2025年5月27日経営者として考えたい【経営の美しい流れ】
今日もまだまだ3月決算の大詰め。 ただ、かなりゴールが霧の状態から 次第に目視できるようになってきたため、 ラストスパートで頑張っていきたいと 思います! …と言いながら、明日は東京出張です笑。 さて、本日の本題です。 ================== ■突然ですが、 経営はフルコースのようだと、 私は感じています。 もう少し詳しく言うならば、 経営には美しい流れがあり、 その流れをしっかりと仕組み化すること が重要だということ。 ■フルコースでは、前菜、スープ、 メインディッシュ、口休めのソルベ、 再度メインディッシュ、 最後にデザート、果物、コーヒーなどと 続いていきます。 この美しい流れが、 食べる人の飽くなき探究心を満たし、 飽きさせることなく食への欲望を 誘導していくように思うところ。 経営においても、これは例外ではなく、 このように一貫した流れを 作り上げることが大切だと 私は思う次第。 ■真のフルコースは、上述したように、 お客様の立場に立って考えられた サービスであるように思います。 では、自社の商品やサービスは、 しっかりとお客様の立場に立って 考えられて作られているでしょうか。 少なからぬ場合、 自分が提供したい商品やサービスと、 お客様が本当に求めているものは 異なっていることが多いです。 また、商品やサービスの提供が単発で 終わるのは、 経営として避けたいこともでもあります。 ■LTV(顧客生涯価値)を最大化する 経営において大切なのは、 LTV(Life Time Value)を最大化 することです。 <顧客生涯価値-Wikipediaより>
LTVとは、お客様が一生涯にわたって あなたの商品やサービスを どれだけ購入するか、という 生涯生産価値を指します。 ひと度お客様になっていただいた方に、 いかにして長期にわたり価値を提供し、 より多くの商品やサービスを 購入していただけるかが重要で あるわけですね。 ■そして、上述したように、 自分が提供したい商品やサービスと、 お客様が真に求めているそれとは、 少なからぬ場合、異なっているというもの。 そのようなことをまず念頭に置くことが 大切です。 私たちのような税理士業務で言えば、 税理士は当然税務の専門家ではあるものの、 その税務的な相談をするために、 税理士はお客様にとって話しやすい存在 であることが大変重要です。 逆に言えば、その話しやすさがなく、 信頼関係が生まれないまま、 お客様の本来的な悩みを聞こうとしても、 お相手であるお客様は心を開けず、 本当に困っていることを話すことが できない事態に陥っている ということが、少なからず見受けられます。
■そのようなことから、 税理士は税務の専門家ではあるものの、 それ以前に求められているのは 何事も相談しやすいパートナーとしての 税理士の存在であり、 そのことにフォーカスした仕事を することにより、 税務以前の人と人とのつながりを お互いに感じることができ、 結果として税理士としての役割を 果たせるということになるわけです。 ■こういったことについては、 お客様は税務のサービスのみを 希望していると考えがちなのですが、 真に求めているものは、 上述した税理士への話しやすさであり、 これが失われている状況下においては、 真のサービス提供をすることなど、 到底難しいものであると考えられます。 ■私自身、経営を進めていく中で このことに気づいたわけですが、 こういったことは行動を重ねない ことには気づかないというもの。 そのような点において、行動を重ね、 試行錯誤を重ねて、 お客様の立場に立って考えた際、 真に求められる商品サービスとは どんなものだろうか、 ということを考え続けることが 大変重要であると言えるでしょう。 ■その先に、上述したLTVの最大化などが 達成できるものであるため、 まずは原点に立って、 真にお客様が求めているものは どんなものなのだろうか ということを思索し、 経営者としてのベース固めを していきたいものです。 ================== 《本日の微粒子企業の心構え》 ・お客様が求めている商品やサービスの効能と 売り手側が提供しようとしているそれとは、 少なからぬ場合、大きく乖離している ことがある。 ・そのようなことから、 お客様が真に求めている 商品サービスを追求すべく、 日々経営者として思考を重ねることを 怠らないようにしたいところ。 ・同業他社との競争になりがちであるが、 このようなことに気づき、本来的に お客様の立場に立って考えることが できれば、自然と競争から 抜けることができるものである。 --------------- 今日も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。