2023年8月8日出張の際に考えたい【出張旅費以外】のことについて
今日はほぼ丸一日Zoomの日。
いろんな脳の部分を使い頭がパンクしそうですが、
様々な社長のお話を聞かせていただくことができ、
かなり充実した日となりました。
まだまだ仕事は終わっていないのですが、
また気持ちを切り替えて頑張っていきたいと
思います!(燃!)
さて、本題です。
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■先日の記事の中で、
役員報酬を決定する際は、
いわゆるお金を使わない節税を考慮し、
【法人から個人へ役員報酬以外の形で
お金移すことができる術を考え、
重要な役員報酬をいかにして決定するかを
考慮すべきである】
というお話をさせていただきました。
<2023.8.6【法人の役員報酬】は
どう決める?>
https://muratax.com/2023/08/06/6772/
今日もそのことに続けて
お話をしていきたいと思います。
■役員報酬については、
それをもらうことにより、
【所得税や住民税のほか、
社会保険料もかかってくる】
わけですので、結構な痛税感がある
というものでしょう。
■そして
【社会保険料については
法人と個人の折半である】
ということから、
【法人の方でも支出が増える】
ということになり、
そういった点においても支出が
辛いな…いうところですよね。
そのような中で先日の記事の中では
【役員社宅と出張旅費】
についてお話をしたわけですが、
今日は『出張旅費』のことについて
少し角度を変えてお話をしてみたいと
思います。
■出張旅費に関しては、
【現地の実費精算を省略する】
というような意味合いで、
【法人が役員に対して、または従業員に
対して支給することができるもの】
なのですが、これを有効に
使うことにより、上述したように
【役員報酬や給料としてもらうべき
額が少なくなるというのが相当魅力的】
なんですね。
そしてこの出張旅費については、
基本的に『日当』という考えをもって、
現地の実費精算を省略する
という意味合いで使うわけですので、
【現地までの実際の交通費や宿泊料などに
関しては、全く考慮する必要がない】
ということなんですね。
■場合によっては、
【交通費や宿泊費も出張旅費という
中に含めて定額を支給する】
ということも考えられます。
今回はそのようなケースではなく、
日当のことを…
つまり交通費と宿泊費は実費で精算し、
【現地での実費精算を不要とする
意味合いである日当】
について言及していきたいと思います。
■そもそも、宿泊をすることによる
出張が多い会社においては、
【宿泊費や交通費が多額になってくる】
というところ。
そして、宿泊費や交通費に関しては、
遠距離であればあるほどその額も
高くなってしまうため、
【極力そのような支出は削減したい】
ところですよね。
「交通費や宿泊費を使ったら
経費になるのではないか」
という話をよく聞くのですが、
今回に関しては、
経費になるということと現金の支出がある
ということがイコールの状態
になっているので、
【節税という意味においては
ちょっと弱いかな】
という感覚です。
■まず第一に検討すべきは上述した
役員社宅や今回の出張旅費のような、
【お金を使わない節税】
なんですね。そのような中で
【お金を使って手元の
現金を減らしてしまっている】
ようであれば、それは税は減るものの、
【同時に節税分を上回る
現金の流出が起こってしまっている】
ため、それは本末転倒である
と言えるでしょう。
もちろん、業務に必要な出張であれば
それは当然それで良いのですが、
場合によっては、無理をして出張し、
【経費を強引に利用する】
ということが見受けられますので、
そのようなことになっては
【手元の現金が減るだけとなり
本末転倒となる】
ため、気をつけるようにしましょう。
■少し話がそれてしまいましたが、
上述したように多くの出張がある場合、
場合によっては
【ウィークリーマンションや
マンスリーマンションを契約するのも一つ】
かもしれません。
どうしても単発の宿泊となると、
その都度交通費がかかって
宿泊料もかかってくるため、
そのような移動を省略して、
上述したようなウィークリーや
マンスリーに身を置くことで、
まず交通費がかからなくてすみますし、
【宿泊費についても連泊することにより
割安になるということが多い】
のではないでしょうか。
■そして気になるのが
日当についてなのですが、
『日当』は上述してきたように
【現地での実費精算の意味合い】
ですので、
ウィークリーやマンスリーを
契約していたとしても、
通常通り日当をもらうことができるので、
そのあたりの心配は不要ということに。
真に大切なのは、
【節税の本質は手元により
多くのお金を起こすこと】
ということであり、
【そのような際に出張旅費は有効に使える】
ということなんですね。
手元により多くのお金を残すこと
ということを考えるにおいて、
上述したように出張が度重なるようであれば、
場合によっては
【ウィークリーマンションや
マンスリーマンションを契約してしまう】
というのも一つかもしれません。
■というわけで今日は、出張旅費に関して、
【実際の交通費との兼ね合いを考慮した方法】
について見てまいりました。
こういった
【現金が出る経費については
総合的に見て、最も有用な選択】
をするようにしましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・節税の本質として、
【お金を使わない節税】
こそ、
【手元により多くのお金を残すため】
に検討すべきであると言える。
・出張旅費を考えるにあたり、
【その出張旅費が多額】
になっているような状況があれば、
それはもしかすると
【出張の『日数』が多いことに起因】
するかもしれない。
・そのように考えると、
その都度出張して交通費や宿泊費を
支払うのではなく、場合によっては
【ウィークリーマンションや
マンスリーマンションを契約して、
交通費と宿泊費そのものを減額すること】
を心掛けてみてはいかがだろうか。
・出張については、
出張旅費に加えそういった
【実際に現金が出ることを
加味して有用な判断をすること】
が大切であるということを心得て、
その資金繰りや節税のことを
考えたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。