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トップページ ブログ > 税務について > 今日はストレッチへ!「支出=経費」とならないものについて

2025年1月9日今日はストレッチへ!「支出=経費」とならないものについて

昨日書かせていただいた腱鞘炎のような
症状改善のためもあり、

今日はいつもお世話になっている
安永さんのストレッチに
行ってまいりました!

<ストレッチルーム smic【エスミク】>
https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000639784/

安永さんとは7年ほどのお付き合いですが、
すごくお人柄がよく、

安永さんがお持ちの人生観のようなものも、
すごくステキで大好きです。

さて、そんな元気な体になってからの、
本日の本題です。

==============

<1.事業所得における経費の誤解>

■事業所得に関して、所得税は売上から
 経費を引いた結果の所得にかかります。  
 
 事業を行っていると、日々様々な支出が
 発生し、その支出が経費として
 認められるかどうかを確認することは
 大変重要です。


■ただ、支出したものが必ず経費に
 なるわけではありません。  

 経費といえば支出で、
 支出があれば経費になるという
 誤解を持ちやすいですが、

 実際には「支出=経費」とならない
 ことが多いのが現実です。

 これを理解せずに申告を進めてしまうと、

 最終的に不正確な申告となり、
 後で修正が必要になる場合もあるので
 注意が必要です。


■その代表例が「借入金の返済」です。  

 多くの人が「借入金の返済をしているから
 経費になる」と考えがちですが、

 実際には借入金の返済は経費として
 認められません。

 これについては、借入金の入金時の
 会計処理を振り返れば理解しやすいです。


<2.借入金の返済は経費にならない理由>

■借入金が入ってきたタイミングでは、
  
 融資を受けたことによって得た資金を
 収益として計上するわけではありません。  

 もし融資を収益として計上してしまうと、
 それに税金がかかってしまいます。

 融資の目的自体が資金調達であって、 
 収益を得るためではないため、

 この入金を収益として認識しないのが
 正しい会計処理です。


■同じ理屈で、

 借入金を返済するタイミングでも
 経費にはなりません。  

 会計処理としては、
 借入金が入金された際に普通預金という
 資産が増え、これと同時に借入金という
 負債が増加します。

 そして、返済の際にはこの負債を
 減少させる処理が行われます。
 
 このプロセスにおいて、返済額は
 経費には計上されない
 ということに。

  <3.利息部分は経費として認識される> ■一方で、借入金の元金ではなく、  利息の部分は経費として計上できます。  利息の支払いは、「利子割引料」として  経費になります。  法人の場合は「支払利息」として経費  となりますね。  元金返済とは異なり、  利息は実際の事業活動にかかるコスト  として計上できるため、  経費として認められるわけです。 ■この利息については、  税務上で経費として計上することが  できるため、  事業所得を正しく計算するためには、   この違いをきちんと理解しておく  必要があります。 <4.分割払いの支払いも経費にならない> ■分割払いで購入した場合、  その支払いについても経費には  なりません。  10万円を超える備品などを分割払いで   購入した際には、    購入時に全額を資産として認識します。  しかし、その後の分割払いの支払いは、  あくまで分割払いの金額である  「未払金」を返済する行為に  過ぎないため、  その支払いが経費として認められることは  ないということになるわけです。

  ■会計処理としては、購入時に資産が増加し、  それに伴い未払金という負債が増加します。  その後の分割払いは、この未払金という  負債を減少させる処理となり、  経費とはならないことになるわけです。   ■これは、会計上の「支出」=「経費」という  誤解を避けるために理解しておくべき  ポイントですね。 <5.資産購入の場合の処理> ■分割払いで購入したものは、  購入時に資産として計上されます。  この場合、資産として購入されたものは、  減価償却を通じて次第に経費化されて  いくということに。    これは物理的な資産の価値が時間とともに  減少することを会計処理として  反映しています。 ■また、この資産購入に伴って増加した  未払金という負債が、その後の支払いで  減少することになります。  ここでも重要なのは、支払い時にはすでに  資産として計上されていて、  その後減価償却の手続きを通じて  経費化が進んでいくわけですので、  そのタイミングで再度経費計上することは  ないという点です。 <6.経費に認められない支出の例> ■借入金の返済や分割払いの支払いなど、  支出しているにも関わらず経費として  認められないものは意外と多いです。  これらは確定申告を進める際に誤って  経費として計上しないように、  十分に注意が必要です。  経費として計上できない支出を  誤って経費にしてしまうと、    申告が不正確になり、後で修正申告を  しなければならない事態に   なりかねません。 ■事業所得の計算を行う際、  これらの項目について誤解を避ける  ためにも、  経費に認められない項目について  きちんと理解しておくことが  かなり重要であるわけですね。 ============== 《本日の微粒子企業の心構え》 ・事業所得における経費計上には、  十分な注意が必要である。 ・借入金の返済は経費にならず、  利息部分だけが経費として認識される  ことを心得ておくべし。 ・分割払いで購入した資産も、その支払いの  タイミングでは経費にはならない  ことを認識し、正しい会計処理を行うべし。 ・経費に認められない支出について  しっかりと理解し、誤った経費計上を避け、  正しい確定申告を心掛けたいものである。 ============== 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

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