2024年2月13日個人事業で悩みがちな【最終残高】について
今日から一週間のスタートですね!
今週は2月16日の確定申告の始まりの
週でもあります。
前倒しでやってはきましたが、
ここまで本当にあっという間。
ここからさらに高い集中力と
生産性をもって、
確定申告に全力突入していきます!
うぉぉぉ!!!
…さて、少し気持ちを鎮めて本題です。
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■あっという間に3連休も終わり、
今日からまた通常モードですね。
3連休とは言え、私に関しては、
【ただただひたすらに仕事をしていた
3連休だった】
といった感覚です。
今回の3連休は、年末調整と償却資産の
申告が無事終わって、心置きなく
【確定申告に注力した3連休】
となりました。
確定申告については個人事業主の方
について、自分ひとりでされるということも
あろうかと思いますので、今日は
【よくある個人事業主の方の
確定申告についての疑問点】
についてのお話ししていきたいと思います。
■会計についての知識を
持ち合わせている方であっても、
どうしても躓いてしまうのが、
【最終的な各科目の残高】
ではないでしょうか。
どうしても個人事業主については、
事業の取引とプライベートな取引が
混在している状況ですので、
【最終的な残高はあってないようなもの】
ということが、往々にして考えられます。
■銀行口座に関しては、
事業用とプライベート用を
区分けけしているかもしれませんが、
【クレジットカードなどについては、
プライベートも混在している】
ということが多いのではないでしょうか。
とは言え、預金口座についても、
【プライベートの口座でごく一部だけ
事業用の決済をしている】
などということもあろうかと思います。
■そんな中で気になるのが、銀行口座で
あってもクレジットカードであっても、
これは事業用の資産や負債として、
【貸借対照表に計上すべきかどうか】
ということなんですよね。
これについては、
【完全に事業用のものであればやはり
貸借対照表にその残高を計上すべき】
でしょうが、プライベートが
混在しているようであれば、
【貸借対照表への計上はしなくて
良いのではないか】
と私は考えます。
■銀行口座については、
【事業専属で使っているもののみ
普通預金として貸借対照表に計上】
し、プライベートが混在している
普通預金については、
【最終的に残高をゼロにする】
という処理が適切かなというところ。
プライベートと事業用で使用している
口座ですので、
実際に経理をしている普通預金の
取引は、
【事業用のみにしている】
か、もしくは、
【プライベートの取引を
事業主貸や事業主借で処理している】
状況ですよね。
いずれにせよ、銀行残高がプラスの残であれ
マイナスの残であれ、
残高は表れてくるものですので、
【最終的にその残高がゼロになるように
事業主貸や事業主借の勘定科目で調整】
するようにしましょう。
■また、クレジットカードについては、
会計処理的に
【未払金に計上している】
のではないでしょうか。
これについても、事業用とプライベート用が
混在しているようでしたら、
【実際の会計処理後の未払金の残高は
あってないようなもの】
と考えられますので、
これも残高がゼロになるように、
【事業主貸や事業主借で調整する】
ようにしましょう。
■そうすることにより、
【最終的にキレイな貸借対照表が仕上がる】
というものなんですね。
会計や経理をよく学んでいる人ほど
こういった点に迷いが出てしまいがち
なのですが、
個人事業主については、こういった
【ざくっとした経理処理をして
確定申告前の会計帳簿を完成させること】
をお勧めいたします。
■ちなみに、これが法人であれば
事業主勘定というものが存在しませんので、
【役員貸付金になったり役員借入金に
なったりする】
ことになります。
こういった点においては、
法人は明瞭会計にすべきというところで、
その点はしっかり注意しておかなければ
ならないわけですね。
■というわけで今日は、
個人事業主の方について
【最終的な残高をどうするか】
ということがよくある疑問として
浮き上がってくるものですので、
そのような論点についてお話をして
まいりました。
上述したことを念頭に置いて、
キレイに会計帳簿を締めて、気持ちよく
確定申告に入るようにしましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・個人事業主ついては、
【プライベートと事業用の取引が
混在している】
ことから、
普通預金やクレジットカードの残高について、
【同じくプライベートと事業の取引が
混在している残高になっている】
状況ではないだろうか。
・結論として、
【事業専属で利用している普通預金や
クレジットカードについてのみ、
残高管理をしていけば良い】
と考えられる。
・逆にプライベートが混在している
普通預金や未払金の残高については、
【決算のタイミングで残高をゼロ】
とするようにしたいところ。
・個人事業主については法人とは違い、
【ある程度ざっくりした経理処理を
最終的にせざるを得ない】
ため、上述したことを念頭に置いて、
残高をスッキリさせて、
【キレイな会計を仕上げた状態で
確定申告の処理に進む】
ようにしたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。