2023年7月27日会社員の【節税と資産運用】について考えてみる
ワイドモニターに変更して自宅での仕事が
かなり快適になったものの、
今度は画面が大きすぎて極度の目疲れが…笑。
↓ちなみにこんな感じです↓
https://www.instagram.com/p/CvE6Cjxhg-3/?img_index=1
モニターに貼るブルーライトカットのシート
がAmazonにあったため、ひとまず購入。
さて、本題です。
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■最近は通常の税務相談に加え、
【副業をされている方の相談が増えてきた】
という印象です。
どうしても会社員としての収入だけでは、
【その会社の将来性に不安もある】
であろうことから、
【副業をして第二の収入源を得よう】
ということが増えてきているようですね。
ただ、副業については、
会社が推奨している場合と副業自体が
禁止されている場合がありますので、
この点には要注意ですね。
■副業がバレるメカニズムとしては、
住民税について、
【住民税の増減により副業をしているか
どうかが勤務先にバレてしまう】
っていうことが考えられます。
住民税については、副業による利益が
上がっている場合に関しては、
【確定申告書・第二表の住民税を
自分で納付する(普通徴収)に
チェックを入れる】
ことにより、
【副業による所得の住民税は自分で納付する】
ことになりますので、
それで副業バレを防ぐことができます。
こちらの記事もご参考ください。
<2020.3.9副業が会社にばれてしまう
カラクリとは>
https://muratax.com/2020/03/09/2343/
■ただし、
もし副業を事業所得でしており、
それがマイナスになっているケース
においては、副業のマイナスと
給与所得のプラスが相殺され結果、
【住民税が本来の給与所得だけの
住民税の場合に比べ減額されてくる】
ということに。
そしてその減額された住民税は
還付などはされず、
【勤務先から給与天引きされる住民税が減額】
されて勤務先に通知されますので、
勘の良い経理担当者については、
その住民税の減少を見て、
「もしかすると何かやっているのでは…」
と勘づかれるというわけですね。
住民税においてはそのような点において
要注意であると言えます。
■そして会社員という立場においては、
【どうしても節税策が限定される】
というものです。
もちろん、副業している場合において、
【副業に関係する経費に関しては、
経費計上をすることにより節税は可能】
なのですが、サラリーマンの給与所得
自体に対しての節税という面においては
どうしても限定されるというものです。
【場合によってはiDeCoを
通じて節税を試みること】
が有効かもしれませんし、
また場合によっては、これは厳密には
節税とは言えないものの、
【ふるさと納税をして住民税を前払い
しながら、必要な返礼品を申し込む】
ということも有用でしょう。
■ふるさと納税に関しては、
現金支出のみを見れば
【2,000円の負担をして
住民税を前払いする】
というものですので、
決して節税とは言えません。
ただ、実質的な返礼品の受け取りを加味して、
【返礼品の時価を考えると、往々にして
その価額は住民税の納税より大きくなる】
というものです。
そういった点において、
金銭的な面での節税ではないのですが、
【金銭的・実質的な両面を
見たところでの節税ができている】
と考えても良さそうですよね。
■そしてもう一点のiDeCoについては、
『所得控除』と言われる分類であり、
【その控除された金額に対する
税率分の所得税と住民税が減税される】
ということになります。
【住民税は10%で統一されている】
のですが、所得税については、
【所得が高ければ高いほど
税率が上がっていく】
という超過累進税率になっていますので、
【iDeCoをすることにより
効果の高い人は、高所得者である】
ということは言えそうです。
■そしてiDeCoの受取時には
【基本的に退職金として受け取る】
ことができますので、『退職所得』として
【受取時の税制の優遇も受けることができる】
ということに。ただし、
受取方には要注意ですので、
それについてもまた注意が必要ではあります。
(本筋ではないので割愛します。)
■ただし、このiDeCoに関しては
【65歳まで現金が使えない状況】
となってしまいますので、
老後資金などで積立をするという
場合でないようでしたら、
場合によっては積極的にしない方が
良いかもしれません。
■逆に、老後資金でこれだけの積立を
しておきたいということであれば
積極的に利用して良いのではないか
と私は考えています。
上述したように65歳になるまで
使えないものですので、
【我が子の教育資金のためにiDeCo使う】
などということは考えないようにしましょう。
そういった投資については、
来年からその制度が拡充される『新NISA』
を使うことをお勧めいたします。
■NISAについては、
【どのようなタイミングでも売却が可能】
であり、
【売却益に対して税金がかからない】
というのが、大きな魅力ですね。
このようなことから、
【積立NISAなどを通じて投資に回すお金と、
iDeCoに回すお金については十分検討が必要】
と言えるでしょう。
■また個人事業主の場合は、
iDeCoに加え、
【小規模企業共済の活用も検討】
するようにしましょう。
ただし、小規模企業共済についても、
【その仕事を辞めるまでは
基本的に解約することができない】
ので、積立の際は十分な注意が必要です。
■サラリーマンについてのiDeCoは
【月に23,000円まで】
積み立てることができますので、
状況に応じて上手に活用し、
【毎年の所得税と住民税の負担を
減らしながら、資産運用をしていく】
ことを考えると良いと言えます。
そして世間には、
【投資を推奨してくる
業者が少なからずいらっしゃる】
というのもまた事実です。
しかしながら、最も重要なのは、
堅実な方法により積立NISAなどを通じて、
【堅実に毎月積立投資を
していくことではないか】
と私は思っています。
■どうか、
そのような投資の紹介によりその人から
【直接投資商品を購入するなど
ということはしないように】
しましょう。
自分の利益のみを目的として、勧めてきている
業者の方が9割…というのが私の感覚です。
「なぜ、この商売が儲かっているのか」
ということを冷静に俯瞰すると、
そういった解が見えてくるはず。
税務相談を通じて、こういった投資先は
本当に増えてきているなという印象です。
的確に現在の状況を把握し、
【適切な節税策と将来に向けての投資】
を考えるようにしましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・サラリーマンの節税については、基本的に
【iDeCoとふるさと納税に限定される】
というところ。
・もちろん、不動産投資などの積極的な
節税策も考えられるかもしれないが、
【堅実な面でいくと上記2つ】
と言えるであろう。
・所得税は超過累進税率により、
高所得者ほど大きな税負担が
強いられるため、場合によっては
iDeCoを活用し、毎年の税負担を
和らげてみてはいかがだろうか。
・どうしても世間にはいわゆる
【投資詐欺が蔓延している】
ものであるが、的確に自分自身の
状況を見極めて、
【堅実な投資と節税により、安全に
現在や将来の設定を考えてみること】
をお勧めする。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。