営的な面とはすなわち、  自らの事業において  【適切に利益が出ているか  ということの指標を明示する】  ということ。  ここで  納税がマイナスであるという面だけ  に囚われてしまうと、  【プライベートの支出までを  経費にしたり、  度が過ぎた脱法行為とも言える  動きをして利益を少なくして  納税額を少なくしたり…】  などという思考にもなりかねない  ということなんですね。 ■こういった思考に入ってしまうと、  【納税をしないためには  どうすれば良いか】  という考えに  なってしまっていますので、  その結果、納税を避けるために  現金を使いすぎてしまい、    【手元に残る現金が  少なくなってしまっている】  ということも。  こういった面は、言わば  【お金を使う節税の残酷な現実】  でもあるとも言えます。    本末転倒ですよね…

  ■お金を使う節税に関しては、  有用なものではあるのですが、    【度を超えてしまうとそういった  ことにもなりかねない】  ということなんですね。  そして、  『プライベートの支出までを  経費にしてしまおう』という思考は、  【経営上の利益を適正に把握  することができない原因】  となってしまいます。  また、経費が増えるということは  【利益が減る】  ということですので、  【金融機関の評価も厳しくなる】  ということも。  私が考えるのは、  金融機関の評価ということも  もちろんあるのですが、  むしろ前者の方で、  【経営においての儲けが適切に  把握できない】  ということが問題ではないか  と思うんですね。 ■経営者として大切なことは、  自らの商品やサービスを  提供することにより、  【その商品やサービスを購入  してくださるお客様がそれに価値を  感じた結果、幸せになる】  ということではないでしょうか。  経営者としてそこに注力すべきなのに、  税金面での思考に囚われてしまうと、    【結果として、余計な脳内メモリを奪われ、  経営に一点集中できなくなる】  ということが往々にして見受けられる  というものです。  もちろん、納税に関しては、  極力避けたいものではあるのですが、  経営者として、自分が一つの事業を  回していくということを考えると、  かえってマイナスな思考なようにも  感じる次第なんですね。 ■そしてもっと大切なのは、  納税を心配するより、    【まずは経営においての利益を  作っていくことではないか】  と私は考えます。  結局のところ、  利益があっての納税ですので、    【利益がない状態で経費を  作ってしまっても何の意味もない】  ものですし、  そのような思考に入ってしまうと、    【経営とプライベートを分離できていない】  ということになりますので、  それはそれで相当マズイのではないか  と私は思っている次第です。 ■長々と書いてはきましたが、  経営者としてまずは事業に没頭し、  適切な利益を上げて、その上で  【納税においての適切な行動を取る】  というのが真っ当な行動ではないか  と私は感じています。  どうしても  【納税はマイナスというように  捉えてしまいがち】  なものですが、  こういった視点を念頭に置いて、  経営全体を組み立ててみては  いかがでしょうか。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・経営者として  【納税はマイナスという思考】  に極度に入ってしまうと、    資金繰りにおいて、また経営において、  少々危険な面があるように感じる。 ・そして、納税はマイナスという思考に   囚われてしまうと、    本来的に大切な  【経営において利益を出す】  ということに対しても、  【マイナスな動きなってしまう】    というもの。 ・そういった思考に入ってしまうと、  本来経営者として注力しなければ  ならない  【自らの事業に対しての取り組みが  ないがしろになってしまう】  ということも考えておいた方が  良いかもしれない。 ・大切なのは、    【経営上と税務上のバランス】  ではないだろうか。  経営における利益の追求と、  納税においての適切な思考を  バランスよく取り揃えることにより、  【経営は良い方向に進んで行く】  はず。 ・今一度、利益と納税のバランスを再思考し、    【適切な経営についての進むべき道】  を考えたいものである。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

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