2023年10月8日「解決したい!」経理のマンネリ化について
今日はとあるSNSの講座に参加してきました。
根本的な勘違いや思い込みのことがすごく多く、
また、今後の方向性のこともよく見えたので、
かなり有益な時間を過ごさせていただきました。
11月からは早くもいろいろと立て込んできそう
ですので、早めにやるべきことに着手して、
来たるべき(来てほしくない?笑)繁忙期に
備えたいと思います。
さて、本題です。
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■以前の記事の中で、
個人事業主の方については、
【事業とプライベートをしっかりと
区分けし、それを会計に反映していく
ことが大切である】
といったことを
お話しさせていただきました。
<2023年1月26日個人事業主の
【事業とプライベートの区分け方法】>
https://muratax.com/2023/01/26/6098/
今日も少しそれに似たような
お話をしていきたいと思います。
■今回については、
【現在の経理や会計周りを
どうにか改善できないか】
という論点でお話を進めたい
というところ。
どうしても従来のやり方で
経理や会計を進めていると、
それが当然のように継続して
しまいがちなものですが、
【もしそれが効率化
するかもしれない】
と考えるとどうでしょう。
【経理や会計は経営の要でもある】
ということ、しかしながらそれと同時に、
【相当手間と労力がかかるもの】
とも言えるかもしれません。
そういった点を考えると、
【極力手間や労力をかけずに、
より精密な会計を仕上げていきたい】
というところですよね。
■結局のところ、
【会計の数字は経営の状態を如実に
反映させるもの】
ですので、
【その後の経営判断をしたり、
過去の経営の反省をすること】
などにおいて、
相当有用であるものと言えるでしょう。
このような状況下において、
特に代替わりで引継ぎ、従来の
やり方のまま経理をしていたり、
また長い年数同じように
経理をしていくことにより、
【経理が形骸化している】
という状況も見られるでしょう。
「もしかすると、その経理の形骸化を
見直すことができるかもしれませんよ。」
というのが今日の内容。
■単刀直入に言えば、
「クラウド会計を適切に利用していますか?」
ということなんですね。
従来型のパソコンにソフトをインストールして
会計処理をしていくソフトと比べ、
『クラウド会計』に関しては、
【インターネットを介して
オンラインの情報を会計に取り入れる】
ことにより、
【スムーズに会計処理を行うことができる】
というのが特徴。
■オンラインとは具体的に言えば、
インターネットバンキングや
クレジットカード、
通販をしている場合の楽天や
Amazonや、PayPal、Squareなどの
通販システムのデータなどといったものを
【オンラインで取り込むことができる】
というものです。
従来は、例えばクレジットカードの
利用明細を手元に広げ、
それを手入力で会計に入力していた
わけですが、
クラウド会計の利用により
【その部分が完全に簡略化される】
ということなんですね。
具体的に言えば、クレジットカードの
利用明細がクラウド会計に
自動的に反映され、
【単に勘定科目を確定させていくだけで、
その会計処理が完結する】
という状況を作ることが可能に。
■そしてその勘定科目に関しても、
ひと度その項目で選択した勘定科目は、
人工知能(AI)がこれを学習してくれて、
その後同じ明細の内容が
上がってきたとしたら、
【従前のAIが覚えた勘定科目を
自動的に提案してくれる】
というもの。
これが大変優れものなんですね。
■そして、データ連携していない
現金などの領収書については、
これはマネーフォワードのお話なのですが、
(マネーフォワードもクラウド会計の一種です)、
その現金で支払った領収書の内容を
Excelに入力し、
その入力したExcelをマネーフォワードに
取り込むことにより、
【上述した自動化ができていく】
というもの。
マネーフォワードについては、
こちらをご参考ください。
<マネーフォワードクラウドHP>
https://biz.moneyforward.com/
■大切なのが、従来のパソコンに
インストールする形の会計ソフトは
【手入力をすることが大前提】
だったのですが、
クラウド会計に関しては、
【手入力は極力しないということを
徹底していくこと】
が大切なんですね。
現金の領収書だからといって
クラウド会計に直に入力を
しているようでは、
どうしてもインターネットを
通じたソフトであるため、
【処理速度に応じてスピードも
変わってしまう】
というもの。
■そうではなく、オフラインも利用できる
Excelにデータを入れ込んで、
それをマネーフォワードに
取り込むことにより、
上述してきた自動仕訳の
ルール設定などが可能となり、
【シンプルかつ正確な会計帳簿が仕上がる】
というところなんですね。
ここで私が強調したいのが、
従来手書きのアナログの体制で
取り組んできた経理を、
【このクラウド会計が台頭してきた
タイミングにこそ見直すべきではないか】
ということ。
■現金売上に関してはAirレジなどの
【ネットを介したシステムを利用】
することによりクラウド会計に
連携ができますし、
手書きの現金出納帳なども
そのような形で会計ソフトに
入れ込むことが可能となるでしょう。
これは会計のみならず経営全般に
言えることなのですが、
せっかくオンラインの優れた環境が
提供されているわけですので、
【そういった良い話には上手に
乗っかっていくべきではないか】
と私は思う次第。
■どうしても従来の体制を
変えようとすると、
経営者自らのみならず、場合によっては
【スタッフからもその変化に
対するクレームが出る】
ことが想定されます。
しかしながら、その変化の先に
経営の効率化を見い出せるようでしたら、
【現状をどうにか打破する】
ということを決め、その解決策を
検討してみてはいかがでしょうか。
【経営において大切なのは
問いを立てること】
であるはず。
<2023年6月4日【問いを立てるからこそ】
経営は前進する>
https://muratax.com/2023/06/04/6540/
■そういった問題点を
見い出す努力をし、
【その見出した問題点を
どうやって解決するか】
という問いを立て、
【経営の見直しをその都度していくこと】
を心よりお勧めいたします。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・クラウド会計が台頭してきた現代において、
【この環境を利用した会計を
していかない手はない】
のではないだろうか。
・クラウド会計を利用することにより、
従来のパソコンにインストール
するようなソフトに比べ、
【経理処理が半分の時間】
で終わることも少なくない状況。
・こういった良い話には即座に乗り、
【経営の効率化を検討することが
経営者の務め】
であるとも言えるかもしれない。
・従来のやり方を変えることにより、
【経営の転換点が見い出せる】
ようであれば、適宜そういった
問題点を見い出す努力をし、
その見い出した問題点を解決する術を
社内で探り、それを解決することにより、
より一層、経営の効率化を考えることを
検討してみてはいかがだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。