2019年9月18日山ちゃんから学ぶ、経営の展望
ここ最近、通勤で毎日歩いているのですが、
Googleマップの時間で行くと徒歩で1時間7分。
最初歩いたときにはちょうど1時間でした。
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
さらに、信号が変わりそうなタイミングで、少し小走り気味で信号を渡りきった場合、その信号はあえて見過ごして、その次の信号までダッシュをしてみたり…
そうすることによって、55分になったり53分になったり。ある日はすべてのタイミングが整ったのか50分で到着した日も。
1.お笑いこそ、【お客様の立場に立っている】
話は変わるのですが、昨日、お笑い芸人南海キャンディーズ・山里亮太さんの【天才はあきらめた】という本を読みました。
お笑いというものは本当に奥が深いもので、裏側がどうなっているのかを知りたいという思いから手に取ってみたのですが、
結果として大変多くの学びをいただくことに。
お笑いのステージで完敗した時のことだそうなのですが、先輩に対し、
「どうしたらああゆうネタができるんですか?」との問いに、
その先輩は
「自分が客席にいたとして、その自分が見て笑うものをやっているだけ」と返してきた、とのこと。
要は、自分があたかも客席にいるお客さんに幽体離脱しているかのように、そのお客さんの立場に立った時に本当に笑うであろうネタをやっている
ということでしょう。
これこそが、以前より私が述べている【お客様の立場に立って】ということ。
やはりこれはどの業界でも共通なようですね。
2.仮説→検証の繰り返しが効果を生む
また、こういったお話も。
『ただ全く同じものをやるのではなく、いろいろなマイナーチェンジを加えた。
一つのくだりに、単純にボケの候補を50個作って全て試して、一番ウケたやつを残すという入れ替え戦のような形でやっていたり、
ツッコミのフレーズもいろいろ試したり、ある程度ウケるものが固まってきたら、ネタ内容は全く一緒だが、ボケを言ってからツッコむまでの時間を長くしてみるという細かいことまでした。
ノートのなかのネタの横には、ツッコむまでの秒数とそれのウケの量を書いていた。
毎回、ライブが終わるたびに取捨選択の作業、そしてそれをノートに書く。
そのときに思いついたボケは次の舞台で入れてみる。
そして反応を見てそれを固定化する。その繰り返しだった。
こういうノート、この前数えたら前のコンビからのものを入れて100冊近くあった。』
お笑いの舞台裏に、このような地道な努力と膨大な作業が存在するなどということは、想像だにしないことでしょう。
裏を返すと、このような動きがあってこその、本番の舞台。
これを怠ると、成功することなどはなかなか難しいのでしょうね。
3.異業種こそ、経営のヒントがたくさん
経営においても、やはりこれと同じようなことが。
SNSの投稿や、広告などに関して、ABテストなどと言われるように、少しテストをしてみて反応を見る、などという試みはどうしても必要となるものです。
私自身もFacebookを通じて、写真を入れなかったり、1枚、2枚、3枚入れてみたり、本文にウェブサイトのURLをくっつけてみたり、コメント欄にくっつけてみたり…
いろいろと緻密なテストをやっています。
やってみたからこそわかるものがあり、それがまた次の動きに出てくるわけで、
結果としてそのような積み重ねが、ビジネスにおける取引の成約となっていくものです。
今回は、この山里亮太さんの天才はあきらめたという本をもとに、経営を考えてみました。
このように経営のことを思索するにあたって、全く異なる業界からのヒントというのは、
すごく抽象的なものではありますが、自らのビジネスの具体的なレベルに落とし込んでいくと結構応用が利くもの
です。
こういった、一見経営とは無関係な本を読むことなどという取り組みも、たまには必要ですね。
さぁ、明日はどの道を歩いて、より早い時間を目指そうかなぁ・・・