2023年12月27日個人事業主の【お金を使う節税】は必ず年内に!
今日は年内最後のTEAM MURATAX!
お昼は女性版、夜は全体版の
TEAM MURATAXを開催します。
社長同士で、ベースの価値観が合う
お客様であり、仲間とのこういった場は、
すごく楽しいものです。
さて、本題です。
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■いよいよ年末という年末に差し掛かっている
ところではありますが、
個人事業主の方についての
お金を使う節税については
【年内に済ませておく】
必要があります。
そこで今日は、個人事業主の方についての
【最終的なお金を使う節税】
についてのお話を進めていきたいと思います。
■まず、お金を使う節税の代表格が、
【30万円未満の備品の購入】
ですね。これは
青色申告の場合は30万円未満
なのですが、
白色申告の場合は10万円未満となり、
30万円や10万円以上のものとなると、
【減価償却対象となり、
全額経費化することが難しく】
なります。
■また、仕入に関しては
前倒しの仕入をしたとしても
【在庫としてカウント】
されてしまいますので、経費にはなりません。
純粋に、
【ずっと使用していくものを前倒しで買う】
というのが前提となります。
そして大切なのが、
【12月31日までに納品している】
ということなんですね。
単に注文を終えて決済を終え、
納品が来年になったとしたら、
それは今年度の経費とならず、
前払費用としてのみしかカウント
されませんので、要注意です。
■そして、その次に考えるが、
『小規模企業共済』ですね。
小規模企業共済については
【個人事業主や法人役員のための
退職金準備のための積立】
とも言えるもので、積立金額が経費となり、
またこれを退職する際にもらう際は
退職所得となるため、
【税金が優遇されている】
というもの。
<小規模企業共済のサイト>
https://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/
これについては、
【新規の申込は銀行の年末最終営業日】
まで受け付けていますので、
間に合うようであれば
検討されても良いかもしれません。
■もう一点は
【倒産防止共済(経営セーフティ共済)】
なのですが、
これは小規模企業共済と同じく、
積み立てた金額が経費になる
(事業所得の経費となり、小規模企業共済
は所得控除での経費となります)
ものの、
これを解約したタイミングでは
【全額事業所得の収益としてカウント】
されてしまうため、
【解約時に大きな税負担を強いられる】
ことを考えておかなければなりません。
ただ、対策の一つとしては場合によっては
(私は消極的ですが)使えるもので、
これも小規模企業共済と同じく
新規の申し込みの場合は、
【銀行の最終営業日まで申し込みが可能】
となります。
<倒産防止共済のサイト>
https://www.smrj.go.jp/kyosai/tkyosai/about/features/index.html
こちらの記事でも詳しく書いていますので、
ご参考いただければと思います。
<2023年4月28日【倒産防止共済
(経営セーフティ共済)】の賢い使い方>
https://muratax.com/2023/04/28/6409/
■最後に
これは節税とは言えないのですが、
税金の前払いをしながら地域の
特産品をもらえるものとして、
『ふるさと納税』も検討されると良い
かもしれません。
ふるさと納税については銀行は関係
しませんので
【12月31日までに】
ふるさと納税のサイトにて、
【クレジット決済をしてしまえばその
ふるさと納税をした分が反映されてくる】
ということになります。
ふるさと納税については
来年その返礼品が届いたとしても、
【今年の12月31日まで決済が完了】
していれば、今年の税金の控除として
カウントされますので、ご安心ください。
■というわけで今日は、
【個人事業主の方についての
お金を使う節税】
について検討してまいりました。
いよいよ本当の年末に差し掛かっているため、
もし検討される際は上述したことを
念頭に置いて、慎重に検討して、
【納税資金も考え、お金を使うバランスを
検討して対策をする】
ようにしましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・個人事業主の方の
お金を使う節税については、
【12月31日までに終わらせる必要がある】
ものと心得ておくべし。
・小規模企業共済と経営セーフティ共済
については、
【12月の銀行最終営業日までの申込】
が必要となることに要注意である。
・また、30万円未満の備品の購入
(白色申告の場合は10万円未満)をする際、
【12月31日までに納品が完了して
いなければ、それは今年の経費とならない】
ため、これもまた要注意。
・ふるさと納税については、
【12月31日までに決済が完了】
していれば、
【今年の税金を計算する上での
控除が認められる】
ため、併せて検討すると良いもの。
・何はともあれ、お金を使う節税となり、
実際にキャッシュアウトとなるため、
【今回の申告で必要となる納税資金を加味】
して、くれぐれも無理をしすぎない範囲で、
お金を使う節税を検討されてみては
いかがだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。