2024年12月3日足すのではなく【引く経営】を考えてみる
昨日はTEAM MURATAX(お客様の会)の日
でした。
今回は新たな方が加わったこともあり、
またいろいろな視点での学びがありました。
これから繁忙期に入りますが、
Zoom開催などに切り替えて、なんとか
継続していければなと思っている
ところです。
さて、本題です。
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■12月に入り、今年も残すところ
 あと1ヶ月弱となりました。
 今年の終わりを迎えるにあたり、
 今年の目標の達成具合はいかがでしょうか。
 場合によっては残り1ヶ月ほどで
 目標を見直し、
 改めて設定した目標に向かって進むことも
 できるかと思いますので、
ぜひ目標の見直しはしたいところですね。
■そんな中、
 目標達成のために利益を作っていく必要が
 あるということも考えられるでしょう。
 そのような際に、どうやって売上を伸ばす
 かということを考え、
 どうやって現状の事業を改善し、
 追加の売上を作っていくかという視点を
 持つものかもしれません。
■上述したことは、
 今の経営の状況に何かの要素をプラスして
 売上を作っていこうとするような視点
 なのですが、
 経営において大切なのはまず『引いていく』
 ことを考えることではないかと
 思う次第です。
 
■こういったことは
 以前の記事の中でも度々書かせて
 いただいていることではあるのですが、
 どうしても売上や利益をプラスにしよう
 とすると、これからやるべきことをも
 プラスしてしまいがちなのですが、
 
 実際のところ今の経営の状況は
 どうでしょうか。
■少なからず、経営のキャパシティーが
 いっぱいいっぱいになっており、
 追加に何かをするということは
 どうしても難しいということも
 あるかと思います。
そういった際にまず考えるべきが、
【現状の経営の要素で引けるものはないか】
ということなんですね。
 引くということはつまり、何かをやめる
 ということです。
 
■場合によっては、複数の事業を営んでいる
 こともあるかもしれません。
 そのような複数の事業を見渡した際に、
 採算の取れていない事業はないでしょうか。
 その採算の取れていない事業のテコ入れを
 するよりも、もしかするとその事業を
 思い切って撤退し、
 その撤退したことによりできたリソースを、
 より利益の上がる今の事業に注ぎ込んで
 いくと、利益が上がってくるかも
 しれません。
■大切なのは上述したような
 引くことなのですが、
 どうしても何かを追加しないといけない際は、
 『トレードオフ』という考えで、
 必ずその追加とともに、現状の要素のある
 ものをマイナスするということを考えるべき
 でしょう。
■上述したように、
 一般的な企業は今の状況で手一杯になって
 いるということが少なからず見受けられ
 ますので、
 そういったトレードオフの関係を意識して
 経営することは極めて重要ではないか
 と考える次第です。
 どうしても人間の欲望として次に次に
 という前のめりなさらに欲する感情が
 出がちなものなのですが、
 それは場合によっては毒薬にもなり
 かねません。
■本来的な経営を今一度俯瞰して、
 従来の経営において、多すぎる要素は
 ないかということを考え、
 多すぎる要素が見つかった際はそれを
 上手に引いていき、
 さらに経営のスリム化を目指すとともに、
 経営の効率化を目指していくことを
 心掛けたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・売上や利益を作ろうとする際、
 新規の事業などを企画して、追加の売上や
 利益を作るのが一般的ではないだろうか。
・しかしながら、経営全体を見渡した際、
 現状において採算の取れていない、
 または伸びが今後見られないような事業は
 ないだろうか。
・場合によってはそういった事業を撤退
 することにより、
 それにより空いたリソースを、より利益の
 上がる現状の事業に注ぎ込むことも
 大切かもしれない。
・大切なのは常に足していくことではなく、
 まずは引くことを考え、
 もし何かを足す必要が出た際は、
 その反面で必ず何かを引くという
 『トレードオフ』の考えを意識して、
 より経営のスリム化を目指し、経営の
 効率化を心掛けたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。






