2023年10月14日知っておきたい「年末調整と確定申告」のこと
今日は大阪のホテルより配信しています。
前回の大阪では、睡眠が2時間という
睡眠不足で免疫が下がってしまい、
そのままコロナ感染という試練を与えられた
こともありましたが、
今回は6時間程眠れたかなというところ。
昨日は大阪のお客様にもお会いできて、
すごく楽しい時間を過ごさせていただきました。
インスタにもアップしましたが、
食べ物の写真だけです笑。
https://www.instagram.com/p/CyV26I4yIAl/?img_index=1
今日は今日でバタバタと慌ただしいので、
気を引き締めて大阪2日目を
過ごしていきたいと思います。
さて、本題です。
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■ここ最近になり、生命保険会社より
【生命保険料控除証明書】
が次第に送付されてきています。
控除証明書に関しては、年末調整や
確定申告で必要となりますので
必ず失くさないように保管をして
おくようにしましょう。
そこで今日は、
【年末調整と確定申告の関係性】
についてお話をしていきたいと思います。
■年末調整については、
【給料をもらっている人のみが対象】
となります。
ただ、年末調整は2ヶ所から
実施してもらうことはできず、
【1つの会社のみでしてもらう】
ということになるんですね。
したがって、基本的に年末調整をして
もらうのは、勤務先が2つ以上ある場合、
【メインの勤務先にのみ】
ということになります。
これがまず大前提なんですね。
■そして、年末調整に関しては、
上述したように
【給料をもらっている人のみが対象】
となります。
逆を言えば、
【給料をもらっている人は、
原則として年末調整をしなければならない】
ということなんですね。
よくある要望として、
「自分で確定申告をするので
年末調整はしなくていいです」
ということを言われるのですが、
その考えは全くもっての
誤解となってしまっており、
年末調整を必ず実施して、
その後に年末調整が終わった後の
【源泉徴収票を利用して確定申告をする】
という流れになるんですね。
■では、2ヶ所以上の給料をもらっている人
についてはどうなるのでしょうか。
その方については、メインの勤務先での
年末調整は終わっているため、
その年末調整の終わった源泉徴収票と、
その他の年末調整の終わっていない
源泉徴収票を全て合算して、
【自分で確定申告をする】
ということになります。
通常の場合、
【メインの勤務先以外の給与からは
源泉所得税を多めに徴収されている】
ので、
【還付される】
ケースが多いですね。
とは言え、トータルの給料の収入金額が
大きくなればなるほど、
税率の負担が増えてきますので、
場合によっては納付となるということも
もちろんあります。
■これが年末調整の考え方なんですね。
ここまで述べてきたように、
【年末調整は給与所得のみを
対象としているもの】
になります。
■これに対して確定申告はと言えば、
【給与所得を含めたすべての所得を
合算して申告するもの】
ということに。
したがって、
【確定申告という枠組みの中に
年末調整が一部として入っている】
という状況です。
■よくあるパターンとして、
マイクロ法人としてその法人より
役員報酬をもらっており、
個人事業主では確定申告をするケース
が考えられます。
そのような際は、まずマイクロ法人の方で
年末調整を完了し、その後確定申告の際に、
【マイクロ法人の年末調整を終えた
源泉徴収票と、個人事業の事業所得を
合算して確定申告をする必要がある】
ということになるわけです。
どうしても年末調整に関しては
多くの誤解が生まれがちなのですが、
【年末調整は基本的に会社として
しなければならない】
ということには、十分注意しておくように
しましょう。
■いろいろと例外はあるのですが、
【勤務先がメインの勤務先であれば
必ず年末調整をする】
というように覚えておくと、
大抵のことはカバーできるかと思います。
何はともあれ、
ここ最近届いている『控除証明書関係』
は紛失することのないよう、
適切に保存をし、年末調整や確定申告に
利用することを心掛けたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・ここ最近届いている
生命保険料控除証明書などの
証明書関係は、
【年末調整や確定申告で使用する】
ことになるため、紛失することなく
保存しておくようにしておくべし。
・年末調整は確定申告の一部として
位置づけられるものであり、
【年末調整は給与所得のみ】
を対象とし、
【確定申告は給与所得を含めた全所得】
を対象とするということを
押さえておきたいところ。
・そして年末調整は、基本的に
【勤務している全従業員に対して】
実施しなければならず、例外として
2ヶ所以上に勤務している人で、
【その勤務先がメインの会社でない場合は
年末調整をしないケースもある】
ことを心得ておくべし。
・どうしても年末調整と確定申告は多くの
誤解が生まれがちなものであるが、
適切に上述してきたようなことを
念頭に置いて、
【年末調整と確定申告を
誤りないよう進めていきたい】
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。