2025年9月28日私の過去記~税理士事務所への就職での学び
さて、今日は日曜日ということで、週一の恒例となっている(?)私の過去についてのお話をしてみたいと思います。
前回は両親が離婚したこと、そして税理士試験の登竜門となる2科目に合格したものの、その後、順調さが消えてしまったということ、そして初めての税理士事務所へ就職したというお話をさせていただきました。
<2025年9月14日私が「税理士の門を叩いた」過去の話>
https://muratax.com/2025/09/14/9398/
<2025年9月20日【壮絶なオトナの世界】に翻弄された過去>
https://muratax.com/2025/09/20/9419/
今日は、その税理士事務所での仕事についてのお話をしていきたいと思います。
初めての税理士事務所への就職
まず、私が就職をしたのが24歳の頃だったかなと記憶しています。
丸一年は、先日の記事でも書かせていただいた、とある施設にボランティアとして入っていましたので、実際の就職は、世間一般より一年遅れだったというところなんですね。
その中で、全くの未経験ですので、「とにかく仕事を探す!」というところから入りました。
その結果、とある個人事務所に就職したのですが、当時の初任給が13万円だったことは、今でもよく覚えています。
そして、求人票に書かれていた賞与は0.1ヶ月分ずつ夏と冬に支給されるということで、13万円という基本給からすると、その0.2ヶ月分で26,000円が年間のボーナスだったんですね(驚愕)。
ただ、私は全くの未経験ということ、そして実家暮らしでもあったため、生活は苦しかったものの、それなりに生活はできていたというところですので、13万円も実務経験を積むためのものと考え、そこまで考えずに就職したことを記憶しています。
職場での理不尽な試練
そして、就職して最初の試練が、その事務所には13歳ほど年上の女性の方がいらっしゃったのですが、その方から新人ということでか、目の敵にされ「ウ〇コ」と呼ばれるようになったんですね。
今では冗談にもならないようなこと(というよりイジメ?)と感じるものですが、その当時の私は税務のことなど全く知らない超ド素人でしたので、「税理士事務所って厳しいんだなぁ‥」と思いながらも、なんとか耐えながら頑張っていたような感覚です。
とはいえ毎日「ウ〇コウ〇コ」と呼ばれているようでは、どうしても気が滅入ってしまうというもので、結果としてその事務所を2ヶ月ほどで退職することになります(涙)。
ただ、これは世の中や社会の厳しさを知ったという点では良い経験だったなという感覚です。
次の事務所で学んだ6年間
その後、2ヶ月ほど税理士試験の勉強に専念しながら、就職活動をしていき、その退職した年の翌年1月から、その次の事務所に就職させていただくことになりました。
すごくアットホームな事務所で、6年ほどの勤務だったかと思いますがその事務所の経験を通じて、ゼロからいろいろな勉強をさせていただいたなという感覚です。
当時の私は、過去(今もかもしれませんが汗)全く常識がない人間で、週3回残業がある日に晩御飯をみんなで食べるのですが、先輩の皆さんが質素なものを注文している中で、私だけがうなぎを注文したという、なんともイタイ経験がありました。
(今考えると凍りますね笑…)
よく先輩が温かい目で見てくれていたものだなと、感謝の気持ちでいっぱいです笑。
新人のクセに、事務所にあるせんべいをモリモリ食べて、机でうたた寝をしているなど、本当にどうしようもない人間でした(洪水汗)。
当時の私は本当に税務のみではなく、社会人の常識もありませんでしたので、朱肉で印鑑押すところを、赤いスタンプで押印してしまったなど、いろいろと迷惑をかけてしまったことも(照)。
過酷な繁忙期と人付き合いの経験
そして、日々の業務としては、事務所全体が残業をして仕事を終えるというムードでしたので、毎日残業をして帰っていたという感覚です。
特に、2月や3月の確定申告の繁忙期については16時間労働になっていることもあり、その時は心身ともに疲弊してしまい、全くお酒が飲めない私が、週末の夜中にブランデーを飲みながら、DVDで映画を観て涙を流しているという、なんともカオスな状況が続いたことも、今となっては良い思い出です(今思えば、きっと壮大に病んでいたのでしょう)。
その事務所勤務の中で、お客様とのやりとりも相当数させていただき、中にはかなり厳しく嫌がらせのように接せられたこともあったのですが、そういった人付き合いの経験も本当に貴重な経験になったなという感覚です。
仕事と試験勉強の両立の日々
その中で税理士試験の勉強もしていましたので、昼休みはもちろんのこと、お客様のところへ移動するタイミングでも、弁当を助手席に置いて運転をしながら、信号待ちで弁当を頬張って、税理士試験の教材を広げて条文を暗記して、その次の信号までそれを頭の中で唱えながら運転をするというような生活をしていたんですね。
(慌てて口の中を噛んで流血していたことは数知れず…笑)
そして、土日には北九州に住んでいた私にとっては遠方である天神まで出向いて、専門学校でほぼ終日勉強をしていたような生活でした。
当時は「とにかく勉強しないと!」ということで、多量の重たい教材をリュックに詰め込み持っていき、あまりに肩コリがひどくなり、マッサージに向かって勉強する時間を台無しにしていた…などというイタイ思い出も笑(ただのアホですね笑)。
そのような生活が6年間ほど続いていたかなという感覚です。
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というわけで、今日は税理士事務所に就職してからの経験について記憶を呼び戻して書いてきました。
ここに書いたことはほんの一部ではあるのですが、
このようなことを思い起こすと、本当にいろいろな辛くも良い経験をさせてもらったなという感覚です。
また来週、この続きを書いてみたいと思いますので、またお付き合いいただけると嬉しく思います。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。