2024年3月9日相手の発する【言葉の真意】を探ることの重要性
確定申告前最後の土日。
この動き方で命運が決まります。
ここから長い一週間が始まりますが、
気を緩めずに進んでいきます!
さて、本題です。
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■弊所においての経営理念として
【対話を大切にしている】
ということは以前も度々書かせて
いただいていることなのですが、
経営において、この『対話をする』
ということは本当に何より大切だな
と思うところです。
弊所においては、
スタッフとの関係においてまず対話を
最重要視しているわけですが、
そのスタッフもこれまでの人生において
いろいろな背景のもと過ごしてきて
いますので、
【その考え方や価値観などは
まさに十人十色】
なんですね。
■したがって、仕事の中で
遭遇するいろいろなことについて、
スタッフそれぞれの感覚をもとに
それぞれ感じ方は異なるものですし、
たとえ同じ言葉だったとしても、
その捉え方もそれぞれであるというもの。
これはスタッフのみならず、
お客様に対しても同じであるわけで、
特に我々税理士の仕事においては、
この『感覚の違い』というものには
何より注意しなければならないな
というように感じます。
■例えば、30万円という納税額を
お客様に提示したとしましょう。
その30万円についての感覚は本当に
人それぞれで、その30万円の納税を
【たった30万円】
と感じる社長もいらっしゃる一方で、
【30万円の納税などそんな大金は
持ち合わせていない…】
という感覚を持つ社長もいらっしゃる
というもの。
したがって、我々税理士側がそういった
お金や税金のことを伝える際、
【決して感情を入れるべきではない】
と思っています。
つまり、
【勘定に感情を入れない】
ということ。
これがすごく大切なことのように
思うんですね。
■上述したように、30万円の感覚ですら
その社長それぞれの感覚次第ですので、
場合によってはこちらの表現の仕方一つで、
【その感情に大きな食い違いが出る】
ということも想定されます。
どうしても資金繰りが厳しい人に対して、
「たった30万円」という表現をすれば、
当然相手は気分を害してしまうものでしょうし、
そういった点において
【細心の注意を払って言葉を遣うべきだな】
と思うところなんですね。
■そのようなことは具体的な数字の話では
あったのですが、
人の発するその言語一つひとつには、
【まさにその人がこれまで過ごしてきた
人生の背景】
がありますので、
【必ずしもこちらが感じ取った通りの意味を
相手が伝えようとしているとは限らない】
ということは頭の隅に置いていた方が
良いかもしれません。
■現に、私もいろいろな社長とお話をさせて
いただく中で、
【まさに十人十色である】
と感じるもので、
同じ表現であっても社長の
感じ方により捉え方は人それぞれなので、
そういった点には本当に注意しなければ
なりませんし、
逆に、そういった前提を
念頭に置いておくことができれば、
【この言葉を発せられる背景にある
社長の考えはどのようなものだろう】
と推察することができるというもの。
■このように、
相手の発する一言で自分の感情が動いた際、
【その感情の動きは本当に正解なのだろうか】
ということは考えておく必要があるでしょう。
そういった面で大切なのが
『対話』なんですね。
その対話は決して一回きりで
終わるべきではなく、
その感情と言語の擦り合わせをすべく、
何度も何度も言葉のキャッチボールをして、
【そのお互いの感覚のズレ埋めていく】
ということが何より重要である
と言えるでしょう。
■どうしても関係が長い人ほど
そういったことを蔑ろにしてしがち
なものですが、
上述してきたように、
その感覚や言語の遣い方は
その人のそれまでの半生によって
培われているものですので、
たとえ長年の付き合いとは言え、
【その感覚は変遷していく】
というものです。
■したがって、どのような相手であれ、
そのように相手の発する言語に対して
感情の擦り合わせをし、
決して齟齬が生まれないような
コミュニケーションを心掛けることを
徹底したいものです。
その先に自分を含めた関わる人すべての
希望ある人生や経営の未来が見えるはず
ですので。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営においては、
取引先・スタッフ・得意先など、
【いろいろな人との関係により
経営が成り立っているもの】
というところ。
・そして、そのようないろいろな人は、
【その人が歩んできたこれまでの
半生に基づく価値観】
があるため、
【その価値観のもとに紡ぎ出される言語も
まさに十人十色】
である。
・したがって、
その人から紡ぎ出される言語に関しても、
【自分がストレートに受け取った感覚
そのものが違っている】
ということは想定していくべきであるし、
それが故に、対話を何度も重ねて、
そういった
【認識や感情の齟齬を埋めることは
かなり重要である】
と言える。
・こういった点は経営のみならず
人生においても大切なことであるため、
常に『相手の立場に立って考えて』、
感情や言語の齟齬を埋めていく
努力をすべく、対話を重ねたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。