2024年3月24日経営においては【再発防止策の検討】が何よりも肝心
今日は娘たちの通うスクールの卒業式でした。
うちの娘たちは卒業しないのですが、
開校当初からずっと在籍していた子たちの
巣立ちには、すごく感慨深いものがあります。
実は今の経営理念のルーツは、
このスクールの考え方にあるんですね。
このあたりはまた次に譲るとして、
ここから、今日の本題です。
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■以前の記事でも度々書かせて
いただいていることではあるのですが、
【自分の常識は、外に出ると
他人にとっての非常識】
ということが通常です。
逆に、他人にとっての常識も
自分にとっての非常識というもので、
こういった点においては、
【すごく興味深いものだな】
と個人的に感じてしまいます。
■そのようなことは当然経営においても
遭遇するというもので、
往々にしてスタッフとの関係や得意先
との関係、取引先との関係においても
言えることではないかと感じています。
スタッフに関しては、
やはりその都度対話をして、
【考えの擦り合わせをして、
双方に認識の齟齬がないか】
ということを十分確認した上で、
チーム一丸となって前に進むことが
必要なように思います。
■そして少し悩んでしまうのが
【得意先との関係】
ではないでしょうか。
よくあるご相談が、自社のサービスを
超えるサービスの提供を要求され、
【そのサービスが提供されないと
クレームに繋がってしまう】
といったようなこと。
これに関しては
【双方の認識の齟齬が出ている】
というもので、もしかすると
【自社が適切に商品やサービスの提供
できる範囲を伝えることができていない】
のかもしれませんし、
また買い手側に関しても、
【そのような状況を理解しようという
心持ちが足りていない】
ということも考えられるかもしれません。
■私自身も税理士として
よくあることなのですが、
何の契約もしていないのに、
【メールやチャットで
税務相談をしてこられる】
ということが、ごく稀になのですが、
あります。
そのようなことに関しては、
その時々の状況を加味してお返事
したりもしますが、
どうしても業務が繁忙な状態であれば、
当然、ご契約いただいているお客様の
税務問題の解決に最善を尽くさなければ
なりませんので、
その問い合わせ自体をスルーする
ことも実際問題あります。
■とは言え、よほどのことがない限り
そのようなことはしないというもので、
上述したように、
こちらの状況を何も考えず、
【一方的に無機質な形で送られてくる
問い合わせ】
に関しては、どうしても辟易してしまう
というところ。
これがまさに、
【自分の常識は相手にとっての非常識】
というもので、
私が常識と考えている部分と、
そういった形で気軽に相談をして
こられる人との
【認識のギャップ】
なのだろうと感じている次第です。
(誤解なきように補足しますが、
上記のことは本当にごく稀なことで、
契約も何もしていない状況からの
(普段なんのやり取りもしていない方
からの)
無機質な問い合わせを指しています。)
■そのようなことから考えると、
私自身も、
【そのようなサービスの提供ができる
範囲を的確に線引きする必要がある】
というものでしょうし、それを
【適切に情報発信していかなければ
ならないだろうな】
という感覚です。
弊所においてはそのような状況なのですが、
当然どの業種においても
そのようなことは起こり得るというもので、
こういったことを
「まぁ仕方ないよな…」
「そんなこともあったりするような…」
ということで終わらせないということは
かなり重要であると、私は考えます。
■どうしたら再発防止に繋がる行動になるのか、
といったことを適宜思索し、
その再発防止についての問いを立て、
【これを解決すべく経営において
どのような一手を打っていくか】
ということを考えることが、
かなり大切であるというわけですね。
■どうしても、なんとなくその時の環境次第で
右に左に流されてしまいがちなものですが、
こういった問題が起こったときにこそ随時
【どのように解決すべきか】
という問いを立てて、
【その問いを解決すべく動いていくことが
経営の一環として大切である】
ものと考えます。
■というわけで今日は、
【自分の常識は相手にとっての非常識】
という大前提に立ち、
【その常識と非常識のギャップを
埋めるために考えたいこと】
についてお話をさせていただきました。
経営の一環として、そのような
【問いを立てる習慣】
をつけ、適宜解決策を考えるように
しましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・商売をしていると、
【こちらの常識とはかけ離れた形で、
問い合わせをいただく】
ということが少なからずあるというもの。
・そのような状況は、どのような
背景か生まれているのかということを考え、
それを解決しないことには、
【モグラ叩きのように永遠に
その問題は出続ける】
というものであろう。
・そこで大切なのが、
解決策への問いを立てて、
【どのようにすればそのような状況が
改善されるか】
と考え続けることである。
・問題が出た際に問いを立て、
【即座にその問いの解決策を考える】
ということは、様々な経営の問題点を
解決する上で極めて重要であるため、
そのような経営の習慣をつけて、
チーム全体で問題解決に取り組むことにより、
経営の向上に資することを心掛けたい
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。